すみ処「寺田屋」でぽてサラごまサバあじフライにウチワエビ美味じゃありませんか

teradaya赤坂の居酒屋「さきと」もその日はお休みという日曜日の博多のひる下がり。
天神の地下街”てんちか”を右へ左へと徘徊すれば、それは成る程なかなかの規模。
全長600メートル、150を超えるテナントがあるという。
地上に出て警固公園を通り抜け、岩田屋本店の脇を往き、親不孝通りを漫ろに歩く。
ひと息入れてから今度は、けやき通り近くの知人宅をこっそり眺めたり(笑)、警固の信号近くのスペインバルの止まり木で0次会。
開店時間を見計らうようにして、大名地区の裏通りにあるすみ処「寺田屋」へとお邪魔しました。

行燈点る格子戸の白暖簾を払って靴を置く。
板廊下をずいっと進んだ奥のカウンターへとご案内。teradaya01teradaya02掘り炬燵式に足を延ばして座り、
視線を右に振れば小上がり風の座敷が窺える。
正面には硝子ケースがでんと構えて、
その中にはぎっしりと食材が出番を待っています。

硝子ケースの中身を眺めつつ、
麦酒と一緒に「ぽてサラ」をご註文。teradaya03ほっこりとしっとりのテクスチャのバランスが絶妙で、
過ぎないコクに旨味をそつなく湛えてる。
ポテトサラダの出来映えで、
その店の手腕を測るなんて云い回しがあるけれど、
そんな意味からは、期待を高めてくれる逸品と云えましょう。

この日のお刺身ラインナップから、
目敏く「ごまサバ」を見付ける。teradaya04大分空港に降り立った時から頭の片隅にあった、
関さばへの思慕(笑)がまたまた頭を擡げてくる。
周囲を固めるは、たっぷりと摩り下ろした白胡麻に、
細やかな刻み海苔、醤油タレに山葵、浅葱。
でも中央のスターの存在感は揺ぎない。
脂の甘さとともに鯖独特の香り旨味が真っ直ぐ届く。
美味しいじゃありませんか。

「かきフライ」をと思いつつも選んだのは「あじフライ」。teradaya05それは開きではなくて、半身を二片とした揚げスタイル。
関鯵とは謳っていませんが、
今度は鯵らしい香りが揚げ立ての細やかな衣の中から、
ふわんと湯気を上げて華開く。
美味しいじゃありませんか。

舐めてるのは、芋焼酎「坊の津」。
硝子ケースの中からのご対面は、ウチワエビ。teradaya06teradaya07ゾウリエビでもセミエビでもなくてウチワエビ。
ゾウリエビはぺったんこで、
あまり食べる身がなかった記憶があるけど、
焼いてくれたコイツは身のつまりもよく、
しかもその身が甘くて旨い。
あれま、美味しいじゃありませんか。

店の名に冠たる炭焼きモノは、
黒毛和牛に豚に鶏などなど。
品書きに豚も鶏も”やきとり”と呼んでいるらしきところを見付けて、
東松山を思い出す(笑)。teradaya08鶏の「四つ身」に「砂ずり」をいただい後、
こんなん如何と受け取ったお皿には、こんな串。
お手間をお掛けして申し訳ない気分も交錯しながら、
炙り立ての一粒ひと粒を口に含めば、
期待以上の甘い弾ける芳ばしさ。
なはは、美味しいじゃありませんか。

右目の隅でずっと気になっていたのが、おでんの湯殿。teradaya09teradaya10teradaya11選んだ具は「大根」に「ぎょうざ」。
水餃子みたいなことかと思った「ぎょうざ」は、
コロコロした丸天の中に餃子がインしちゃった感じで面白い。
そして、おでんにレタスと柚子胡椒。
うんうん、美味しいじゃありませんか。
いただいていた日本酒「寒北斗」にもよく似合います。

勢いあまって〆ちゃおうと「牛ねぎやきめし」。teradaya12刻んだソバは入っていないけど、
三宮の春日野道駅の高架下にある、
お好みハウス「ひかりや」の「そばめし」をちょっと上品にした感じ。
美味しいじゃありませんか。
ご馳走さま。

福岡は大名の裏通りに、
炭火焼と行燈に点した居酒屋、すみ処「寺田屋」がある。teradaya13すみ処「寺田屋」は、
狭い路地の奥にあって、
まさに”隠れ家”と謳われる本家「寺田屋」の新店であるらしい。
「寺田屋」と云えば「寺田屋事件」。
ただ、寺田屋騒動も坂本龍馬襲撃事件も舞台は京都。
此方の店名が、その「寺田屋」由来なのか、
それとはまったく関係のない、
寺田さんちの居酒屋、なのかの謎解きは、また今度。
この後、余裕をかまし過ぎて、
飛行機にギリギリで飛び乗ったことは内緒です(笑)。

「寺田屋 炭処」
福岡市中央区大名1-4-22-101 ドリーム大名 [Map] 092-714-4886

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