ら~めん「ぽっぽっ屋」兜町店で つけめん味付玉子スープ割り

poppoyya2.jpg 気が付けば1年以上のご無沙汰です。 雨のそぼ降る蒸し暑い日にはつけ麺系のお題を求めてしまうもの。 「油めん」と迷うまま「つけめん」と「味付玉子」のボタンをポチポチっと押しました。 野菜増しで、ね。
元々がぼそぼそとした太麺が、どんぶりの上でひと廻り乾いたようになり、ぶちぶちと切れてしまうところも多い。 つけ汁は、背脂が浮いてはいるものの意外やあっさりとしたもので、甘さを誘ってくる。poppoyya2_01.jpg躊躇なく啜り、スープ割りをいただき飲み干して、ひとごごち。 悪くはないけど、「ぽっぽっ屋」らしさを味わうにはやっぱり「らーめん」だなと振り返る。 気になっていた「らーめん屋のカレー」は、さらなる味の進歩を求めてお休み中とのことです。   「ぽっぽっ屋」兜町店 中央区日本橋兜町11-11 03-3664-1416 [閉店]
column/01024再会

築地「青空三代目」で 丸椅子で穴子丼のブッキラボウ

aozora.jpg草臥れた様子の店舗が多く残る築地場外で、比較的新しい佇まいをみせる「青空三代目」。 築地創業80年の魚屋三代目と老舗江戸前寿司店の三代目とのコラボレーションにより生まれたお店のようです。 カウンターでにぎりをいただくのが本分かとは知りつつ店先の丸椅子に座り込んで、鮪メニューを横目に「穴子丼」をお願いしました。
ぱっと見て漬物数種がご飯の上に載っているのがとりあえず気に入らない(笑)。aozora01.jpg食べ難いから分けて欲しいのです。 そして、べろんと無造作に載せられた2体の穴子。 ふんわりと云うよりは、くちゅっとした柔らかさの身とあっさりしたタレ。 決して不味いということはないけれど、どこかブッキラボウな印象が残る。 河岸の飯はこんなもの、ではないはず。ふ~む。 やっぱりにぎりをいただくのが、「青空三代目」の醍醐味なのかしらん。 「大トロ炙り丼」や「アワビ丼」2,800円が話題らしい。 ふ~む。 「青空三代目」 中央区築地4-13-8 03-3541-1055 http://www.aozora3.com/
column/01555

Public House「Triple Crown」で ARDBEGクラッシュアイス

triplecrown.jpg蕎麦「織田」の前を素通りしてそのまま進んだ東山のひっそりとした界隈に「Triple Crown」はあります。 芸能人が屯するような閉じた印象のファサードではなく、比較的大らかそうな間口に扉を押し開きました。 ウッディなインテリアで、英国風パブというよりは、軽井沢のプチホテルのバーコーナーに訪れたような雰囲気だ。 カウンターの一番奥に案内され、 眼に留まった「ARDBEG」をクラッシュアイスでいただく。
店主に「地元の方ですか?」と訊かれる(笑)。 やはり、界隈の酒好きが集まるお店のようです。 「Triple Crown」 目黒区東山1-9-11 03-3714-8282  http://pub.pub-triplecrown.com/
column/01554

焼鳥「鳥よし」で つくねわさびしろたまねぎうずらればちょうちん

toriyoshi_naka.jpg こんな蒸し暑い月曜日にもつ鍋「鳥小屋」が満席ってことはないだろうと勝手に高を括っていたら、予約叶わず。 要予約のお店は、その日の天候に関わらず混み合っているのですね。 ここも恐らく満席だろうけどモノは試し、と予約のできない店「鳥よし」に暖簾を訪ねると、 幸運にも席が得られました。
お任せにはせずに、思いつくまま「つくね」「わさび」「しろ」「たまねぎ」「うずら」あたりを芋のお供で。 鮮度が清冽にも感じさせる「れば」に唸る。 「ちょうちん」を卵黄の部分から咥えようとしたら、ぷちと弾けて豊かなコクとなって口の中に広がる。 皿に落ちた黄身の残りを舐めるように身の方につけて、いただいてしまう。いいね。 りっぱな値段設定をされながら貧相な焼鳥を喰わされてがっかりすることもある考えれば、寿司店ばりに値段表記がなくったって、断然ここの方が安心だね。 西麻布をお邪魔すれば3店制覇です(笑)。 「鳥よし」中目黒店 目黒区上目黒2-8-6 谷島ビル1F 03-3716-7644
column/01553

割烹「唐井筒」で かれい揚げおろし衣の香ばしさと汁の旨味

karaitsutsu.jpgすっぽん料理をメインに据えた割烹「唐井筒」。 予算的にもそうそうご縁のなさそうな敷居の高く思えるお店でありながら、お昼時には価格を抑えた定食を供していると聞いて、早速お邪魔しました。 既にほぼ満席の店内の客筋は、なかなかに年齢層が高く、落ち着いた風情をみせています。 白木がL字に組まれた8席ほどのカウンター席へ。
目当ての「かれい揚げおろし」をお願いしました。 7割方の注文がその「かれい」に集まっているようで、厨房の鍋では絶え間なく揚げものの音がしています。 しっかと揚がった身を解して、大根おろしを含んだ醤油汁に浸し、口へ運ぶ。karaitsutsu01.jpg衣の香ばしさと旨味しっかりの汁とがかれいの身の風味と渾然と昇華して、旨い。 1500円以上の値付けがされてあっても不自然には映らないな。 隣のご婦人は、「すっぽん雑炊」を注文。そちらもなんだか美味しそうだ。 ところが、味をみる前に塩がほしいと云い、ふた抓みほど入れてしまった。 よく、ラーメンのスープをひと口も啜りもせずに胡椒をかけまくるヤツがいるけど、それと同じに無作法な所作だよね。 「唐井筒」 中央区銀座7-6-19 ソワレド銀座弥生ビルB1F 03-3571-0755 http://www.santomi-group.co.jp/
column/01552