「焼鳥串焼きオヤジ系」カテゴリーアーカイブ

親子丼鳥めし「鳥藤 場内店」で迫る築地閉場しゃも親子鳥めしチキンキーマ親子カレー

いよいよ閉場・移転の期日の迫ってきた築地市場。
つきじろう師匠のように早朝より訪れることはなかなか出来なかったけれど、おひる時には時折足を運んで、今日はどこへ顔を出そうかと思案を巡らす。
思えばそんなことをずっと繰り返していました。

築地最大の組合と云われる東京魚市場協同組合、
東卸会館の壁の文字。なくなってしまうとなると、
こんな積年を思わせる風景もひとつの情景になる。

魚河岸横丁8号館と9号館の間の横丁。改めて眺めると雨避けのテント地はすっかりなくなっていて、
その上からポリカの波板を載せている。
老朽に対処しつつ、
食堂機能を維持し続けてくれていたことが偲ばれる。
その一角、元「たけだ」の場所にあるのが、
親子丼に鳥めし、
また場外の分店でもお馴染みの「鳥藤 場内店」だ。

2016年当時の壁のお品書き。「水炊き定食」を筆頭に11時までの「朝定食」、
追加の品々が並んでた。

そんなある日のおひるには「しゃも親子丼 もつ入り」。軍鶏肉の弾力と滋味。
半熟具合も絶妙な旨味の濃い玉子との掛け合わせに、
モツ独特の風味が輪を掛ける。

これぞ「鳥藤」の本懐だ!と叫びつつ(笑)、
「水炊き定食」をいただいた後暫くして、
やっとこ11時前に訪れてびっくり。「朝定食」2品の上に白い貼紙がされてしまっている。
そして、店頭にはイーゼルに載せた写真つきメニューが、
掲示されるようになる。
休止メニューがある一方で新たなメニューが加わったのは、
場外に開設された「築地魚河岸」の店舗との兼ね合いが、
あれこれあったのだろうと想像しています。

「鳥藤」のアジアめしシリーズのひとつ「チキンキーマカレー」には、
澄んだ旨味の蒸し鶏の身がたっぷり。「とり竜田揚げ定食」の竜田揚げは、
揚げたてのところを齧りつく醍醐味が存分に愉しめる。
例によって火傷に気をつけながらね(笑)。

皮目も旨い漬け焼きの鶏の身に、
そぼろにぼんじりなぞの身との贅沢な三色丼が、
「鳥藤」の推す「鳥めし」。温玉の黄身のコクとともにぼんじりを堪能したい時には、
「ぼんじり温玉丼」なんて手もある。

2017年のいつ頃からか、
店内には額装新たな品書きが掲げられた。此処での「朝定食」の復活は、
最早ないのだとそう宣言しているようにも映ります。

半熟の親子丼をシャバシャバのカレーに浮かべるなんて、
これまたそりゃズルい「親子カレー」。カレーソースにしっかりと鶏スープの出汁が湛えられているのは、
云うまでもありません。

そんな自信漲るスープを用いた新機軸が「鳥藤」の麺類。
その名も「水炊きそば」のデフォルトは当然、塩仕立て。
美しくも滋味たっぷりの一杯だ。肉増し可能な「水炊き担々麺」や「水炊きカレーそば」、
「親子そば」なんてのもラインナップしております。

創業明治四十年、鶏肉鴨肉を扱う卸専門店 鳥藤が営む、
親子丼鳥めしの店・築地「鳥藤 場内店」が間もなく暖簾を下ろす。「こころのこりの親子丼」が心残り。
でも、場外には「分店」もあれば「魚河岸食堂店」もある。
豊洲新市場の水産仲卸売場棟3階の飲食店舗フロアにも、
出店が予定されているようです。

「鳥藤 場内店」
中央区築地5-2-1 魚河岸横丁8号館 [Map] 03-3542-7016
http://www.toritoh.com/

column/03755

やき鳥「まさ吉」で越の鶏の名焼鳥抱き身低温調理特製鶏焼売絶品鶏中華そば

masakichi日記を捲るとそれはもう、5年以上も前のことになる。
きっとまだ、地下化した目黒線の跡地の整理事業を進めている最中だったのではないかと思われるそんな頃。
線路跡の空地に面した、鰹節鯖節の「ボニート・ボニート」の前を通り、その先を右に折れて天ぷら「ハトヤ」の店先の表情を横目で眺めながら商店疎らな通りを往く。
往時の築地王と今や師匠となったつきじろう氏なぞと集ったのが、やき鳥「まさ吉」なのでありました。

