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ただいま鋭意、旧サイトより記事移築中です。
2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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口沖縄料理「おもろ」で 豚尾のおもろ煮豆腐よう草分け沖縄料理店

omoro.jpg池袋の西口にある酒場「ふくろ」。
ハムカツと白子鍋にホッピーがよく似合う、一、二、三階までの正しい居酒屋だ。
そして、大学時代の先輩や仲間で囲んでいたそのテーブルを早々に失礼して向かったのは、すぐ裏手の路地。
奇遇にもお隣さんへのハシゴ酒となった二軒目は、ちょっと妖しい路地に違和感なく馴染む店。
亀甲金網に包む看板には、沖縄料理と赤い文字。
こんなところに沖縄料理の店があるとは知らなかったなぁ。


藍の暖簾を払って踏み込んだ店内がいきなりシブい。
永きに亘る毎日の酒場の空気が少しずつ滓のようにそこに漂い留まっているような、そんな雰囲気が強く伝わってくる。


待ち合わせの方は二階です、と告げられて軋む階段を上がる。
座卓の並ぶ二階も古色が色濃くって、でもそれが居心地よくしてくれそうだ。


沖縄料理の店に来たならばやっぱり、それで始めねばなりません(笑)とオリオンをいただいて、遅れましてとまず乾杯。
どもども、お誘いありがとう。


店名を冠した「おもろ」は、つまりはミミガーの酢和え。omoro01.jpgたっぷり振った胡麻と胡瓜と合わせて、シャクコリといただく。
酢味噌和えでいただくことの多いミミガーだけど、ここではさらに素朴だ。
ラー油を垂らしてもよかったかもしれないな。


もうひとつ店名を冠したメニューがあって、それが「おもろ煮」。omoro02.jpgこっちは耳じゃなくて、おおお、豚尾の煮物だと書いてある。
もうすっかり定番の豚足に対して、豚の尻尾はそうそう見掛けるもんじゃないよね。


どれどれと受け取ったお皿に載るそれは、豚足をふた廻りくらい小振りにした感じ。
いかにもゼラチンコラーゲンした風貌を口にすると、なるほどチュルクニュンとした食感で、豚足よりもちょい品のいい気もします。


やや大きめの「豆腐よう」の端っこを口に含めば途端に、泡盛が欲しくなる。omoro03.jpgomoro04.jpg黒じょかに入った「瑞穂」をぺろぺろ舐めては、
豆腐ようの欠片を再びぺろぺろ。
んんんー、これぞまた沖縄ん気分(笑)。


「ソーミンチャンプルー」「ゴーヤチャンプル」でお腹を満たし、
omoro06.jpgomoro07.jpgomoro08.jpg
omoro05.jpg「海ぶどう」「島らっきょう」「すぬい(沖縄もずく)」と沖縄定番酒肴でまた泡盛をぺろぺろ。
「ウカライリチー(おから油炒め)」や「ジーマミ豆腐」の素朴な魅力に、うんうんうんうん頷いてまた、ぺろぺろ。


そして、〆はやっぱり「沖縄そば」。omoro09.jpgぽそぽそ感抑えめの麺とコクのほどよいスープに、泡盛浸食気味の脳裡が一瞬彼の地のどこかに飛んでゆきます(笑)。


愉しいひと時を、みなさんありがとう。


池袋西口の妖しい路地にある老舗沖縄料理店「おもろ」。omoro10.jpgどこか創作が匂う沖縄料理店も散見される中で、ここには本場の色を風化させない老舗の安心感がある。
帰り際の戸口でご主人に訊くと、
「おもろ」の創業は、戦後すぐ昭和23年のことだと仰る。
東京の沖縄料理店の紛れもない草分け的な存在、なのですね。
沖縄方言の「思い」から派生したとされる「おもろ」とは、沖縄の古い歌謡、歌のことのようで、その辺りが店名「おもろ」の由来と考えていいのもかもしれません。
そういえば、首里へと向かうゆいレールの途中には「おもろまち」って駅があった。
大阪の大正や梅田に同じ名前の沖縄料理店があるけど、関係あるのかな。


「おもろ」 豊島区西池袋1-13-7[Map] 03-3982-0236

column/02938 @4,800-

口SHOT BAR「もるとや」で カウンター眺めBRUICHLADDICH

morutoya.jpg庚申塚の「御代家」から荒川線で流れて、池袋。
池袋周辺で、モルトを呑めるバーとしてずっと気になっていたのが、その名もそのままな「もるとや」。
東池袋一丁目信号の交差点に面した建物のすぐ裏手。
樽の天板が描く円に「SHOT BAR もるとや」。
こんなところにあったんだー、などと云いながら、その扉を開きました。

