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ただいま鋭意、旧サイトより記事移築中です。
2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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口 Restaurant「esszimmer.」で 鮪大鮃に子牛鞍それぞれのグラス

esszimmer.jpg旧市街からザルツァッハ川に沿うように北へちょっと行った辺り。
Müllner Hauptstraßeが、Lindhofstraßeへと左に大きく弧を描く交差点。
行き交うトロリーバスの向こうに眺める何気ないベージュの建物がこの日のランチの目的地。
壁に縦書きした看板が茜色に白抜いて示す店の名は、「esszimmer.」。




ドアを押し、店の中に一歩足を踏み入れると、
外観の愛想からの予想を裏切る、シンプルに洗練されたフロア。esszimmer01.jpgesszimmer02.jpg目の前を走るトロリーバスのパンダグラフが架線を擦る音もなく、静かで穏やかな雰囲気だ。
まずは、仄かなピンクが綺麗なシルヒャーの泡から。


「MENU ESSZIMMER」から、前菜のみっつのカップ。
esszimmer03.jpgesszimmer04.jpg
意外と濃い味仕立ての雉子のコンソメと人参ペーストに載せた帆立、鹿のタルタル。


長方形に切り出したような黒い石のプレートに載せられてやってきたのは、鮪のマリネ。esszimmer05.jpgその下に敷いているのは、saddle of veal。
子牛の鞍のあたりの部位の肉のことだそう。
日頃食べ慣れた鮪の赤身は、こちらではちょっとキッチュな食材なのかもなぁと思ったり。
酢漬けした赤キャベツと一緒にトッピングされているのは、ビーツの甘いチップスだ。


esszimmer06.jpg
「esszimmer.」のメニューの特徴は、お皿それぞれに対してオススメのグラスを用意してくれること。
そんな鮪のマリネと子牛とのプレートには、
「Weissburgunder Klassik 2009,Gross,Südsteiemark」。esszimmer07.jpg垂らしたオリーブオイルに岩塩の欠片を載せて齧るバゲットと交互に愉しみます。


微かに翠色がかった泡ソースに包まれてやってきたのは、柔らかな魚の白身。
大鮃(オヒョウHalibut)というカレイの仲間だそう。esszimmer09.jpgesszimmer10.jpgesszimmer11.jpg紅い彩りを添えてくれているのは、ビーツの根っこ。
そして、エスプーマちっくなソースを仄かな緑色にしているのが、Wasabi。
ホースラディッシュなどでなく、山葵であることが嬉しくもなんだかちょっとこそばゆい。


これなんだろね?と思うムースというかパテというかは、グリューワインの入ったマグロの。esszimmer19.jpgこれが、おりょりょと思うほど旨くてびっくり。
買って帰りたい感じ(笑)。


esszimmer13.jpg

続くお皿は、子牛の膵臓sweetbread。

esszimmer12.jpgこちらも主題であるかのように表情を魅せているのが、薄切りした林檎で挟んだ菊芋(エルサレムアーティチョーク)のムースだ。


メインのメニューにふたたび目にしたのが、"Saddle"の文字。esszimmer14.jpgesszimmer15.jpg子牛の鞍のあたりの部位のお肉の柔らかグリルがロール状にして中央に。
癖のない真っ直ぐな旨味が溢れ出るように口腔に広がって。
それと並んでロール状なのが、オーストリアの代表的なスイーツのひとつ、シュトルーデルstrudelをモチーフにした料理。
くるくるしてサクカリの衣とそれで包んだソテーとの相性やよし。
お供は、「Roter Veltliner -alte reben 2008」の赤だ。


デザートをあれこれ盛り込んでくれたお皿には、
ちょっとビターなものやキャラメル風味のものなどなど。
esszimmer16.jpgesszimmer17.jpg
仕上げに一杯いかがですかと、透明ボトルにキルシュguglhof wildkirsch。
舐めるようにいただいても、利いてしまうのですね(笑)。


新しい工夫への気概と気鋭を想うレストラン、「esszimmer.(エスツィンマー)」。
esszimmer18.jpg"ess(essen)"="食べる"+"zimmer"="部屋"で、"esszimmer"。
シェフのアンドレアスが用意するメニューの、例えば「MENU GREEN」にはこだわり野菜の5皿があったりする。
きっと季節を変えては訪れる常連さんも多いことでしょう。
音楽祭の時季には予約も難しくなるようです。



「esszimmer.」
müllner hautpstr. 33, Salzburg[Map] 0 662 / 87 08 99
http://www.esszimmer.com/

column/03120

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