店先のショーケースには、
大小の福助人形が並んでる。masakichi01二体のコケシを両脇に従えて置かれた色紙にはこうあります。
当店は、新潟県産銘柄鶏”越の鶏”、
野菜にもこだわり、100%海水塩を使用。
調理上での化学調味料添加物は一切使用していません。

予約の名を告げるとカウンターの背中を通って、
ズズズイッと奥のテーブルへと通される。
いつぞやもこのテーブルだったことを思い出す。masakichi02生麦酒とかノンアル麦酒とか、銘々の呑み物のお供の口開きは、
茹で玉子部分もたっぷりの「ポテトサラダ」から。
何気なくも重ねた研究の成果のようにも映る、オツ具合であります。

「おまかせ串焼き五本セット」をお願いして、
迎えた串は、ささみ焼きの「わさび」。masakichi03ささみとおろし山葵の相性の良さは云うまでもなく、
丁寧に包丁した様子のささみの鮮度と、
レアな焼き口に早くも小さな悶絶が始まります(笑)。

黒板のおすすめメニューからお願いしたもののひとつが、
「ダキ身低温調理」なる逸品。masakichi04ダキ身というのは、鶏の胸肉のことを指すらしく、
特に鴨について云うらしい。
両羽で抱くような部位だから”抱き身”というのかな。
流行の続いて定番になったであろう低温調理が、
成る程もっとも適した料理方法なのだとブンブン頷く。
しっとり上品な旨味を意外と濃密に内包した美味しさなのであります。

二本目の串が「せせり」の串。masakichi05ネックとも呼ばれ、希少部位のひとつとも云われる、
せせりも此処では通常メニューのカテゴリー。
独特の歯応えとくっきりとした旨味がいい。

「特製鶏シュウマイ」は、菊花スタイル。masakichi06細切りの皮に包んだたっぷりとした鶏ミンチはきっと、
仮に端肉も使っているとしてもつくねあたりと同等のもの。
熱々をいただけば、
ハフハフしながらただもう頷くばかりでございます。

銘柄が特定されていことは、
二本の串を包んだ「つくね」にも一層の完成度感を与えてくれる。masakichi07脂が過ぎることなく、凝集した滋味が解け出します。

ちらっと覗いた厨房の先では焼き台からの煙があがる。masakichi08炙られ焼かれ刻一刻と変化していく、
串たちの表情と瞬間をじっと見守る背中を頼もしい。

艶めかしき「レバー」は生のままでもいけそうだと、
鮮度の良さを思わせる。masakichi09炙って自らを薄く包んだ表面の儚さと、
噛んですぐさま溢れだす大胆さに、また唸ります。

いただいたお酒は、
純米「風の森」キヌヒカリ。masakichi11旨みが明瞭ですっと呑み易い。
鶏の串たちを引き立ててくれるお酒でもありそうです。

「つなぎ」というのは、
鶏の心臓と肝臓をつなぐ大動脈あたりのものだという。masakichi12ハツを処理するときにきっと、
上手に切り分ける所作が必要なんじゃないかと思う希少部位。
細かい手間が掛かっていることでしょう。

「ふりそで」はといえば、
手羽元と胸肉の間を云うらしい。masakichi13ジューシーでいて上品な感じに、
妙に得心のいった気分になります。

そして「おたふく」は、鶏の胸腺にあたる希少部位。masakichi14ちょっとコリっとするような歯応えを潜ませて、
これまたうんうんと頷き、唸らせるのです。

そしてあらかじめお願いしていたのが、
謂わば「まさ吉」の名物のひとつとなった「鶏中華そば」。masakichi15masakichi16濁りなき上質な滋味旨味が襟を正して湛えられたどんぶり。
鶏ガラでここまでのスープが抽出できるのだと、
思わず腕組みしてしまう(笑)。
腿肉の鶏チャーシューも半熟煮玉子も勿論、美味い。 なんだか5年前のどんぶりより一層美味しくなっている気もする。
絶品スープによく似合うストレート麺は今も、
鬼師匠なき「支那そばや」麺工房からのものなのかな。