テーブルから眺めるカウンターとバックバーがつくる光景は、なかなかに印象的。morutoya01.jpgカウンターにはパルミジャーノ・レッジャーノのそれと思しき半円を望み、その背後には高く3段の棚がボトルたちをどこか神々しく飾っています。


morutoya04.jpg仲間のひとりは、「ポートエレンはなにがありますか」という問いに応じて並べられたボトルたちを前に、そのお値段と興味と妙な使命感との間で苦悩している(笑)。
それを横目に、今日はもうエー加減呑んじゃってるので一杯舐めるだけにしようと、アイラから選んでみることにします。


今夜の一杯は、「ブルイックラディBRUICHLADDICH 20年」。
「もるとや」には、解説を付したモルトのメニューもあって、そこには、アイラ西海岸のロッホ・インダール湾にある、アイラで最も西にある蒸留所であると記してくれている。
ピーティーなヤツ、アイラにしては穏やかなヤツと、さまざまなボトリングがされているという。


ラベルには、THE CLYDESDALE ORIGINALとある。morutoya02.jpgそのボトルから注がれたグラスの琥珀は、どちらかといえば後者で、クリアーな呑み口に落ち着いたピートの薫り。
うん、なるほど。


きっと世のモルト好きさんたちには、名の知れたバー「もるとや」。morutoya03.jpgこの7月には、12周年を迎えたらしい。
いつか、江古田の兄弟店にもお邪魔したいと思います。


口関連記事:庚申塚「御代家」で めぬけかぶと煮かんはつもと都電のホーム(09年08月)


「もるとや」 豊島区東池袋1-8-6 DKY12ビル1F [Map] 03-5952-9277 http://www.morutoya.com/

column/02869 @2,700-

口庚申塚「御代家」で めぬけかぶと煮かんはつもと都電のホーム

miyoke.jpgチンチーン。
ひと気なく、のんびりした雑司が谷の短いホームにベルの音が聞こえた。
やってきた都電の車両は見覚えのある配色とは違って、レトロなテイストを帯びたツートンカラー。
荒川線に乗るのは随分と久し振りだ。
大塚駅前で一瞬、路面電車らしい風景を車窓から見せるけれど、走る軌道はほとんどが住宅街。
下車駅はその先の庚申塚駅。
すっと降りたホームのその場所にあるのが今宵の酔い処なのです。


ホームを抜ける風に揺れる暖簾を払うとそこは、落ち着いた風情の居酒屋たる佇まい。miyoke01.jpgすぐ右手の小振りなテーブルに腰を降ろして視線を上げると、今潜ってきた暖簾の向こうに電車の走る姿を覗けます。


miyoke02.jpg
気の利いた烏賊のわた和えをお通しにビールを呷って、お品書きmiyoke03.jpgmiyoke04.jpgの品定め。
熱々の「ゆであげ だだちゃ豆」でまたまたビールをぐいっとね。


「新さんま炭火焼」とあるのだけど、お刺身にはなりません?と訊くと、できますよっと即答いただいて、おろし生姜と一緒に。miyoke05.jpgああ、甘いほどに蕩けるようにする秋刀魚は、焼くのも勿論、刺身も旨い。


品書きにある「チャンバラ貝 塩ゆで」のチャンバラ貝ってなんでしたっけとふたたび訊ねると、マガキガイですね、というお応え。
ああ、マガキガイかぁ。
マガキガイは、今部屋で飼っている海水魚たちの水槽で、毎日せっせとコケや残留物の掃除をしてくれている巻貝のことでもある。
それを喰っちゃうのはなんか忍びないなぁと悩んでいると、じゃそれ!とこの夜の相棒のひとり。miyoke06.jpgああ、神妙な顔をしつつも結局、試しにひとつ、食べちゃうンであります(笑)。


すでに舐めている焼酎は、「青酎」。
伊豆諸島の一角、東京都青ヶ島で醸す島酒だ。


三つ葉もこうすると沢山食べられるねーと「鶏とみつばの和え物」を平らげて、串焼きあれこれをお願いします。

食道あたりの部位だという「かん」は、まさに管状な部位を集めた串で、「はつもと」は、レバーとハツの繋ぎ目あたり。miyoke07.jpgむにっとしてでも歯切れよく、なかなかイケる。
滋味とほの苦味と甘過ぎないタレの妙味と焼き加減と。


