米麦粟黍豆酒「五穀家」日本橋本店

gokokuya.jpg茅場町駅の出口から台風の余波で降り始めた雨の中を 一瞬走る。そのまま階段を降りて「五穀家」の扉を引きました。意外に広い店内の、厨房を囲むカウンター席へ。オープンキッチンの臨場感を正面にし乍ら、気になる品書き目白押しのメニューに悩むのも楽しいね。まずは「茄子と鶏つくね焼き」。茄子とつくねは当然よく合う。ありそうで見かけない組み合わせだね。程よい脂が甘く香る「銀むつの柚庵焼き」。創作系では定番の「海老とアボガドのマヨネーズ和え」も、厭味のないすっきりした味で供されます。まろやかな印象の鹿児島「黒壱」に続いて呑んだ「1984地中海浪漫」が面白い。なつめやしを原料とした焼酎で、ボディのしっかりした、そして独特の香りの芳醇な一杯。なかなかな珍品のよう。そして佐藤酒店の「原露」は、ウォッカのような飲み口の44度。効くね~。奇を衒わない実直なアイデアと見受ける多彩な創作料理たちに接する次の機会は、いつになるかなぁ。 「五穀家」日本橋本店 中央区日本橋茅場町1-9-2稲村ビルB1 03-3639-3155
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