「青山赤坂うらおもて」カテゴリーアーカイブ

中華「福蘭」で 異形なるシューマイギョウザ意表つくタンタンメン

fukuran.jpgそれは、青森ねぷたが表参道を踊ったあの日の夜のこと。 鳥居の脇に格納されていたねぷたが、その勇姿をみせるのを見届けようと、「南国酒家」前の歩道橋下の人垣の中に紛れると、まるで申し合わせたかのようにさっきまで「ホットアップルサイダー」売りに奮闘していたtakapuが並んでる。 おーおつかれさん、ということで共にはねと達の登場を迎えたのでありました。
ねぶたの背中を明治神宮の鳥居方向へ見送って気がつけば、辺りは立錐の余地もないほどの人いきれ。 押し合いへし合い、なんとかそのギュウギュウの雑沓を抜け出して、カフェの二階で催していた展示を眺め、メシにしようと辺りを彷徨くふたり。 巡り巡って辿り着いたのは何故か、キラー通りでした(笑)。 舗道をぼんやり照らしているのは、コカコーラの赤いスタンドサイン。 その下に書かれた「福蘭」がその店の屋号だ。 扉を開けると、湯気と油の渦巻く空気に包まれる。 そしてその中に本能をそそるような匂いが多分に含まれていることにハッとする。fukuran01.jpg決して清潔な店ではないのに、女性を含めた常連と思しきひと達がカウンターを埋めているのが早くも判った気分になるンだ。 fukuran02.jpg 瓶ビールをいただいて、となればやっぱり点心の王道をふたつ。 まずやってきたのが、「シューマイ」。 漠然とした期待を大きく越えたその勇姿に思わず顔を見合わせて、互いに、キタ~!ってな笑顔になる。fukuran03.jpg皮から溢れんばかりにタップリとした具には椎茸をアクセントに。 量感あるひとつを酢醤油にちょんとして、はふはふすれば、思わずヌハハハハと愉しくなる不思議な旨さ。 fukuran10.jpgとそこへ、小皿が届く。 小皿にはタレが注がれていて、唐辛子の粉に混じってニンニクの欠片が浮いている。 青森「王味」と同じだねーとまた笑顔(笑)。 そしてまオバチャンが運んでくれた「ギョウザ」もまたやや異形。fukuran05.jpgfukuran06.jpg 揚げ焼きしたような皮の表情なのにつゆだく仕立て。 ニンニクの利いたタレ、極薄い皮とざっくりした中身のコンビネーションに思わずビールがすすんじゃいます。 粗みじんのニンニクは、「豚足」にもたんまり添えてある。fukuran04.jpgニンニクをのっけては、両の手でもって、むしゃぶりつくのが醍醐味だ。 こふいふお店は「タンメン」がいいのじゃないかとお願いすると、「福蘭」の「タンメン」は玉子入り。fukuran07.jpg湯気の向こう、澄んだスープに真っ直ぐな旨味が滲みます。 こっちも気になるよねと、胡麻入り辛い麺と補記された「タンタンメン」もお願いしちゃいます。 胡麻入りとわざわざ謳っているからには所謂、胡麻ペーストがたっぷり入ったドンブリかと思いきや、それは意外な表情でやってきました。fukuran08.jpg醤油ラーメンに胡麻そのままとラー油が浮かんでる(笑)。 意表をつくメニューが多い「福蘭」のなんだか微笑ましい典型的なメニューとも云えましょうか。

キラー通りでシューマイとギョウザが食べたくなったら「福蘭」に行く。fukuran09.jpgそこには個性的で本能を擽るアイテムが何気なくスタンバイ。 常連になれるカップル、家族が羨ましく思います。 □関連記事:  ご当地グルメ「青森屋台村」で初上陸青森の味と表参道冬ねぶた(10年01月)

