「我らが居酒屋大衆食堂」カテゴリーアーカイブ

海鮮料理「かぶきまぐろ」で鮪兜焼き一段上の刺身に田酒河岸頭と両国江戸NOREN

秋葉原から浅草橋駅を通って隅田川を渡ってすぐの処。
大相撲の舞台、国技館を至近に構えたご存知両国駅の所在はなんと、横網一丁目。
そうやって書くと如何にも国技館がある場所も含めて、界隈が横綱って住所にあるように読めてしまう。
でも、よくよく目を細めて読んで吃驚。
横綱(よこづな)じゃなくて、横網(よこあみ)だなんて、一体全体誰がいつ洒落て名付けた住居表示なのでしょう(笑)。

でもどうやら横網というのは、
江戸時代から存在する由緒ある地名であるらしい。
そんな横網一丁目所在の両国駅西口にもうひとつ、
国技館のものとは別の土俵が生まれました。それは、16年11月に開業した商業施設、
「-両国- 江戸NOREN」の館内中央に佇む土俵。
1929年建設という歴史ある駅舎の外装を活かして、
リニューアルした建物内は、
江戸の町屋を意識したという内装が施され、
12の和食専門店が軒を連ねているのです。

土俵の向こうに見付かる一軒に近づいて、
江戸の町角よろしく仕立てた立て札が迎える。江戸っ子に人気の「海鮮丼」と題した札。
魚を捌こうとしている町人の挿絵が、
その店のウリをも示しているようです。

新規開店目出度きかな目出度きかな!などと、
口々に発しながらぞろぞろっとお邪魔した店先には、
四斗もあろうかという「北雪」の樽でデデンと鎮座。開店を祝う花たちの向こうには、
「田酒」をはじめとする銘酒の一升瓶がずらりと並んでいます。

大将に開店の祝辞をお伝えし、
開店に漕ぎ付けるまでの労を推し量って、
勝手に労う気分になる。きっと鏡開きからの振舞酒を有難く頂戴します。


こちら「かぶきまぐろ」は、築地場外の人気店、
ご存じ「河岸頭」の大将が両国に構えた兄弟店。口開きに端正な握りを供してくれるのも、
「河岸頭」で親しんだ嬉しいサプライズのひとつだ。

そんな小粋な施しに対して、
圧倒的な不意打ちもあるのが河岸頭の心意気。ででーん!
女性の顔ほどもありそうな断面がやってきた!

そして久し振りに拝む、ガオー(笑)!コシナガマグロという鮪だそう。
こうして顔を間近で拝んでしまうと多少、
ついこの間まで外洋を勇猛に泳いでいたのにと、
申し訳ない気持ちもふと抱いたりしてしまいます(笑)。

これがすんなり収まるオーブンがあるですねーとかなんか話乍ら、
解体作業の導入部をお願いする。焼き上げるのに時間かかるでしょうねーとかなんか云い乍ら、
ステーキのようなたっぷりした身に喰らい付く。
そりゃもう、がっつりうめーよなぁ(笑)。

セラーに並んでいた「田酒」がやっぱり欲しいと所望すれば、
馴れた手際で満たす枡の縁。一段上の刺身たちが何気なく届くのもまた「河岸頭」マインド。
「田酒」との取り合わせを極上に思う瞬間です。

勿論、刺身だけでなく揚げ物焼き物たちが、
豪胆にして確かな仕立てでやってくる。クエの唐揚げにメカジキの葱間。
追加して火を入れてくれた鮪の目玉とその裏側辺り。
そこのあなた!その部位の美味しさって知ってます(笑)??

ちょこっとだけご飯をとなれば、
これもまた「河岸頭」譲りの得意技。つやつやしたイクラを戴いたふた口ほどの。
この量の加減も絶妙でありますね。

旧い駅舎を蘇らせた「-両国-江戸NOREN」に、
「河岸頭」の兄弟店、その名も「かぶきまぐろ」の登壇成った。国技館へお越しでなくとも、
江戸東京博物館へお越しでなくとも、
回向院にお詣りでなくとも、
両国へと隅田川を渡る機会が増えることでしょう。