武蔵小山の静かな裏通りに、
端正な焼鳥と絶佳な中華そばで知られる「まさ吉」がある。masakichi17ひとつ残念なのは、その人気ゆえに、
ふらっと寄っていくような気構えでは、
なかなか居場所を得られないこと。
開店する客席によって仕入れた鶏が綺麗に捌け、
それがきっと新鮮で上質な銘柄鶏の次の仕入れに繋がる。
そんな好循環も美味しさの秘密のひとつなのかもしれません。

「まさ吉」
目黒区目黒本町5-2-8 [Map] 03-3792-5216

column/03653

YAKITORI「燃WEST」で知多 ウイスキーのハイボールは風香る和食との相性やよし

moe久し振りに降り立った六本木。
今夜の目的地は、
六本木通りを霞町方面へ向かった、
六本木ヒルズのちょうど向かい辺り。
外苑東通りが潜る、
麻布トンネル入口脇の側道沿いにあるEDGEビル。
西麻布1-1-1所在のビルの半地下にあるのが、YAKITORI「燃WEST」だ。

そして、今夜のお題は、
サントリーウイスキー「知多」。moe01どっしりと存在感のあるカウンターの、
ハイボールタワーにも「知多」の文字が浮かんでる。
それは、この9月冒頭に発売された、
グレーンウイスキーなのであります。

まずは「知多のハイボール」でスコール‼︎
スッキリとしてクセのない味わいは、
“まず麦酒”の習慣に替えて、
この手もあると思わせる万能さ秘めているね。moe02そんな話をし乍ら、
立て続けに2杯のハイボールを干してしまう(笑)。
「知多」のために新しく型を誂えて作ったという、
例えば「白州」のそれとは違うフォルムのグラスが、
なかなか美しい。

実は最近、白州蒸溜所に久し振りに出掛けて、
白州の限定ボトルやグラスと一緒に、
「知多」のボトルも買い込んで来た。moe03白州のグラスで「知多」をいただいたりしていたのだけど、
「知多」でハイボールするなら、
「知多」のグラスがぜひ欲しい(笑)。

サントリーの蒸溜所としては、
山崎蒸溜所、白州蒸溜所がよく知られているけど、
国内にもうひとつ蒸溜所がある。
それが「知多」を生む拠点、
知多半島の付け根辺りにある蒸溜所。
知多蒸溜所は、
白州蒸溜所よりも1年早い1972年に竣工して、
既に40年以上も稼働しているのであります。

知多蒸溜所の特徴は、
何と云ってもモルトウイスキーではなくて、
グレーンウイスキーを製造している処。
玉蜀黍と麦芽なんぞを原料として蒸溜したのが、
グレーンウイスキー。
30m程の高さがあるプラント。
4塔の連続式蒸溜機を用いて、
クリーン、ミディアム、ヘビーと
3タイプに原酒を作り分けているのは、
世界的にも稀なことだという。

さて、嬉しいことに目の前には、
4つのテイスティンググラスが置かれてる。moe04原酒のアルコール度数は50度。
それを順番に舐めてゆきます。

クリーンなタイプの原酒は、
なるほど、甘さを含んだクリアな透明感真っしぐら。
対して、ハードなタイプの原酒は、
対照的にややピリッとした輪郭のもの。
ただ、決して重たいものではなく、
例えるなら、クセのない泡盛古酒といった感じ。
思いの外穏やかで荒々しさはない。moe21そして3つめのやや琥珀色のグラスが、
ボルドーから届いたワイン樽での熟成を経た原酒。
世界的にはバーボン樽を用いることが多いそう。
成る程、クリーンな中にも奥行きを齎すような風味が息衝いています。

こんな風にタイプの違う、
そして年次の異なるグレーン原酒をブレンドして、
ブレンダーの熟練の感性が仕立てたのが「知多」という訳ですね。
同じ蒸溜所で生まれた原酒のブレンドなので、
シングルモルトならぬ、
間違うことなきシングルグレーンだ。

コーンに、蒸溜塔に、樽。
そんな「知多」の特徴が、
和紙を用いたラベルの小さな刻印にも表現されている。moe05「知多」の文字は、
「響」の文字を揮毫したと同じ書道家、
荻野丹雪氏によるものだそう。