「福蘭」 渋谷区神宮前3-39-4[Map] 03-3405-7803
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ご当地グルメ「青森屋台村」で初上陸青森の味と表参道冬ねぶた

aomoriyatai.jpg原宿表参道を青森色に染めちゃう、 「とことん青森2010」。 表参道沿いのカフェやレストランの各店が青森食材を使ったメニューを展開して、じわじわと雰囲気を盛り上げてきた。 そしてそのメインイベントと呼べそうなのが、明治神宮の敷地内で催す「青森ご当地グルメ屋台村」と日本を代表するあの青森の火祭りが表参道を往く「表参道冬ねぶた」。
原宿駅を降りて、神宮橋に差し掛かれば、鳥居の手前に「ねぶた」の威容が見えてくる。 両脇を金魚ねぶたの壁に囲まれて、夕闇の出陣を待つばかり。aomoriyatai01.jpgそのまま右に折れた先の、文化館が青森の味が待つ屋台村会場だ。 aomoriyatai02.jpg パネルで12の屋台の全貌を確認しつつ踏み込んだ正午前の会場は、 既に大賑わい。 ほとんどの屋台の前にはずらっと行列ができています。 最初に並んでみようと思ったのは、「五所川原元祖しじみラーメン」の屋台。 連想するは、青森県庁前の路地の店「樽」でいただいた「十三湖しじみ汁」。 蜆の濃いぃエキスの魅力が真っ直ぐ愉しめるお椀にしみじみとしたのが印象的なんだ。 スチロールの器に盛られた汁も仄かに白い澄んだもの。aomoriyatai03.jpgなはは、あの夜のお椀の味わいに似たシジミのエキスがしっかりと沁みている。 この「五所川原元祖しじみラーメン」にも、十三湖のヤマトしじみを使っているそうで、なるほど、丁寧にエキスを煮出せば、余計な味付けをしなくても贅沢なラーメンスープになるのだね。 麺にかん水の匂いがちょっと気になったので、繊細な味わいをより活かすよう、その辺りの検討をしてほしいな。 続いて、これも東京初上陸だという「大湊海軍コロッケ」。 下北半島が鍵形に折れるところ、陸奥湾の北側最奥にあるのが、交易港として軍港として栄えた大湊。 今も海上自衛隊が拠点を持つ、海軍コロッケ発祥の地だ。 旧日本海軍のレシピに習って、下北の食材を使い、牛脂で揚げたというコロッケは、仄かにカレーの風味。aomoriyatai04.jpgクリーミー感とほっこり感との加減の良さを香ばしい衣で包んだ、なかなか乙な惣菜だ。 B-1グランプリで名を馳せた一品といえば、ご存知「八戸せんべい汁」。 「せんべい汁」で思い出すのは、八戸「ハーモニカ横丁」の一軒「DA介」でいただいた「北日本もつ鍋ぞうせん」。 アルデンテで食べるべし、を体感した思い出を頭の片隅に置きながら、啜る汁。aomoriyatai05.jpgあはは、素朴かつ率直に旨い。 汁の出汁の旨みと「すいとん」の懐かしさにも通じる柔らかくなりかけた南部せんべいとの名コンビに気持も温まるであります。 早々に予定数が捌けてしまった人気者が「五所川原あげたい」。aomoriyatai06.jpgaomoriyatai07.jpg五所川原の地元にも人気の名物スイーツと謳う「あげたい」は、その名そのまま、揚げたたい焼き。 つるんとしたフォルムのたい焼きを頭から齧れば、衣のサックリとたっぷり仕込んだあんが予想以上の好相性。 尻尾に至っても、あんこがたっぷりなのは、王道なれどやっぱり嬉しく愉しいね。 