ぱりぱりと「皮」の食感を愉しんで、「砂肝」「うずらベーコン巻き」。
miyoke08.jpgmiyoke09.jpgmiyoke10.jpg
しっとりほっこりした「つくね」に至る。


すでに替えていた焼酎は、「八丈鬼ころし」。
今度は八丈島産の島酒。
芋焼酎に麦焼酎をブレンドした焼酎らしく、すっきりした呑み口だ。


黒板メニューに「めぬけ かぶと煮」。
これがまた、旨い。miyoke11.jpgmiyoke12.jpg頭の周りについた肉を解して、こそげて、しゃぶって、舐める。
脂の甘さに品が備わっているようで、ぬる燗をきゅっといきたくなるような、ご飯が欲しくなるような。
以前、赤坂の「築地 奈可嶋」でいただいた「きんきの煮付け」をふと思い出し、これもかぶと煮じゃなくて身がしっかりついていたら、もっと醍醐味だったろうになと遠い目になる。
ま、もっとも、かぶと煮だからお安く愉しめるのだろうけどね。


ちょっとシメっぽくなにか、ということでいただいたのが「鶏のひつまぶし」。miyoke13.jpg所謂鰻のひつまぶしの、薬味のっけの二杯目あたりをイメージしたのか、鶏の出汁で炊いたご飯に刻み海苔刻み葱が載っている。
うんうん、悪くない。
何気ないけど、あって嬉しいシメメニューでありますね。


ご馳走さまをして暖簾を潜れば、そこはやっぱり都電のホーム。
そんなロケーションに癒されつつも、いつしか「御代家」の酒、酒肴にも癒される。miyoke14.jpgこのまままた、やってきた一輌に乗り込んで、池袋あたりにハシゴしようかな。
チンチーン。


口関連記事:肴と酒の和味処「築地 奈可嶋」で のどぐろ一汐干しきんきの煮付(06年10月)


「御代家」 豊島区西巣鴨2-32-10 神宮ビル1F [Map] 03-3918-0084 http://miyoke.ume2001.com/

column/02860 @6,800-

口南インド料理 「A Raj」 でサンバールと鶏のキーマのCセット

araj.jpg


池袋からグリーン大通りをのんびり歩いて東池袋まで。
首都高の高架下沿いを進むと、”A”の文字を白抜いた青いスタンドサインが見つかります。
一見殺風景な通りに、カラフルなファサードaraj01.jpgを現せてくれているのが、今日のランチの目的地「A Raj」です。
「ラージ」はオーナーシェフのお名前のようですね。

営業時間にはまだ数分早いものの、ドア枠の硝子に提げられたプレートが「OPEN」となっている。
で、ドアを開けようと押し引きしたものの、鍵がかかっていて開かない。といって、休業日という雰囲気でもない。
んん~、と思っていると、「あ~」という表情を見せつつ、女性がドアを開けてくれた。
「ずっと、OPENでしたよ(笑)」「ええ、間違えちゃってて(笑)」。
一番乗りしてお願いしたのは、2種類のカレーとライス+ナンにミニサラダ、インドの漬物アチャール、ラッシーがつく「Cセット」。
辛さの★マークひとつの「サンバール」は、キマメと色々な野菜を煮込んだ、野菜を替えつつ毎食でも食べるという南インドの代表的なカレーだといいます。さらさらとした南インドらしいカレーで、玉葱、トマトに混じって大根らしき具材も入っています。
araj02.jpg
もう一方を、鶏の「キーマ」araj03.jpgで。
挽肉満載のカレーではあるけど、こちらもさらさら仕立てで、そっとナンに載せて、いただきます。
araj04.jpg下地になっているスープの旨味とスパイスの風味がいい塩梅で、ナンを千切っては口へをノンストップで繰り返す。
ナンの下からひと盛りの長粒米araj05.jpgが現れて、それは例のスープカレーのお作法で食べてみる。
こうしてみると、南インドのさらさらカレーは、ナンよりもご飯でいただく方が食べやすいし美味しいかもね。