「知多」のボトルは、
実は意外と珍しいという無色透明のボトル。moe07moe06グレーンの色味をそのまま表出するような、
そんな意図がありそうで、
キャップにもヘアライン状のデザインを何気なく仕込んだりと、
練られた意匠になっています。

そうそう「響」といえば、
「響」を始め「角」「オールド」といったブレンデットウイスキーに、
「知多」のグレーンが使われている。
いままで名の通ったウイスキーの裏方さんとして、
秘かに活躍していた原酒が、
いよいよ注目を浴びる位置に登場したということでもあるのです。

3杯めのハイボールをいただいたところで(笑)、
口開きの料理が運ばれてきた。moe08スライスした松茸浮かべた出汁の利いた茶碗蒸し。
程良い生地の濃密さと松茸の香りにニンマリです。

コリっとした歯触りに鮮度の良さを思わす砂肝は、
千葉の赤鶏のものだという。moe09薄く湯引きしたささみも成る程の甘い滋味だ。

YAKITORI「燃WEST」たる真骨頂は当然焼鳥に。moe11藁に燻すというひと手間を施した、
媛っこ地鶏のもも肉が旨い。
こんな時には燗のお酒でなんて思うけど、
こんなすっきりしたハイボールの方が、
串の味わいを活かしてくれるのかもしれないね。
1:3.5程度にちょっと濃いめに作るのもポイントみたいだ。

大根おろしを載せて、こだわり卵の玉子焼き。moe12moe14そして、フランス鶉、エル・フランスの串。
塩でいただくふんわりした白身の中は、とろんと半熟の黄身。
「知多」のハイボールが、
様々な和食の味わいを引き立て、
なんの違和感もなく合いそうだというのは、
こんなお皿でもよく判ります。

成る程、肉厚な舞茸の天麩羅。moe15天麩羅などの揚げモノとの相性は、
云わずもがなでありますね。

按配のいいタレを纏ったつくねの串に寄り添う玉子の黄身。moe1765度で温めたという黄身が濃度を増して、
つくねの身にまったりとよく絡む。
含ませたナンコツの食感と併せて、
なかなかどうして、印象的なつくねでありました。

〆には三択の中から「鶏そば」を選んでみた。moe20醤油仕立ての日本蕎麦をイメージしていたところ、
届いた器を覗き込んで、ああ、そう来たかと膝を打つ。
しっかり乳化した鶏白湯スープを作る材料はきっとたっぷりとある。
濃密なスープに一気に満腹に仕上がりました(笑)。

麻布トンネル覗く西麻布の一角にYAKITORI「燃WEST」がある。moe19“燃”と書いて”モエ”と読ませるのだそう。
瀬里奈の裏手にある「燃」に対しての”WEST”であるらしい。
存在感のあるカウンターをメインとしたダイニングでいただく焼鳥は、
まるで白木のカウンターでいただくような、
そんな職人気質の串たちでありました。

これから精細な味わいの和食系を軸に、
出逢う機会が広がっていきそうな予感十分な、
サントリー11年ぶりの新ブランド、
シングルグレーンウイスキー「知多」のハイボール。
“風香るハイボール”のキャッチフレーズが良く似合います。
昼間っからの気軽な一杯にも似合って困ります(笑)。
手っ取り早く、amazonのココでも手に入れられるようです。

今宵は、
シングルグレーンウイスキー「知多」のwebページも注目の、
サントリーの企画でお邪魔しました。

「燃WEST」
港区西麻布1-1-1 EDGEビル [Map] 03-3475-1140
http://rockgogo.co.jp/

column/03619

炭の屋「でですけ」で炭焼き鯖串にレバー串日本固有品種の赤マスAが良く似合う

dedesuke新橋のランドマークと云えばやっぱり新橋の駅前、SL広場にも面して建つニュー新橋ビルでありましょう。
昭和46年に開業したというニュー新橋ビルは、つまりは45歳ほど。
オリンピックの頃には、昭和の後半から平成までの半世紀を眺めてきたビルになる。
昭和の空気どころか戦後の闇市の残り香さえも思わせるような独特の風情を孕んだニュー新橋ビルに対しても再開発の動きがあるらしい。
耐震や防災対策の必要性は否定できないけど、あちこちでみられる古き良き建物の解体には、遣る瀬なさを想うばかりであります。

