デンキブラン「神谷バー」で電氣ブランと牡蠣フライ浅草の夕暮れ

kamiyabar.jpgお気に入りの鰻処「小柳」で、お昼からお燗のお酒。 想定以上に絶品だった「〆さば」に驚きつつ、お猪口をつつつ。 そして、奮発して「鰻重」の松を堪能します。 その足で、初めての「浅草花やしき」。 憧れのローラーコースターやお化け屋敷は初めてなのに懐かしい愉しさ。 「花やしき」のゲートを潜り、 仲見世通りを雷門に向けて、漫ろに歩きます。
雷門の提灯の口輪を下から覗いて、龍の彫刻を眺めながらふと思いつきました。 そうだ、「神谷バー」に行こう!

まだ、夕闇手前の「神谷バー」はこの雄姿。kamiyabar01.jpg古色が似合うタイル貼りに、円形の窓に繋がる開口の三本柱。 どなたのデザインによる意匠なのでしょう。

覗き込んだ一階フロアは既に大賑わい。 なんとか空いたテーブルを確保して、食券を求めにレジの列に並びます。

勿論、「デンキブラン」をとレジのメニューを眺めると、 「電氣ブラン〈オールド〉」なんてヤツもある。 最近、古(いにしえ)のものにも弱いんだなどとよく判らないことを呟いては(笑)、 そのチケットを。

奥のカウンターでは、どんどんと「デンキブラン」のグラスが並ぶ端からあちこちのテーブルへと運ばれる光景が続きます。 「電氣ブラン〈オールド〉」のグラスが届きました。

「電氣ブラン〈オールド〉」は、30度の「デンキブラン」と違って、アルコール度数40度。kamiyabar02.jpgグラスも違っていて、紋章も入っていないシンプルなヤツ。

ペロペロっと舐めるようにグラスを傾けると、甘い舌触りにに仄かに薬草の香りが混じる。kamiyabar03.jpgああ、他所では幾度か吞んだことがあっても、 本家本元のテーブルで舐めるのは、今更ながら初めてだ。

kamiyabar04.jpgやっぱりジョッキのビールをチェイサー代わりにするのばオツな感じ。 既に周知なことだけど、 明治の頃に舶来のハイカラなものに冠したのが”電氣”で、 ブランデーと表記するにはちょいと不足があって、”ブラン”となったそう。

ショーケースに目敏く見付けた「牡蠣フライ」がやってきた。kamiyabar05.jpg「小柳」の鰻で十分お腹は満ちているけど、牡蠣フライは別腹(笑)。

うんうん、何気ないけど、 大振りのパン粉で上手に牡蠣を包み込んであって、 牡蠣の旨味の凝集がそのまんま愉しめる。kamiyabar06.jpgタルタル風ソースもたっぷりなのが心意気だ。

現在地、浅草一丁目一番一号。 明治13年に酒屋を興すことに始まり、浅草の移り変わりを眺めてきた「神谷バー」。kamiyabar08.jpgkamiyabar07.jpg店内には、例えば、明治45年の改装の写真がパネルになっている。 長方形に囲むカウンターにしっかりした革張りを窺わせるスツールが並んでる。 その頃にタイムトラベルして、そのカウンターに腰掛けたい。 そんなことを思いながら、店内の喧噪を背にします。

吾妻橋の渡る隅田川はちょうど夕暮れ時。kamiyabar09.jpgkamiyabar10.jpgビルの間からスカイツリーも望めます。


「神谷バー」 台東区浅草1-1-1 [Map] 03-3841-5400 http://www.kamiya-bar.com/
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「デンキブラン「神谷バー」で電氣ブランと牡蠣フライ浅草の夕暮れ」への2件のフィードバック

  1. “ 神谷バー ” の登場万歳!

    小生は年に1度だけ顔を出します。
    *浅草羽子板市の帰路です。
    ビール(大ジョッキ)を呑ってから
    【ここのジョッキは大きいから好き】
    デンキブランを3杯くらい呑んでます。
    【足がふらつき始めたら帰ります】
    肴は・・・
    何時も⇒カーマンベールのフライです。

  2. Re:ぽんちゃんさま
    なるほど、羽子板市の帰りに、真っ昼間っから(笑)。
    いいですねー。
    デンキブラン3杯にジョッキのビール呑めば、すんなりいい感じになりそー。
    カマンベールのフライ、覚えておきます。

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