中国粥店「謝甜記」本店

shatenki.jpg山下町交番近くの「謝甜記」には、何度もその前を通りながらお邪魔する機会がありませんでした。みなとみらい線開通後初めての元町・中華街駅からアプローチ、気取らない食堂風の店内へ。「時菜炒牛肚(モツ野菜炒め)」をあてにしてビールを少々。そして目的の粥を「皮蛋痩粥(ピータンスタミナかゆ)」で。別皿の醤油と葱を回しかけてひと混ぜ。程よい塩加減で、ぶつ切りのピータンがアクセントになってなかなかイケル。さらっとした粥ではなくて、コクさえ感じる仕上げです。満腹。特に臭みを感じるところもないので香菜が必要とは思えないけどね。帰りには近くの「江戸清」で「ブタまん」を仕入れて。 「謝甜記」本店 横浜市中区山下町165 045-641-0779
column/01133

中華そば「つしま」で 中華そば全部入りとんこつベース魚介の香り

tsushima.jpg浅草は観音通りのアーケードにある中華そば「つしま」は、環七の人気店「田中商店」が別名で展開している店だという。 未食なままな「田中商店」は、博多長浜ラーメンを王道でいくようなラーメンと聞く。 そんな予備知識で暖簾をくぐると、豚骨の匂いよりも魚介系の香りがしてくる。
カウンターに届いた「中華そば全部入り」のスープは、如何にもの長浜とんこつとは全く方向の違う、魚介の味わいと香りの下をとんこつのがしっかりと支えているもの。tsushima01.jpgうん、いける。 地縮れのない中太の麺もしゃっきりもっちりしてよろし。 脂っぽくないくせにハラリと蕩けるチャーシューもいい。 小ぶりの丼の食べにくさが難点も、「斑鳩」に感じたに近い満足を得られました。 「田中商店」にも行かなくちゃ。 「つし馬」台東区浅草1-1-8 [Map] 03-5828-3181
column/01120

中国料理「大勝軒」で 移転後しばらく鳥そばスープの優しさ甘さ

taishoken2.jpg八丁堀平成通り沿いの、 その後「四川食洞」が入るビル地階から、 新川に移転してしばらく。 新しい「大勝軒」の店構えは以前と全く違うものの、 なぜか何某かの懐かしさを感じさせます。 螺旋階段の先には昇らずに、手前のテーブルで「鳥そば」をお願いしました。
あ~、そういえばなんかこんなスープだったなぁ。 コッテリした脂っぽさがなく優しげで、兎に角甘い。taishoken2_01.jpg鳥がらに野菜の甘さが強烈に煮出されたようにも思うけど、化学調味料の賜物のようにも思える。 はてさて。 細打ちでもくちゃっとしない麺は○。 もうちょっとトッピングのあんにボリュームがあれば嬉しいな。 「大勝軒」の創業は大正3年、日本橋浜町でのことらしい。 界隈で90年に及ぶ歴史を刻んでいたのですね。 「大勝軒」 中央区新川1-3-4 [Map] 03-3553-1058
column/01117