そのお隣のブースには、 これまた東京初上陸、そして県外初出店の「浪岡ホットアップルサイダー」。 テーブルの上にスープジャーが載る、どこかで見たような光景は、青森県物産館「アスパム」で見た光景だ。 その時話したオカアサンと握手して(笑)、紙コップを恭しく受け取ります。aomoriyatai08.jpg無濾過、無添加、そして搾り立ての果汁で浪岡のさまざまなリンゴをホット仕立てを念頭にブレンドし、コトコトっと温めていただく「ホットアップルサイダー」。 何気ない振りして、温かさでふっと沸き立つ林檎の香りと、甘さと酸味にやっぱり和む。 一本買って帰りましょう。 そうそう忘れてはいけない、「青森味噌カレー牛乳ラーメン」。 青森の地では、悩んだ末に煮干しラーメン巡りに徹したこともあって、口に出来なかったドンブリだ。aomoriyatai09.jpg札幌味噌ラーメンが青森でこんな形に進化したと、そう考えるだけでも面白い。 牛乳のコクにカレーの風味、そして隠し味的にスープに奥行きを与える味噌と、こんなブレンドを思い付いた当時の学生も客の妙な注文を受け入れた大将もそれぞれに偉い(笑)。 このドンブリも、当地青森で啜りたい一杯だ。 ここで、しばし休憩。 夕闇の近づく表参道は、沿道の両脇に人垣ができ始めていました。 皆さんの目的は、そう、「表参道冬ねぶた」。 鳥居の前の「ねぶた」方向から出陣の声が聞こえると、交通規制がかかり、昼間見た威容がこちらへ向かって動き出しているのが見えてくる。 そして、なにやら流線型を腰に抱えた連中が真っ先に飛び出してきた。 なーるほど、年末に新青森までの延伸を迎えることをアピールする、新幹線がモチーフだ。 aomoriyatai10.jpgaomoriyatai11.jpg そして、らっせらーと跳ねるハネトたち。 まだ暮れ切っていない原宿駅前を蠢くように、青森ねぶたが行進してくる。aomoriyatai12.jpg灯りを内に備えたねぶたが、周囲の明るさが落ちるに従って、コントラストを増してくる。 歩道橋の下に差し掛かったところで、急ブレーキ。 トップが引っ掛かりそうだとみるや、前列の引き手たちが中腰に腰を屈めて前傾姿勢を取る。aomoriyatai13.jpgそのままそろりと掻い潜れば、沸き立つ拍手。 勇壮なねぶたは意外と柔軟な動きもできるのだ。 aomoriyatai14.jpg表参道をくだり、明治通りからUターンをする運行経路を戻ってくるねぶた。 足の速い新幹線たちがくるくると回りながら、戻ってきた。 お囃子のリズムとともに目の前を過ぎてゆく、ねぶた。aomoriyatai15.jpg胸には、新幹線新青森開業のメッセージ。 そして、ねぐらへと戻るねぶたの背中。aomoriyatai16.jpgその背中は、表参道では1台による色々と制約のある運行だったけど、当地青森では、20数台による力強い祭りが体感できるよ、と語っているよう。 夏の予定を考えなきゃいけないね。 □関連記事:  すし居酒屋「樽」で 鮭児しじみ汁三厩鮪青森誇る魚介田酒を供に(10年01月)  ラーメン「まるかい」で 煮干し醤油ラーメン澄んだ中の旨み風味(10年01月)  中華そば「長尾」浜田店で 煮干しの小青森煮干し中華を振り返る(10年01月)  カフェ「il PiNOLO CAFFE」で 青森りんごホットワインに和む(10年01月)