そんなニュー新橋ビルの裏手、週末の烏森通りは、
駅方向へ向かうひと達とそれとは逆に、
新橋三丁目辺りの店に向かうであろうひと達が、
行き交い擦れ違う賑やかさ。dedesuke01通りを照らす看板のひとつに、
今宵の止まり木、炭の屋「でですけ」の文字を見つけました。

案内されたのは、先客さん達の間を擦り抜けた先のカウンター。dedesuke02頭上には、焼鳥屋の佇まいを表す行燈が浮かんでいます。

口開きの麦酒をバーニャカウダ的お通しと、
「鶏のポテトサラダ」でやっつける。dedesuke03粗くマッシュしたタイプではなくて、
しっとり滑らかにさせたタイプのポテサラだね。

ここでメニューから選んだは、
今夜のお題”日本ワイン”のひとつ、
ジャパンプレミアム「マスカット・ベリーA2012」。dedesuke04グラスに注いだ時の明るめの紅が印象的だ。

マスカット・ベーリーAは、
日本固有の、日本を代表する赤ワイン用品種。
1927年(昭和3年)に”日本ワインの父”と呼ばれる川上善兵衛氏が、
ベーリー種とマスカット・ハンブルグ種とを交配して、
生み出したものだそう。

赤ワインを註文んでおきながら、
目の前の炭焼き台に載せられたのは、
縞模様も鮮やかな「サバ串」。dedesuke05dedesuke07程良く焼き上げられた鯖の串は、
キリっとした醤油タレが塗られて出来上がり。
脂がよーく乗った皮目あたりがめちゃ旨い。

そして、そんな醤油タレの鯖串に、
マスカット・ベリーAの軽やかなにして、
ふくよかな果実味が良く似合う。dedesuke06魚料理に合うのは一般に白ワインだと云われているけれど、
日本ワインはちょと違うと実感させる瞬間だ。

目の前の炭焼き台から続いて届いたのは、
串焼きの「こころ」。dedesuke08一瞬の弾力ある歯応えの後、
包みこんでいた旨みが一斉に弾け出る。
そして、こんな串にもマスAの、
華やかな香りがすっと馴染む。

正直なところ、
カベルネ・ソーヴィニヨンのチリワインあたりに代表される、
重さと濃密さ直球の赤ワインには縁遠くなっているけど、
こふいふ赤だったらもっと目線を向けてもいいかもと、そう思う。

「コショウ鶏」は、その名の通り、
胡椒味仕立ての鶏のソテー。dedesuke09齧ったピンクペッパーの香りに、
やわらかな口当たりの赤を追い駆けましょう。

さらに炭に炙られ、焼き上がったのが、
「レバー」に「つなぎ」。dedesuke10dedesuke11ふんわりと加減良い焼き具合のレバー。
醤油タレに包まれたレバーの甘さが解れ出して思わず唸る。
焼鳥には兎に角日本酒でなんて、
ステレオタイプしちゃっていたけれど、
渋味や重さの代わりに心地よい果実味のある、
日本固有種の赤ワイン、合うんじゃないでしょか。

もしかしたら鮪赤身のづけとか、
銀鱈の西京焼なんて酒肴の美味しさも、
より膨らませてくれるかもしれません。

新橋駅烏森口徒歩1分、
ニュー新橋ビル裏手の烏森通りに炭の屋「でですけ」がある。dedesuke12「でですけ」というとJRの車窓からも眺める、
饂飩も喰える恵比寿のお店だけかと思っていたら、
新橋・銀座にも展開していたのですね。

そんな「炭の屋 でですけ」には、
サントリーの企画で訪問しました。
希少品を含むサントリーの日本ワインの幾つかは、
amazonから試すこともできるようですよ。

「炭の屋 でですけ」
港区新橋3-16-4 西原ビル1F [Map] 03-3431-3442
http://www.dedesuke.com/

column/03616

串かつ「しろたや」でジャイアントなだし巻き串かつたこ焼き串かつボンクレの会

shirotayaそろそろボンクレのボンがまたやってくるのだけど。
この夏の酷暑の頃、キミマツ姐さんにそう脅されて(笑)、お盆前後にふたたび大井町界隈に集うことを画策しました。
ボンクレの会のクレの前回は、暮れではなくて正月になったものの、元「のスた」裏に素敵な女将さんのいる呑み屋さんを見つけたりなんかして、毎度の愉しい会になったもんね。
あれからもう半年が過ぎたのかとちょっぴり感慨も含みつつ、待ち合わせの大井町駅改札へと向かいました。