清々しい気分の汗を拭きながら、ラッシーを呑み干しました。
店内のポスターによると、年末から割りと長期に亘って店主が里帰りするようです。

「A Raj」 豊島区南池袋2-42-7 03-3981-9688 http://www.a-raj.com/

column/02452

口カレーと珈琲 「プティフ」 petit-few

petitfew.jpg本郷三丁目の交叉点から東大赤門方向にちょっと進んだところにある喫茶店的欧風カレーのお店が「プティフ」です。メニューには、「ビーフカレー」から「チーズカレー」、「きのこカレー」「豆腐ステーキカレー」などなど16~17種のカレーがラインナップ。八丈島に地縁があるのか、明日葉を使った「薬膳カレー」や八丈から直送の魚による「旬の魚ソテーカレー」や「魚のつみれカレー」なんて変化球も、あり。明日葉とカレーの相性ってどお?なんて気になりつつ、黒豚の柔らか煮を具にしているという「コーロカレー」をお願いしてみました。選べる辛さはご家庭の辛口程度だという「中辛」で、選べるライスはバターライスでなく、発芽玄米や黒米を白米に入れて炊き込んだという「発芽玄米入り」で。早速、バターを添えたじゃが芋が届けられます。欧風カレーのお約束なのですね。バラ肉風の肉片が浮かぶソースパンをえいっと傾けて一気に赤味を帯びたライスに回しかけてしまいます。すぐさま、ひと口。う~ん、煮込んで煮込んで野菜やら鶏やらのエキスが凝縮していそうな見掛けなのにベースのスープの中に探すだし味は、随分と上品で残念な感じ。さらにライスがちょっとネチネチとした食感になっちゃってるのも切ないところ。その一方できちんと仕事をしてくれているのが、説明通りに柔らかく仕立てられた黒豚くん。カレーソースと具材がうまく折り合ってないとも云えそうです。う~む。そうそう、カレー屋さんでヨーグルトドリンクといえば、およそ「ラッシー」ですが、「プティフ」のはオリジナル。プレーンかトロピカルかを選べる、その名を「プティッシー」。酸味の優しい、少し濃いめのドリンクです。レジ先の壁には、「TVチャンピオン」のカレー選手権優勝時のものと思しきゼッケンが、赤と青の2枚、飾られていました。

「プティフ」 文京区本郷4-1-3 03-3815-9408

column/02320

口もりそば 中華そば 「南池袋 大勝軒」

minamitaishoken.jpg「東池袋 大勝軒」がとうとうこの3月に店を閉めるのだという。再開発が直接の契機ではあるものの、オヤジさんは酷使に痛んだ身体から既に一線から身を引いていて、遠からずその日もやってきてしまうのだろうと憂慮していたのです。山岸さんへの敬意を込めてもう一度訪れてみようと考えていたのに、結局出遅れて、ちょうど開店時刻の到達になってしまった。いくつものメディアで閉店が告知されているので、間違いなく相当混んでいるよなぁと怖いものを覗くように足を近づけると………。店頭から始まった行列はいつものようにお店の左手に廻り、その列はずっとずっと先に続き、なんとサンシャインに面した道路にまで伸びている。はぁ、やっぱり。太い麺を湯掻く時間やら普通盛りでも大盛りな麺を食べ切る時間やらの必要もあって決して回転の早くないことを考えると、寒空の下この行列の最後尾につくことはもの凄い覚悟がいる。瞬時に風邪をひきそうな予感が過ぎったので止む無く一礼、店を離れ向ったのが山岸印の姉妹店のひとつ「南池袋 大勝軒」です。こちらも満席だ。簡素なメニュー構成だというイメージから一転して、トッピングによって「もりそば」だけでも12もの種類がある。折角だからと全部入りの「もりデラックス」を。味付け玉子にのり、メンマに肉厚なチャーシューがどこどこっとつけ汁に浸っています。むむ。そのつけ汁が妙に甘いなぁ。そう思って顔をあげた先に、店員が筒状の容器からドンブリに白い粉を投入している光景が映った。店員はさらに別の白い粉も入れている。無化調だなんて思ってはいないけど、その堂々とした所作とこの妙な甘さとの連想がなんだかちょっと切ないやね。改めて底のほうから攪拌してみると、辛味や酸味がやっと顔をだしてきた。ふんだんなトッピングをとっかえひっかえして、つるんとした麺をずるずる、ズルズル。最後の最後のところで微妙にアキがくるのは、量の所為ばかりじゃないかもね。新進気鋭なお店たちが旨いつけ麺を繰り出している中にあって、どちらと云えば守る側の山岸印「大勝軒」がこれから変わっていくのか変わらないのか。時折伺って見守りたいと思います。