青森県観光情報サイト「とことん青森2010」http://www.aptinet.jp/ap_tokoton
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カフェ「iL PiNOLO CAFFE」で 青森りんごホットワインに和む

ilpinolocafe.jpg「とことん青森 2010」開催中の表参道を散策。 久し振りに歩いてみると、日頃表参道界隈に如何に近寄っていないかがよく分かる。 イッセー尾方を観に原宿クエストに通っていたっけなと考えながら漫ろ歩き。 よく晴れた冬空に「とことん青森」のフラッグが揺れています。 いよいよこの年末には、東北新幹線が新青森まで延伸するんだね。
ilpinolocafe01.jpg ilpinolocafe02.jpg表参道ヒルズに闖入するのもまた久し振り。 エスカレータを3階まで上った正面で「やさい家 めい」がちょっとした行列をつくっているのに吊られるように並んで、青森名物具沢山と謳う「またぎせいろ飯」をいただく。 普段は連食しようなんて発想にはなかなかならないのだけど、不思議とまだいけそうな気がする。 ということで、気がつけばヒルズ開業来の4年振りになっちゃった、並びの「MIST」に行ってみる。 ilpinolocafe03.jpgこの期間、「MIST」の醤油と塩のラーメンは、限定と謳いつつ、青森食材を使ったものになっている。 湯切りの所作を眺め乍ら「塩ラーメン」を所望。 トロミを思うほどに食材のエキスを煮出した感じのスープは、 流石「CHABUYA」の一杯だ。 このところ普段から青森シャムロックを使っているようで、ってことは、野菜類なぞそれ以外のスープ食材にも青森モノを使っているってことなのかもしれないな。 そして、一息入れようと訪れたのは、表参道ヒルズ向かいの建物。 間口の妙に広い階段を上がると、そこがテラスになっていて、テーブルセットが並んでる。 そこには、イタリアン「iL PiNOLO」のカフェがあるンです。 まったりするに相応しいと選んだのが、「青森県産りんごジュースとハチミツのホットワイン」と「青森りんご サンふじ シナモン風味のワッフルバニラアイス添え」。ilpinolocafe04.jpgホットワインには、特殊な製法で絞ったりんごジュースにハチミツとサンジョベーゼワインを合わせた、と解説してくれている。 続けて、女性好みの冬に似合うホットワイン、ともある。 オッサンが飲んではいけませんか(笑)? 湯気のところへ口を運ぶと、柔らかな甘みと酸味が香り高くふわっと湧き立って、 ゆるゆると和ませる。ilpinolocafe05.jpgこれだけで、いい昼下がりを過ごしているような、そんな気になる。 ふと、青森物産館「アスパム」の「青森県地場セレクト」でいただいた「ホットアップルサイダー」を思い出す。 特殊な製法の絞ったりんご、というのがどんなことかというとそれは、りんごの一大産地・弘前で導入している密閉粉砕搾汁機による「密閉搾りねぶた」。 空気に触れないままそのまま皮ごと搾る、100%ストレート。 酸化防止剤に頼らずとも、褐色に変わらない製法らしい。 搾り立ての風味がそのまま愉しめるってことなんだね。 「サンふじ」は、りんご生産日本一を誇る青森が推す、太陽をいっぱい浴びたりんごの王様「ふじ」のこと。ilpinolocafe06.jpg気品のある甘さと酸味がまた、和ませる。 アイスとの相性も疑うところがないよね。 表参道で、通りから絶妙の距離感のオープンエアを提供しているカフェ「イル・ピノーロ」。ilpinolocafe07.jpg陽光の優しい時季にはきっと、さわさわと賑やかになるのでしょうね。