あっちの筋でも大活躍ちうのグヤ父さんと、
一時帰国ちうのlaraネエさん
そして黄泉の淵から蘇った、
大井町カリスマブロガーゆきむらと、
向かったのは、ゼームス坂上ときゅりあんとの間辺り。
そうそう、ずっと昔お邪魔したことのある、
北海道料理「藤半」のある横丁だ。

グヤ父さんの目聡さに引っ付いて突撃したのは、
あの、ジャイアント白田の串カツ屋、
その名もそのまま「しろたや」。
フルメンバー予定も、
とあるバンコク事情でGinちゃんが急遽不参加だけど、
キミマツ姐さんとナポちんが合流予定なのだ。

テーブルについてふと壁のポスターをよくよく見ると、
なんと店主白田が旨そうに、
ハイボールのジョッキを傾けているじゃありませんか。shirotaya01ジョッキがグラスに見えるのが面白い。
これってサントリーの販促ツール?
それとも勝手にパロディーしちゃったヤツなのでしょか。

まずはプレモルもらって、
恒例のかんぱーい!O(≧∇≦)Oイェェ~イ♪(笑)
ご注文はひとまず、串カツ文化圏育ちの、
グヤ父さん&ゆきむらクンにお任せしませう。

まずはコレからと大阪名物!と謳う、
「どて焼き」の器がソッコーでやってきた。shirotaya02牛スジを白味噌っぽいタレで煮込んだヤツ。
でろっとせず甘過ぎず、
おろ?イケるんじゃないっと父さんも太鼓判だ。

そしてここから怒涛の串カツラインナップが続くことになる。
どん、どどどん、どんどどどん!shirotaya03shirotaya04shirotaya05うん、串かつの店だものね(笑)。
そして、基本的にウマい。

牛の「串かつ」に「鶏レバかつ」、
「大粒ホタテ」に「たまねぎ」「じゃがいも」。
透けた赤が艶かしい「紅しょうが」に、
白板メニューの「さば」もいい。
うんうん頷くグヤ父さんの様子を眺めているゆきむらが、
おおっとヒいて、目を細めておりました(笑)。

そんな中で更に注視したのは例えば、
ででん!という異形でやってきた「関西だし巻き」。
食べ分けようねと串に沿って半裁すれば、
当然のように姿を現す玉子の黄色。shirotaya06流石に出汁が滴るようなノリではないものの、
おろ?なかなかなんじゃない?と合流したキミマツ姐さんが、
云ったとか云わないとか(笑)。

“しろたや名物ジャイアント串かつ”シリーズには他に、
「ハンバーグ」「なすび一本」「ちくわ」、
そして「フランクフルト」がラインナップ。
註文んでみたいような、ちょっと怖いような(笑)。
そういや随分と長くアメリカンドックって食べてないね、
なーんて話になったりもいたしました。

白田ポスターに誘われて、
いまや定番の「角ハイボール」。shirotaya07何故か、”かんぱーい!イェェ~イ♪”を眺める構図となりまひた。
メニューの角ハイのところにもポスターと同じ写真があるので、
どうやら勝手にパクって作ったビジュアルではなくて、
ちゃんとサントリーとコラボしたものなのでしょう(笑)。

なにやら今度は、真ん円の串カツがやってきた。shirotaya08shirotaya09どれどれと半分にするとなんと中から刻んだ蛸が。
大阪もんはこれを赦すのかどうなのか!
なんてことはさておき、
熱々をハフホフと食べ切ってしまいましょう。

そして、似た様な真ん円がもうひとつ。shirotaya10これね、あのね「紀州南高梅」なんです…。
コレだけはちょっとどうかなぁと、
そう思いつつ齧り付く。
おー、おろ?意外と悪くない、かも(笑)。

あのジャンアント白田が道頓堀に続いて、
串かつ「しろたや」を据える場所に選んだのは、
我等が大井町。shirotaya11大食いタレントが繰り出す店ゆえ、
なんちゃってメニューやぞんさいメニューが、並んでるんちゃうか?
というちょっとした疑念もすっきり吹き飛んで、
心地よく次の店へと向かうのでありました。

「しろたや」大井町店
品川区東大井5-15-10 [Map] 03-6718-4995

column/03612