「かぶきまぐろ」
墨田区横綱1-3-20 -両国-江戸NOREN内 [Map] 03-6456-1032

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お食事処「大力食堂」で甲子園裏手のカレーうどん爆盛りかつ丼の噂の真相

dairikishokudo西宮方面でホテルを取ろうと調べ始めた過日のこと。
東京はホテルがとれないとれないと聞いていたのも束の間、大阪のホテル事情も逼迫しているようで、びっくりするくらい空きがない。
西宮~西宮北口周辺からどんどん範囲を広げていって、やっと見付けたのが甲子園のホテルでありました。

当のホテルは阪神の甲子園駅を背にして、
阪神高速3号神戸線の高架を潜った、
甲子園球場と高速沿いに並びにあった。dairikishokudo01嘗て一度だけ外観を眺めたことはあったけど、
いずれその裡にと思いつつ、
未だに中に入ったことも、
況してや野球観戦などしたことがない、
阪神甲子園球場の外壁を眺めつつ、
ホテルに向かったのでありました。

部屋に荷物を下ろして、
ふらふらっと球場の裏手方面を散策する。dairikishokudo02球場の敷地内とも思しきテニススクールの先に、
新甲子園商店街なるアーケードがあって、
そのほとんどのシャッターが閉まった中に点る灯りに、
すーっと引き寄せられました(笑)。

覗き込んだ硝子ケースには、
お約束の如く中身がちょっとズレたサンプルが並ぶ。dairikishokudo03かつ丼に玉子丼、うどんのどんぶりあれこれと、
町の食堂の風情がいい感じに滲んできます。

玄関の暖簾を払うと、
左に四人掛けの、右に二人掛けのテーブルが並ぶ。
それぞれベンチシートなので、
詰め込めばもっと座れる造り。dairikishokudo04そして、左の壁一面に何故だか色紙が貼り込められている。
有名人著名人のサインということではなさそうです。

入って右手の壁には、扉を外して全開の硝子棚。dairikishokudo05お惣菜を並べてお好きなものをという、
大阪でもお馴染みのスタイルがここでもスタンバイ。
でも、時間も遅くて、残り数品の状態でありました。

おばちゃんに声を掛けると、
菠薐草のお浸しにたっぷりと削り節を載せてくれる。dairikishokudo06dairikishokudo07もうひと皿お願いした千切り大根は、
温めてくれちゃったのが仇となって、
少々妙な感じなのが微笑ましい(笑)。

カレーうどんをお願いしたら、
まず先に取り皿をおばちゃんが運んでくれる。dairikishokudo08蓮華がすっかりと黄色に染まっていて、
幾人ものひと達が繰り返し浸し続けてきたであろうことを、
容易に想像させてくれます。

カレーうどんがやってきた。dairikishokudo09表面張力よろしく、どんぶりの縁一杯の湖面に、
思わずしばし、じっと眺め遣ります(笑)。

割り箸でむんずと掴み、
とろみの強いカレー汁の中から引き揚げたうどんは、
乾麺を思わせるつるるん仕様。dairikishokudo10また~りとたっぷり汁を纏って、
しっかりスパイシー、
そして旨味十分の食べ口を堪能させてくれるのです。
大阪では豚肉じゃなくて牛肉なのが基本形だね。

徹夜仕事が明けて仮眠をとった後は、おひる時。
前夜と同じ暖簾を潜ると、また先客のないタイミング。dairikishokudo11おばちゃんがテレビを観てた(笑)。

どうやらこちらの食堂は、
かつ丼のボリュームが店先のサンプルとまったく違っていて、
「かつ丼」の爆盛りが有名なのだと知る。
ネットには「かつ丼(小)」でも二人前以上ありそうな、
こんもりと丸々と盛ったどんぶりの画像が載っている。
実はそんな注文のどんぶりを横目で拝見しようと、
甲子園球場の裏手までふたたび訪れたのだけど、
残念ながら他にお客さんがいないという(笑)。dairikishokudo12「カレーライス」を美味しくいただいて、
おばちゃんにご馳走さまをして辞したのでありました。

皆が知る甲子園球場裏側の商店街に、
お食事処「大力食堂」がある。dairikishokudo13ふと思い出したのは「力餅食堂」。
食堂の名前に”力”の文字が使われているからだけのことなのだけど、
なんとなく大阪っぽい呼称にも思えてきてね。