「iL PiNOLO CAFFE」 渋谷区神宮前5-8-2 日本看護協会ビル2F[Map] 03-5778-6449
column/02932 @1,200-

沖縄懐石「赤坂潭亭」で チムシンジ長命草ラフテー水飯豆腐よう

akasakatantei.jpg赤坂一ツ木通りを乃木坂方向へ進む。 周囲の賑わいが落ち着き、ミッドタウンが視界にはっきりとしてくる辺りの赤坂小前で左に折れる。 その、やや暗がりにひっそりとあるのが、今宵の宴の蓆、沖縄懐石の「赤坂潭亭」です。 お忍びや裏会合もひたりと似合いそうな、そんな雰囲気に何故かやや忍び足(笑)。
akasakatantei01.jpg木戸から入ると、そこは暗がりの足下を行灯が照らす板の廊下。 その横に個室が配されている模様。 案内に従って、階下へと進みます。 そこにも幾つかの個室が、用意されている。 やっぱり、密会や裏会合にぴったりだ(笑)。 そんな構えに対して当方、特段怪しい集いでは勿論ないので、敢えてずいっと一番奥のカウンター席に腰を落ち着けました。 沖縄でビールとなれば、やはり「オリオン」。 どもども、と乾杯をしたところに前菜のお皿が届きます。akasakatantei02.jpg長い長い皿に並んでいるのは、合わせて七品。 ミミガーをこういう仕立てにした料理は初めてかも、の「ミミガー寄せ」に、これは泡盛にもぴったりだね、の「島豆腐味噌漬け」。 akasakatantei03.jpgakasakatantei04.jpg 豆腐ようの紅麹に鮮やかなソースをたらりと落とした「隠元の練り豆腐よう掛け」に、「パパイヤイリチー」「ニガナ胡麻和え」「ゴーヤ黒糖漬け」、そして「鬼灯」。 akasakatantei05.jpgakasakatantei06.jpg ほおづきの香りを嗅いでは、ホントはもう少し熟れた香りがするのだけれど、とか、ほおづきは沖縄で採れるのかどうか、なんて話を福々とした笑顔でしてくれたのが「赤坂潭亭」アンマー、高木凛さん。 豚の肝は大丈夫かと訊かれて、全然オッケー歓迎ですレバー好物です(笑)と応じたのは、つまりはお椀「チムシンジ」のこと。 暑い時期には滋養を養わなくちゃね、という配慮から品書きに加えたと、凛さん。akasakatantei07.jpg「チム(肝臓)」「シンジ(煎じ汁)」ということで、血抜きした肝臓を細やかなつみれにしてあり、鮑茸というぷりっとした食感のキノコを添えて澄んだ出汁に浮かべてある。 つみれに載せているのは、シークヮーサーじゃなくて、酢橘みたいだ。 akasakatantei08.jpg 清くして、かつしっかりとした出汁の旨味にレバーペーストの魅力が交叉して、レバー好きには嬉しい限り。 つみれにしてあるのが、お椀として風格を増してるね。 お造りは、浅~くシメたハタの仲間「ミーバイ酢〆」に「石垣鯛洗い」。akasakatantei09.jpg付け合わせにこんもりと「サフナ(長命草・防風)」、鮮やかなオレンジで彩る「花甘草」に「海ぶどう」。 akasakatantei10.jpg長命草の爽やかな苦味風味が比較的淡白なお造りに色を添えてくれる。 長命草は、沖縄料理に欠かせないものになっていくのかもね。 akasakatantei11.jpg ヘゴ梅肉和え、谷中生姜を添えた「まんびき(シーラ)の照焼」に続いて、丸オクラ寄り添う、ご存知「ラフテー」。akasakatantei12.jpg おお、こんな端正な仕立ての「ラフテー」は初めてだー、と思わず口走る。 やんばる豚の「ラフテー」が、エッジがきりっとしていながら、ふっくら柔らかで、滋味厚い。 akasakatantei13.jpg 「豆腐よう」を加えてもらうと、正ちゃん帽のような硝子の蓋で包まれてやってきた。 紅麹の風味を逃がさず愉しめるようにという演出なんだね。akasakatantei14.jpgakasakatantei15.jpgここで泡盛を「飛泉漱玉」から、横手の甕に見る、同じ蔵元の「瑞泉」に。 ちびちび楊枝で削っては、泡盛を舐める。 妙に尖った味わいがするヤツは邪道なヤツで、 こうして柔らかくも濃厚な風味がして欲しい。 やっぱり、泡盛に合う酒肴の筆頭でありますねー。 「もうお食事にしてよろしいですか」と訊かれて、意外とそこそこいい感じのお腹加減。 「お願いしまーす」ということで届いたのが、「水飯(すいふぁん)」と呼ぶ小さなどんぶり。akasakatantei16.jpgタルト型で円く抜いたご飯の上に、湯掻いた海老に浅蜊、纏めたアーサが載っている。 そこへ浅蜊でひいたという出汁を注ぐという仕立て。 ぬははは、冷たい浅蜊の汁にしみじみとして、透明な磯風味が心地いいのであります。 akasakatantei17.jpg 品書きの最後の行には、「甘味 レンブ蜜煮」とあるのだけれど、残念ながらご不在のようで、この夜のデザートは、パッションフルーツ。 でもね、パッションの甘酸っぱさもすーっとすっきり口元を洗ってくれるんだ。 琉球王朝時代の宮廷料理から紐解く沖縄料理を東京・赤坂でいただける「赤坂潭亭」。akasakatantei18.jpgどこまで正統なものかを問うよりも、食材の手当てや工夫、仕立ての妙や思い入れに素直に共鳴してしまいたい。 凛さんのお話をもっと聞きたかったな。 のむのむさんromyさん、ご一緒ありがとー。 「赤坂潭亭」 港区赤坂 6-16-11 浜ビル [Map] 03-3584-6646 http://www.akasakatantei.com/
column/02848 @-15,800-

