比内地鶏「ぬの家」で 初夏の盛夏の残暑の牡蠣フライに感謝

nunoya.jpg夜にお邪魔したのはまだ数えるほどだけれど、 おひる時には何度となくお世話になっている、 「ぬの家」さん。 ホールスタッフも厨房の中も女性で、 元気と気風のいいお姐さんたちが切り盛りしているお店です。 地階にあったイタリアンがフラメンコスタジオに代わっても、「ぬの家」はずっとそこにある、そんな感じがしています。

陽射しに明るい店内のカウンターに腰を据えると、 向かい側のテーブル席のソファーの赤がイロを注す。nunoya01.jpgnunoya02.jpg厨房側には、 達筆で朗々と示す比内地鶏についての口上が貼られています。

ひる時のお品書きは、10種類ほど。 「鶏の唐揚げ」も人気だし、「メダイの西京焼き」や「さばの味噌焼き」や「トロアジの薄塩焼き」なんて手もある。nunoya04.jpgnunoya03.jpgでも、それのどれよりも嬉しいのは、 「牡蠣とあじフライ」がほぼ通年メニューとして載っていることなのです。


初夏の頃、盛夏の頃、残暑の頃にも牡蠣フライがいただけるなんて、 素晴らしいことではありませんか(笑)。nunoya05.jpg「牡蠣とあじフライ」のお皿には、牡蠣フライがみっつ。 ちょっと物足りない気もするけど、贅沢は云っていられません。

そんなこんなで、三度目の「牡蠣あじフライ」を注文しようとしたその時。 ふと試しに「牡蠣フライのみでもいいですか?」と訊いたら、 なんの怪訝な表情もなく、「はい、いいですよ」と。 もっと早く訊いておけばよかった(笑)。 厨房には、「牡蠣のみ~」とオーダーが入ります。

丸いお皿を五つの牡蠣フライが占める黄金比。 美しいではありませんか。nunoya06.jpgnunoya07.jpgそして盛夏にいただく牡蠣フライをふーふーして齧ります。

齧り口に意外なほどの汁が滲み出て、真冬の感慨を彷彿とさせて。nunoya08.jpg上顎火傷のリスクを急に思い出して、ふーふーとします。 絶好調時の「三州屋」のそれと比べるのは論外だけれど、 時季の牡蠣フライと遜色がないのが不思議な感じ。 CAS冷凍の牡蠣を使っている訳ではなさそなのにね。 兎に角、通年提供牡蠣フライに、ただただ感謝であります。

そしてまた、牡蠣の季節がやってくる。

鯔背な姐さんたちが取り仕切る比内地鶏と牡蠣フライ(?)の店、八丁堀「ぬの家」。nunoya09.jpg姓が「ぬのや」なので、そのまま店の名にというご主人もきっと女性なのではないのかな。 たまには、夜に訪れて比内地鶏も堪能しなければいけません。


「ぬの家」 中央区八丁堀2-21-11 鈴らん通りビル1階 [Map] 03-3552-2750
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