「大力食堂」
西宮市甲子園網引町2-29 [Map] 0798-49-0800

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食堂「江戸川」でマグロぶつにタラ煮深川丼に牛丼にタンメン営み閉めた百有余年

edogawa時期により、日により天候により多少の差はあるものの、築地場内魚がし横丁周辺の混雑は衰えることはない。
観光バスの台数によって混み具合が変わるというような側面もあるような気もする。
暖簾の前の行列も勿論、店によって違うけれど、台車が横丁を通るのに難儀しているのをみると、市場関係者ならずとも複雑な気分が一瞬過る。
そんな魚がし横丁の喧騒の只中にあって、実にゆったりとした空気の流れる空間がありました。

向かって左手からすっと暖簾を払って、
思うまま紅い座面の丸椅子に腰かける。edogawa01壁に掛けられた写真入りメニューを眺めて思案。
入荷のない品があるのは海のものの宿命で、
時間が押すにつれ、品切れの札が増えてゆきます。

まずはやっぱり「マグロぶつ」からいただかねばなりません。edogawa02edogawa03中トロだなんだと言い添えることは特段ないけれど、
滑らかな脂の具合も赤身の香りも麗しい。
ここに浅利の味噌汁にふっくらご飯が揃えば、
もう云うことはございません(笑)。

午後から休みのそんな日には、
ひや酒に「もつ煮込み」あたりをやっつけたい。edogawa04edogawa06あっさり仕立てのモツ煮に、
さらに気持ちが解けてきます。

「タラ煮」もまた「江戸川」の代表的なお品。edogawa05濃いぃ目の醤油でこっくりと煮付けた鱈に程良く味が沁みて、
ほろっとしたところ、
皮目のちゅるっとしたところなど、
表情の違いを愉しんでいる裡に、
あっという間にお皿が空になってしまいます(笑)。

「マグロぶつ」や「タラ煮」に味噌汁とご飯を添えて、
「江戸川」を定食で味わうのもよし。
対して、どんぶりもので「江戸川」を味わうのまたよし。edogawa07edogawa08「江戸川」の「深川丼」は、
これまたあっさりとした味付けで、
途中から別添えしてくれた汁をぶっかければ、
浅利の出汁の利いた贅沢な猫まんまになる。
それがまたいいんだなぁ(笑)。

「江戸川」のどんぶりものといえば、
看板にも掲げる「牛丼」がある。edogawa09edogawa10それは、しなっとした玉葱の甘さも満載の、
これまたあっさり仕立て。
1号店を場内に持つ吉野家のそれとは、
明確に向いている方向が違うと思えば、
それもまた面白いのであります。

ずっと昔に「ラーメン」はいただいたことがあるなぁと、
今度は「タンメン」を所望する。edogawa12タンメンのスープもこれまたあっさり仕立て。
啜る度に少しづつ、旨みがじんわりと沁みてくる感じ。
かん水ちょと漂う麺との取り合わせも、
こうでなくっちゃと思わせる不思議な安定感があるのです。

築地場内魚がし横丁6号館に食堂「江戸川」があった。edogawa11あった、と過去形になってしまったのは、
この29日をもって閉店してしまったから。
予定されていた豊洲への移転を前にしての閉店であることは、
容易に想像ができるところ。
移転が延期になるなんて思いもしなかったのでありましょう。
一度閉めると決めた決意はそうそう元に戻せるものでもないのかもしれません。
店内に貼られた、閉店を知らせる張り紙には、
百有余年に亘り御贔屓頂き、大変感謝を致しております、とありました。

「江戸川」
中央区築地5-2-1 築地市場 魚がし横丁6号館 [Map] 03-3541-2167

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鮮魚仕出し刺身屋「魚玉」で魴鮄刺身や小女子釘煮で一寸一杯鮪尾の身で晩ご飯

uotama時々思い出したかのように、大崎駅の南改札を出て新西口へと向かうことがある。
新西口はそのままペデストリアンデッキで、明電舎の工場跡地に建てられた再開発ビルThinkParkに繋がっている。
ThinkParkから左手のソニーシティを通り抜け、大崎ウィズシティテラスというビルの裏手を往こうとするところに「六厘舎」の大崎店がある。
出火のため長いこと休んでいたけれど、15年の暮れに営業を再開した。