「南池袋 大勝軒」 豊島区南池袋2-27-16 03-5951-2221
http://www.tai-sho-ken.com/

column/02132

口らーめん2店のコラボ 「竃@空海」

kamadokukai.jpg今年お初のお店探訪は、買い物に寄った池袋のラーメン店となりました。お正月チックな装い、ないよね(笑)。西口五差路から進んだロサ会館の背面あたり。へーこんなところに「竈」があるんだぁと、どこか懐かしいような気分で券売機に正対し、やっぱ「竈」はクンタマだよなぁと「竈くんたまらーめん」のボタンをポチとする。カウンターに収まって何気なく卓上の解説を読むと、参宮橋「麺屋空海」とのコラボと書いてある…。あ、なるほど、そーゆーことだったのね。ただ、コラボといっても両者のドンブリを融合したというよりは、2店のメニューを一緒に売る、カタチ優先のような気もするな。「竃@空海」独自らしきメニューもそれぞれの味の派生系の色合いが強いように映る。で、届けられたドンブリは当然「竃」篇。魚介の風味はそこそこにとろんとした白湯スープとの安定感あるダブルスープ。縮れ中太麺との相性も悪くない。半熟煮玉子やチャーシューに添えられた薫香が相変わらずいいアクセントになってるね。定番になってしまった要素も多いので今更の感もあるかもしれないけど、なかなかどうしてイケル1杯だ。宇田川町にもお店があるらしいので、今度は渋谷で「特製濃厚とんこつ」あたりをいただこうかな。

「竃@空海」 豊島区西池袋1-37-8  03-6904-6661

column/02080

口博多長浜らーめん 「ぼたん」

botan.jpg無性に博多ラーメンが食べたくなった。それも、本場屋台の味が…。てなことで、訪れたのが大塚駅近くの「ぼたん」です。店の前に佇んだ時点で、例のとんこつ臭が全身を包んでくる。臨場感たっぷりだ。いざいざ。「ねぎらーめん」に「のり」、そして「ばくだん」のトッピングをお願いします。ひとまずスープをひと啜り。おお。とろんと濃厚な本格派スープだ。店内も当然の如くとんこつ臭に満ちていますが、口の中から鼻腔へ向けてもまた独特の匂いが広がる。嫌いじゃないんだよなぁ。目を閉じれば、屋台の居並ぶ長浜の光景が浮かんだりする(いや、ホント)。辛味を含んだつくね状のトッピングかと思っていた「ばくだん」は、別器で届けられていて、辛肉味噌に海老や烏賊にもやし、葱などが入っている。そっちにスープや麺を移して、2種類を別々に楽しんだらどうか、と云う。最初は、別皿の方へスープや麺を掬い移してみたりして、そのちょっとエスニックな味わいとを比べてみたりしたものの、面倒くさくなってメインのどんぶりに「ばくだん」の中身をぶち込んで、ついでに替え玉も加えてズルズル。うん、まぁ、濃厚乳化スープに辛味が加わったバージョンも味わえて、それはそれで悪くはない。少々難儀なのは、店を離れても例の匂いが纏わりついてるような気がして、回りに気を使ってしまうところかな。でもね。こういう本格派で一本気なとんこつラーメン店には是非そのままでいて欲しいと思う。匂いを抑えたライト志向にして女性客も増やそうなんて考えないでね。

「ぼたん」 豊島区北大塚2-12-3 03-3915-8641

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口信濃神麺 「烈士洵名」 resshijyunmei

resshijyunmei.jpg春日駅近くにある「列士洵名」は、長野で店舗展開している「笑楽亭」というグループが東京に進出してきたお店だという。券売機で「チャーシュー麺」「岩のり」のチケットを買いながら店内の様子を窺うと、先客はカウンターに女性のひとり客のみ。混み合う時間帯ではないのかなぁとぼんやり考えているところに、ラッパ状に広く口を開いた白い器が届きました。スープの表面には香味油のような油で幕が張られています。表層を攪拌しながらそのスープを啜る。なにかが突出することなく、動物系と魚介系のだし味がバランスしている感じだ。優しく濁りないスープに、どこか物足りなさを覚えるヒトも少なくないんじゃないかな。動物系は信濃地鶏、信州ハーブ鶏、信州みゆき豚などという地元銘柄を使っているらしい。別皿盛られた炙りチャーシューは、脂の蕩けた薄切りで、箸で掴もうとすればその場から千切れるという仕立て。これまた信州SPF豚という無菌豚を使っている。麺はところどころに粒子の練り込まれた力強さのあるもの平打ちだ。その太麺を千切れたチャーシューといっしょにわしわしっといただく。貼紙には黒小麦を使う細麺も選べる、とある。もしかしたら硬めに湯掻いた細麺の方がこのスープに合うのかもしれないな。

