French Barbecue 「Vinpicoeur」で 炭火眺めつワインくぴくぴ

vinpicoeur.jpgフレンチ・バーベキュー「ヴァンピックル」。
あのワインハウスの人気店「AUX AMIS DES VINS」の姉妹店で、炭焼きの料理をワインでいただこうというコンセプトのお店です。
奥に伸びるカウンターがメインの、思いの外こじんまりした店内。
目の前で焼かれているスペアリブに感心しつつ、「自家製ハム巻きアスパラガス」「江戸前穴子」「吉田さんの豚の串焼き」「7種類のキノコのマリネ」などなどを。
ワインがすすんじゃうね~、とくぴくぴ。
結局赤を2本いただいて、カラダの重い翌朝を迎えたのでした。
「炭焼玉子」が品ギレだったのも心残り。
また行こう。

「Vinpicoeur」銀座
中央区銀座4-3-4 銀座屋酒店2F [Map] 03-3567-4122
http://www.auxamis.com/

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おでん・季節料理「江戸源」で おでんと老舗酒場の風情ひたひた

edogen.jpg世間的には給料日後っていう環境なのか、様子を伺った店々が満員御礼状態。 で、あてどなく歩いた数奇屋通りに見つけた「おでん」の文字に暖簾を潜ってみると、空席あり。 カウンターの隅へ。 如何にも「カントダキ」っぽい(?)醤油の色味のしっかりした鍋からの定番の品々は、銀座にあって全品150円也。 瓶ビールを運んでくれたおばーちゃんの「ほれ、取って」とか「栓抜いてあげよっかね」とかのブッキラボウさ加減が下町っぽくて、反って和めます。 昭和30年創業という老舗な酒場は、古びた風情ひたひた。 銀座の真ん中にいることをふと忘れてしまいそうです。
「江戸源」 中央区銀座7-2-10 03-3571-1467
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蕎麦「如月」 で開店日の蕎麦屋の酒肴たち

kisaragi.jpg料理屋「よしだ」が閉店したあと、 外装も若干手直しがされて蕎麦店の看板が架ったので、「へー、そば屋になったのね」と思っていた。 ところがたまに前を通りかかっても、営業している雰囲気がない。 開店しないまま潰れたのかと世知辛い世の中に思いを馳せた矢先、袖看板に明かりが入っているのを発見。 恐る恐るその暖簾を潜りました。
聞けば、身内への披露の前日を除けばこの日がオープン日。 お祝いの生花も飾られていました。 お品書きを開いてちょっとびっくり。 酒肴にも工夫をこらした蕎麦屋が多い昨今、 そば以外に6~7品ぐらいしかメニューがない! 開店直後の状況なかかな。それともそういう渋い蕎麦屋の路線なのでしょうか。 あれこれおねだりしてみると応じてくれて、メニューになかった「焼き海苔」とか「鱈子の煮付け」とかを肴に呑み進む。 同じくメニュー外の「山葵漬け」「山葵の味噌漬け」はなかなかイケる。kisaragi01.jpg徐々にでもラインアップ、充実してね。
「如月」 中央区八丁堀2-22-2 03-5541-5667
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つけそば「ぢゃぶ屋」恵比寿店で ゴリゴリ印象平打ち麺つけ麺

jyabuya.jpg思えば珍しいつけ麺の専門店。 UFJ銀行ある五叉路を斜め左に渡った路地に奥に細長い、カウンターのみの店を構えています。 券売機で醤油のつけ汁に冷たい麺、半熟玉子と海苔のトッピングをチョイス。 近頃定番の節の香りの利いたつけ汁だな、との予想に反して、塩辛いたまり醤油のようなタレがすべての味を占めたつけ汁。
平打ちの麺は、中華の麺というよりは、パスタの領域にあるんではないかと思わせるコシの強い麺。 シコシコといえば聞こえがいいけど、極端に云えばゴリゴリって印象。jyabuya01.jpg そこで頭に浮かんだのは滝野川の「大勝軒」。 絶妙の茹で具合の麺に豚骨のボディに節の香りの添えられたつけ汁の採り合せが、良かったもの。 「麺のコシ」がエスカレートしてしまった典型的な事例かもしれないな。 そういえば、再開を予定しているという旗の台の店はいつ開くのでしょう。 「ぢゃぶ屋」恵比寿店 渋谷区恵比寿1-7-3 第一協栄ビル1F 03-5420-0647
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ちゃんぽん皿うどん「二代目 長崎楼」で引き継ぎ移転のちゃんぽん皿うどん

nagasakiroかつて日本橋室町の裏路地に行列をつくっていたちゃんぽん・皿うどんの店「日本ばし長崎楼」。
消防検査には合格しそうもない老朽化した雑居ビルの狭い階段の先の地階にあって、力士まがいのあんちゃんが汗をかきかき大鍋をかき回している光景が印象深い。
店主の顎鬚もね。
多種の魚介や野菜、練り物などなどが入って、だしの利いた独特のあんが癖になって、けっこう頻繁に寄っていました。

その「長崎楼」が突如なくなって寂しい思いをしていたら、どうもその息子さんが同じ室町で店を引き継いでいるとのこと。
店構えは以前よりはこじんまりとしましたが、いただいた「皿うどん竹」、略して「皿竹」は、ほぼ変わらぬ味で一気に食べてしまうほど、旨い。nagasakiro01独特の風合いの麺にちょっとずつ芥子をからめながらね。

先日の「皿うどん竹」に引き続いて今日は、往時を懐かしむ面々ととも「ちゃんぽん」を戴こうとまたまた室町までやって来ました。
地階への階段を降りると既に4~5人の空席待ちの列が出来ていました。
空腹の余り注文んだ「ちゃんぽん梅」略して「ちゃん梅」は、つまり大盛りちゃんぽん。nagasakiro02ちょっとスープが塩っぱかったものの、かん水を使うラーメンの麺とは違うプッツリとした麺と合わせて、これまた他では味わえない独特なる一杯が健在でした。
以前の店では、関取のタニマチだったらしい店主の引き合いか、ちゃんこ番の如きおデブが大粒の汗を鍋の中へも滴らせているようで、その店を忌み嫌う人もいたけれど、二代目の店はその心配もありません。

「二代目 長崎楼」
中央区日本橋室町2-3-14古河ビルB1 [Map] 03-3211-3076

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