そんな大崎駅西口の線路沿い、
湘南新宿ラインと新幹線・横須賀線とが交叉する辺りから、
中原街道は桐ヶ谷斎場の方向へと、
だらだらっと上がっていくのが百反坂。

中華料理九麗瑠、Bar&Cafe縁+、近江牛Diningいさかやに、
乾杯食堂くあるた、SAKE BARもんてく等々と、
その名前の意味もちょっと気になる店々が、
通りの左手を中心に並んでる。
いつぞやお邪魔した「さんご」もその中の一軒だ。

小さな五叉路の信号の手前で目に留まるのが、
緑地のテントで庇をつけたお店。uotama01そのテントには、鮮魚・仕出し・刺身屋・出前と書いてある。
店先の空気は、従前からの魚屋さんのそれであります。

サッシ越しに窺う店内のテーブルでは、
先輩諸氏がいい感じに笑顔満開でいらっしゃる。uotama02業務用冷蔵庫の上に置かれたテレビに映った話題をネタに、
社会派談義をしてみたり、
そうかと思えば滅茶苦茶下世話な話に突然、
会話の中身が変わったり(笑)。

如何にも手開きした鰯をさっと煮付けた奴なんかが、
突出しに届いたりなんかする。uotama03そうすっとやっぱり、諸先輩を見倣って、
ちょっと一杯したくなるのが人情ってなことでありましょう(笑)。

ここではまず、お任せで刺し盛りをいただくようにしております。uotama04uotama05例えば、脂ののりはじめた鰹にとろとろの鯵なぞ。
おひとりさまのつまみとして、
ご飯の友としても相応しい角皿であります。

突出しと刺し盛り辺りで麦酒にお酒をちょっといただいたら、
鰆の照り焼きかなんかでお食事しちゃう。uotama06諸先輩たちの朗らかにほろ酔いの会話も、
お魚定食の美味しさを後押ししてくれるような、
そんな気分になってきます。

また或る宵の口の刺し盛りには、
鮪の赤身や甘海老に並んで魴鮄があった。uotama07割と最近見掛けることが増えてきたような気もするホウボウ君。
じんわり甘い白身がいいね。

そして、その晩のご飯の主菜は、
鮪の尾の身を煮付けた奴。uotama08鮪のさくを煮付けるとなるとなかなか贅沢なことになるけれど、
端物の尾の身ならばそれを気にせず満喫できる。
ほろほろとした食べ口の中から鮪の旨味が解けます。

お椀には当然のようにさっきの甘海老の頭を入れてくれる。
uotama09調理し運んでくれる気風のいいオヤジさんは、
如何にも魚屋の大将という雰囲気を漂わせています。

或る晩の突出しが、小女子の釘煮だったこともある。uotama10イカナゴ鮊子じゃなくてコウナゴ小女子だと大将は仰るが、
実はその違いが判らない。
てやんでぇ、江戸っ子はコウナゴと呼ぶんだ!
と云うことなのかしれません。

今あるタネでどんぶりを作って貰おうと冷蔵庫を覗き込む。
あれこれ載ってる海鮮丼も悪くはないけれど、
気分は一本気などんぶりがいい。uotama11そんなこんなで鮪丼。
ふと思い出すのは、今はなき京橋「京すし」。
きちんとした寿司店の鉄火と比べられても困るだろうけど、
ちょっとそんな気分で背筋を伸ばしていただきました。

百反坂を登り切った辺りにある緑のテントが、
鮮魚・仕出し・刺身屋「魚玉」の目印だ。uotama12店内の貼紙によれば、刺身やオードブル、握りなんかの、
出張サービスにも応じてくれるそう。
ドンブリものや定食なんかのランチも営っていて、
地元の人々には定番となっているみたい。
そして、常連らしき諸先輩にはいつ行ってもお会いできます(笑)。

「魚玉」
品川区西品川3-5-2 [Map] 03-3494-1494

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麺類丼物一品料理「中西食堂」で特製栄螺ドンブリが曙丼海辺の集落の食堂で

nakanishiずっとずっと昔一度だけ、大分空港を利用したことがある。
その時、空港から市内への移動にホバークラフトに乗ったことを印象深く思い出す。
スカートの下から吐き出した空気に乗りながら滑るように、海上から埠頭に乗り付ける感じがなかなか格好良かったのだけれど、それももう09年に廃止されてしまったと聞く。
そんなこともふと思いながら、生まれて初めて北九州空港に降り立ったのは、師走も最終コーナーに差し掛かった冬の日のことでありました。

