和食・定食「かとう」で はふほふはふかきどうふかきフライの恵み

kato.jpg久し振りの築地場内。 もんぜき通りの人出や魚がし横丁の賑わいは、 およそ以前と変わらぬようにみえる。 観光地化に拍車が掛っている点も変わらない印象だ。 「寿司大」あたりの行列っぷりをちらっと眺めてから、8号館へ。 この冬の日の目的地は、和食「かとう」です。
お隣「鮨文」の行列を一瞥してから、暖簾の隙間を覗く。 なんとかそのまま席にありつけそうだと、硝子戸を引き開けます。

見上げる品札は、定食の仲間たち。kato01.jpg活きよく愛想よくのお姐さんの手隙を待ってのご注文は、「かきどうふ」だ。

熱々の澄んだ汁に浮かぶは、三重県産の牡蠣に豆腐、白菜。kato02.jpgやおら箸の先を牡蠣の身の下に潜り込ませて、ふーふーとする。

はふほふはふ。 磯の香りとともに期待通りの滋味が解ける。 はふほふはふ。 じわっと出汁の滲みた豆腐、白菜と巡ってまた、 熱々の牡蠣の身をじっくりと味わっては、ご飯をパクつく。kato03.jpgああ、昼からなんて贅沢な気持ちにしてくれることでしょう。 定食じゃなくして、澗のお酒と一緒にというのもオフの日ならば当然の選択肢です。

日を改めての8号館。 今度はやっぱり、「かきフライ」。 一番奥に陣取って、姐さんと厨房とのやり取りを脇で聞きながら、揚がりを待ちます。

お待たせしました~と届いたかきフライは、揚げ色しっかりめ。kato04.jpg kato05.jpgkato06.jpg 軽快なパン粉の歯触りとしゅっと溢れる海の恵み。 ああ、今季はいつまで愉しめるのでしょう。

魚がし横丁、鮨店の行列脇目に和食・定食「かとう」。kato07.jpg次回は、地金目鯛か黒ムツの煮付けあたりを狙い目に。


「かとう」 中央区築地5-2-1 築地卸売市場魚がし横丁8号館 [Map] 03-3547-6703
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