和風スタンディング・バー「壌」で 古民家二階和酒肴に馴染む角ハイ

joe.jpg赤坂サカス開業から早一年以上。 赤坂の顔TBSの長きに亘る工事期間には、街全体が地盤沈下したような寂しい表情をみせていた時期もあったけど、Bizタワー前はひと通りも多く、賑やかだ。 そこからすっと脇道に入ると、一等地エリアのこんなところに古民家があったの?的な光景に出くわします。 路傍の行燈には、「壌」とある。 覗き込むと、木の風合いを基調としたデザインのスタンディング・バーのようです。
joe01.jpg 「御勘定場」行燈の下、カウンターの手前に置かれたMacのモニターでメニューを選び、注文したグラスを手に、入ってすぐのスタンドで談笑しながら、立ち呑みするのがおそらく基本形。 すっすと呑んで、さっと去る、江戸っ子な(?)呑み方もできるよう、オーダーと支払いはキャッシュオンデリバリー。 今夜は、4人で訪れたので、そのまま中央の階段を上がります。 joe02.jpgjoe03.jpgjoe04.jpg 二階は椅子席になっていて、吹き抜けの手摺りを辿り、窓寄りのテーブルに陣取りました。 透かし彫りの欄間を手摺りの腰に飾り、華奢な格子の硝子戸が如何にも古民家テイストだ。 一杯目は、やっぱりプレモル。 グラスを手に階段を上がり、呑みながら行ったらテーブルつく時になくなってたりして、なんて笑いながら乾杯すると、案の定すぐグラスが空いちゃった(笑)。 早速再び、一階のカウンターに戻って、今夜のお目当て「角ハイボール」をお願いします。 「壌」のタワーは、「プレモル」一機に「角ハイボール」二機体制。joe05.jpg氷満載のジョッキをカチャンと合わせてコックを倒せば、二杯が同時に出来上がる、テンポ良く。 シュワシュワが強く残っているうちにと、早足で階段を馳せ登る。 テーブルにジョッキを置いてみると、洋風なおツマミは勿論のこと、「えいひれ」や「きゅうりの古漬け」といった超素朴系の和の酒肴が囲む風景にもまったく違和感がない。joe06.jpg しっかり漬かった「イカの沖漬け」とだって、炭酸とレモンと角の風味がバランスよくカクテルされた「角ハイボール」が、すっきりと受け止めてくれる感じ。joe07.jpg またまた階段を上下して、お代わり角ハイ。joe15.jpgカウンターに肘をついてハイボールを待っているとふと、ハイボールというとまず脳裏に浮かぶのは、バー「サンボア」だったなぁと思いつく。 氷を使わず、最後にレモンピールで仕上げるハイボールは、やっぱり正統な「BAR」のノリ。 ほんの少し気取って呑むのが似合う「サンボア」でのハイボールも、使っているウイスキーはサントリー角瓶。 そうやって考えると、誰が作っても安定した味わいが愉しめるようにした「角ハイボール」は、角瓶によるハイボールの明快なカジュアル路線。 構えず気軽に、場合によっちゃゴキュゴキュ呑んじゃってもいいよってのが「角ハイボール」なのだ。 今度は何にしよーかなと再びモニターから選んだのが、 「黒酢肉団子」に「豆腐ハンバーグ ポン酢がけ」。 joe08.jpgjoe09.jpg 呑んでいると、こふいふつくね系のつまみが欲しくなるのは何故でしょう(笑)。 joe10.jpg 「鶏とジャガ芋のトマトチーズ煮」でお腹を落ち着けたら、 またまた階段を降りて、カウンターへ。 ジンジャーエールを使った角ハイもあると云うのでお願いすると、 差し出されたのはステンレスのグラス。joe11.jpg これには、「クリームチーズの醤油漬け」、「トマトのおひたし」が合う感じかもねーと、ちゅるちゅる。 joe12.jpgjoe13.jpg うーん、でも、おのずとジンジャーの風味が立ち過ぎることになるので、やっぱりデフォルト「角ハイ」のバランスがいいかな。 木の温もりを活かして、 加減よくスタイリッシュな和風スタンディング・バー「壌」。joe16.jpg 雑然としたオヤジの巣窟系立ち飲みはちょっとという淑女も、すんなりとStanding drinking。 もちろん、オヤジ系立ち飲みも大好き、という貴女にもおススメの古民家一軒家。 西麻布、新橋にも兄弟店があるようです。 口今回企画関連サイト   サントリー「東京 おいしい居酒屋 酒場 特集」 banner_blog_kakuhai.jpg   酒ログ×サントリー「みんなで作る 角ハイボールマップ」 「壌」 港区赤坂3-14-5 [Map] 03-5545-4241 http://www.grace.fm/joe/
column/02844 @2,600-