スターフライヤーの機材を離れ、車で向かった先は、
JR日豊本線の椎田という駅の近くにある築上町文化会館。
エピソード満載のステージ(笑)の後には、
行橋から特急ソニック号で一路博多へ。
随分とお久し振りに博多へとやってきました。

翌朝、レンタカーを駆って博多駅前を発ち、
真っ直ぐ北上して、海の中道と呼ばれる砂浜の上の一本道を往く。
辿り着いたのは、外周10kmちょっとの小さな陸繋島、志賀島(しかのしま)。
田圃の中から金印、漢委奴国王印が発見されたことから、
金印海道と名付けられた海岸沿いの道へと集落を抜け、
島の北端辺りにある海水浴場で車を降りる。nakanishi01nakanishi02nakanishi03小雨混じりの曇天の下、遠くでサーファーが波を待つ。
向かいの小島には、志賀海神社沖津宮の鳥居が見える。
海岸に立つ石碑が刻んだ歌は、
海辺で働き暮す海人の激しい毎日を直截に表していました。

もう半周をくるっと進むとすぐにさっきの集落近くに戻って来られる。
金印街道がY字に分かれる分岐点辺りで車を停めると、
その近くにお誂え向きに食堂の看板が目に留まる。
掠れた「出前迅速」の文字が、いい。nakanishi04nakanishi05nakanishi06看板が誘う路地の入口には、猫ねこネコ(笑)。
路地の向こうに「中西食堂」の看板が見付かりました。

お店の外観の印象通り、店内も長閑な空気。
厨房の下がり壁に沢山の品札が貼られています。nakanishi07nakanishi08特に大きな貼紙は、「さざえ丼」に「曙丼」。
「さざえ丼」と「壺焼き」のセットなんて手もあります。

注文を終えて、さらに落ち着く。nakanishi09ご常連らしき親爺さんが「特製皿うどん」をやっつけている、
その頭上の壁には芸能人著名人のサイン色紙が並んでいて、
成る程、そこそこ知られた店なのだと気が付きます。

いい感じだもん、呑んじゃったらと相棒に勧めたら、
燗をつけたコップ酒がやってきた。nakanishi10お酒を註文すると此方では、
お酒のお供にと特製、栄螺の内臓の佃煮を出してくる。
鮮度が少々気になる栄螺の肝も、
さっさと佃煮にしてくれているならそんな心配もない。
くっそう、昼間っからこんなの肴にコップ酒なんて、
なんて羨ましいのでしょう(笑)。

傾けるコップ酒の様子を睨みつけつけてたら(笑)、
お願いしていたドンブリがやってきた。nakanishi11nakanishi12「さざえ丼」のデラックス版と謳う、
「曙丼」は、栄螺や海老が「さざえ丼」の倍量載っているという。
確かに溢れんばかりの栄螺さざえサザエ海老。
新鮮で滋味深い磯味の魅力に思い切り喰らい付く。
うーむ、いいなぁ。

相前後して「さざえの壺焼き」もいただいてしまう。nakanishi13煮付けた栄螺の身や肝も良いけれど、
壺にして焼いた栄螺がやっぱり基本中の基本だと思わせる。
ちょろっと垂らした醤油が断然威力を発揮するのは、
皆さんご存知の通りであります。

なんだか勢いついちゃって、
親爺さんが召し上がっていた皿うどんにも感化されて、
やっぱり追加註文してしまう。nakanishi14海辺の町の食堂でいただく、
まろやかな食べ口の「ソース焼きそば」。
なんだかとっても癒されます(笑)。

ご馳走様をして、通ってきた路地を横目に店前の道を辿るとすぐに、
石造りの鳥居の下に出た。nakanishi15「中西食堂」は、参道の入口にある食堂でもあるのですね。

志賀島の集落の鳥居の奥に大衆食堂「中西食堂」がある。nakanishi16店内に横綱曙の手形があるのでやっぱりと訊けば、その通り。
「曙丼」は、曙関のために拵えた特製ドンブリが、
メニューに載るようになったものだそうです。

「中西食堂」
福岡市東区志賀島583-7 [Map] 092-603-6546

column/03671