「神戸兵庫と中国地方」カテゴリーアーカイブ

ぎょうざ専門店「ぼんてん」で ビールにどんぴしゃ味噌ダレぎょうざ

bonten.jpg帰路に就く前に北野のカフェぇでちょっとオサレにサンドイッチでも齧ろうかと思いながら、結局辿り着いたのは南京町の外れ。 わさわさとした中華街の賑わいが一転してひっそりとした街角にあるぎょうざ専門店「ぼんてん」へ。 おー、ここかぁとお店に入ろうとして扉脇にひっかけてあるプレートに気がついた。 売り切れ仕舞い、という趣旨の言葉が並ぶ。 えぇっ。

伺うように「も、もう終わりですか?」と訊くと、「なんぼ食べんねん?」。 「あ、いや、2人前くらいで」。 「よっしゃ、そんくらいなら食わしたろ、もうあと5人前くらいしかないねん」。 ふー、滑り込みセーフだ。

ビージーズのDVDが流れる中で餃子を包み焼いている大将の印象は、”ヒッピーな”感じ。 テイクアウトの焼き上がりを待つ近所のおばちゃんやおばあちゃん相手に、 最近の出来事についての持論を展開しているンだ

テイクアウトの包みを渡し終えたところで、こちらへやってきて「ビール?」「なに?」。 キリンラガーをくいっと呑みながら焼き上がりを待ちます。

ふと卓上をみると、醤油系のタレが入った容器の隣にもうひとつ別のステンのツボがある。 鼻を近づけてクンクンすると、味噌の香り。 白味噌のタレというかペーストというか。 壁には「まぁ食べてみなはれ、みそだれのギョーザ」と書かれたポスターがあるぞ。

と、「へぃ」と餃子の皿が渡されました。 むほほ、うまそーだー

一応その味噌ダレを小皿にし、そこへ醤油ダレもちょっと加えたところへちょんと浸して食べる。 具がたっぷりではなくて、豚とキャベツとぐらいの控えめな中身。 これはもう、薄い皮のぱりぱりむにゅっとしたところをメインに楽しむスタイルの餃子だね。 うまひ。 ビールにどんぴしゃだ。

大将が旧知らしい客に向って云う。 「この前なんか、ひとり20人前も食べる4人組がいて、まいったね、 ああいうのは、断った方がいいね」。 「といって、一人前(250円)だけで帰られてもずっこけるし」。 「ネタが無くなるころは、知らない顔だったら断っちまうんだ」。 あの~、ボクも初見なんですけど(笑)。

入口でのやりとりによっちゃー、食べれなかったのかもね。 アーよかったぁと思いながら、忙しく神戸空港へ向うのでありました。


「ぼんてん」  神戸市中央区元町通3-4-5 [Map] 078-332-3948
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お好みハウス「ひかりや」

hikariya.jpg阪急三宮のひとつお隣の春日野道という小さな駅。JRの高架下にあるのがお好み焼きの「ひかりや」です。入口の丸椅子では、如何にも近所のおばちゃんらしい女性がテイクアウトの出来上がりを待っている。こじんまりした店内のテーブルを埋めているのも、孫と一緒に鉄板を挟んでいるじっちゃん等、この店に慣れ親しんでいる地元の皆サンみたいだ。前夜の酒が微妙に残っているので「ビール!」なんて云わず、女将さんにはひとこと「やきめしを」。向かいの厨房では、わんわんと蒸気を上げながら、幾つものお好み焼きやそば焼きが焼かれています。ステンレス製の塵取りのような器に載せられて「やきめし」がやってきました。ここでいう「やきめし」とはつまり「そばめし」のこと。わ、ボリュームたっぷしだ。大丈夫か、喰えるか? お作法が判らないまま、ヘラから直にハフハフしながらいただきます。お、おお。ぐちょっとした見た目と違ってパラパラと存外にあっさりとしていて、ほのかな甘さに惹かれるようにお酒で疲れた胃の腑にもすっすと入っていく。うめぇ。あまりにどんどん食べれるので、次第に楽しくなってきちゃった。「やきめし」食べながらニヤついてるおっさんでどうよ(笑)。へへ。またいつか、ビール呑みながら「ぶた玉焼き」や「ちゃんぽん焼き」を食べたいな。 「ひかりや」 神戸市中央区割塚通7-1高架下86号 078-231-3467
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お魚「きりゅう」

kiryu.jpg随分と久し振りに神戸へ。案内いただいたのは、三宮北側の東門街と北野坂に挟まれたエリアにあるお魚料理のお店「きりゅう」さんです。左手にカウンターが奥へと伸び、その右手奥にテーブルが数卓あるというレイアウトのお店だ。気温の上がってきたこんな日の宵の口に似合うのはやっぱり生麦酒。ぷはっとしつつ眺めるお品書きには、バラエティ豊かな魚の名前がラインナップ。30銘柄がずらっと並ぶこの日メニューからお造りにと選んだのが「油目」「針いか」、そして「がしら」。「油目」はアイナメのこと。「がしら」はカサゴのことをそう呼ぶらしく、残りの半身は塩焼きにしてもらうことに。適度に脂がのっていて、上品でいて旨い。しょうゆ焼きでいただいた「鯛の白子」は、頭で描いた通りのふわっとした外層ととろんと濃厚な中身が楽しめる逸品だ。お、「はりはり」なんてあるのね、と小鍋をお願いしてみる。水菜を掻き分けたその下から掬ったお肉は、なんだか牛肉のよう。これって鯨?と訊くと、鯨のほほ廻りの肉なんだという。へ~、ふるふるしてて美味しいじゃん。この汁を捨てては勿体ないとおじやにしてもらえば、あはは、大正解。その間、麦の「三段じこみ」芋の「角玉」を何杯呑んだっけ? 〆にとおススメの「うにパスタ」。分けて盛られた雲丹をうにうにと自ら混ぜて口にすれば、雲丹の甘さとコクがクリーミーなソースになって纏い、うへへ、旨い旨い。あれこれ食べたつもりだったのに、振り返ってみると魅力的なお品書きのほんの一辺しか楽しんでいないことに気がついた。ほんと、気になる酒肴が盛り沢山なンです。そっか、もっと食べときゃよかったと後から思う酔っ払いでありました。 「きりゅう」 神戸市中央区中山手1-7-6 078-332-7558
column/02205