「烈士洵名」 文京区西片1-15-6 03-5684-2263

column/01928

口中国家庭料理 「楊」 yan 2号店

yan.jpg突然降り出した雷雨の中、早足で路地の角にある「楊」に飛び込みました。ここの「坦々麺」を喰ってやろうという魂胆なのです。奥の、バーコーナーのようなカウンター席に案内されました。「楊」の「坦々麺」は、汁なしタイプ。「よく掻き混ぜてからお召し上がりください」とのお達しに従って、グニグニとお皿の底の方に仕込まれた赤いタレを纏わすように混ぜると、あっという間に白かった麺が真っ赤になりました。辛そうだけど大丈夫か、オレ? 恐る恐る麺を啜ると、辛さより先にまったりとした胡麻ペーストのコクと香りが訴えてきます。そして、見た目ほど辛くは、ない。あれあれ、後から後から尾を引いて口惜しいぐらいにイケてしまう。辛いのがいまひとつ得意でないくせに、最後に残った挽肉の味噌まで綺麗に完食です。食べ終わってみると、独特の香りとともに口の中が痺れている。”麻”ってやつだな、とお冷を2杯。

「楊」 豊島区西池袋3-25-5 03-5391-6803

column/01916

口黒みそスープ 「初代けいすけ」

keisuke.jpgなにやら真っ黒いスープのラーメン店が本郷三丁目にあるという。なかなか訪ねる機会もなく、今日に至っていました。正午過ぎで、店外にふたり待ち。店内の券売機の前に女性がふたり空席を待っていました。ご注文は、「黒みそラーメン どっさりねぎ」に「煮玉子」「特大穂先メンマ」を添えて。1,150円になっちゃいます(笑)。まずはその黒いヤツをズズっと啜る。黒い色から連想する苦味とえぐ味は当然ないものの、最初に感じるのはベースになっているトンコツメインと思われるスープの濃厚さだ。西麻布「五行」の焦がし味噌の、これでもか~という香りづけとは違う、どちらかというとインパクトを加える意味合いの方が強いと思わせる黒だ。ブレンドした味噌に竹炭を使っているそうだけど、つまりは炭の粉を入れちゃってるってことなのかな。「特大穂先メンマ」もインパクト的には愉しいけど、2本もあったら持て余しちゃうよね。願わくば、どんぶりのサイズをもうひと回り大きめのものにしていただくと、窮屈な食べ方にならないで済むのですが、いかがでしょうか。

「初代けいすけ」 文京区本郷5-25-17 ドミネンス本郷102 03-3815-2710

column/01771

口うどん処「硯家」本店 で意表をつく冷やしカレーうどん

suzuriya.jpg
最近久々に戴いた茅場町「藪平」の「冷たいカレーそば」の余韻を脳裏に残したまま、炎天下の池袋東通りを進む。
左に折れた路地に佇むうどん処「硯家」にお邪魔です。
壁に貼られた手書きメニューから、季節限定という「冷やしカレーうどん」を大盛りで お願いしました。端から"つけざる"的なカレーうどんを勝手に想像していたもので、届いたお皿を見て意表を突かれた表情になってしまいました。

お皿に盛ったうどんに挽肉のカレーソースが回しかけられて、そこに浅葱が載せられているのです。suzuriya01.jpg箸で数本を引き揚げようとすると、他の沢山のうどんが纏わり付いてくる。無理に引っ張ろうとすると、カレーを服に飛ばしてしまいそうで怖い。食べ難いぞぃ。
もちっとしたうどんで悪くはないかと思っていた麺が、次第にねちゃねちゃとした印象になってきちゃった。
カレーはというと、ヒリっとした辛さはあるものの、そのうどんの質感に完全に負けてしまっているよね。う~ん。
翻って、"そば屋のカレー"の魅力を再認識してしまうこととなりました。


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