手打そば「段葛 こ寿々」で だし巻きで麦酒ざるそばとこ寿々そば

kosuzu.jpgとっても久し振りに鎌倉へ。 江ノ電に乗るのも果たしていつ以来のことか、 思い出せません。 海の見える場所はやっぱりいいよなぁと後ろ髪を引かれつつ、降り立った鎌倉駅。 鎌倉を訪ねたのは、鶴岡八幡宮の先にあるティーサロン「歐林洞」で催される村田ライブを味わうためなのでした。
その前にちょっと腹拵えしなくっちゃ、 ということで寄ったのが手打そばの「段葛 こ寿々」。 八幡宮の参道、若宮大路沿いに建つ小粋な木造家屋。 kosuzu01.jpg脇には柳の枝が揺れ、店先では蓮の葉が迎えてくれます。 暑さから逃れるように暖簾を払うと、 中途半端な時間であるのに店内は満席状態。 注文を済ませてしばし、わらび餅のケース前で待機です。 kosuzu03.jpg 乾いた喉を潤したいと麦酒を所望。 肴に「だし巻き」と「わさび芋」をいただきましょう。kosuzu02.jpg繊細に巻いた出汁巻きの湯気の辺りに大根おろしをちょんとのせて。 ふわりと優しい味わいに旨みが滲んで、はふほふ。 kosuzu04.jpgもうちょっと呑みたいと、「鎌倉ビール」を注文んでみました。 緑色を配色したラベルの「鎌倉ビール月」は、赤褐色のアルトタイプ。 地ビールはこんな印象になるんだよねと、でも微笑ましく。 ペールエールの「星」、ブラウンエールの「花」というのもあるようです。 そろそろおそばをと声を掛けて、お願いしていた「ざるそば」の到着です。kosuzu05.jpgなんだかお店の佇まいにもよく似合う、気風のいい景色の笊であります。 玄そばを自家製粉しての手打ち蕎麦は、意外なほどの本気度。kosuzu06.jpg緩みのないきりっとした、凝縮感のあるそばが心地よく口元を喉を滑ってゆく。 うん、いいね。 kosuzu13.jpg 遅いお昼にはもう少しいただきたいのだけど、 「こ寿々」には大盛りがない。 然らばもうひと品と「こ寿々そば」。kosuzu07.jpgたっぷりの刻み海苔、たっぷりの三つ葉で涼やかに、 大根おろしに載せた柑橘がアクセント。 つゆを廻しかけ、少々掻き混ぜいただきます。 三つ葉の香気に海苔の風味、そこへ揚げ玉の油が滲んでいい感じ。 kosuzu08.jpgkosuzu09.jpg ここでも勿論、ぎゅっと紡いだ蕎麦の気風が活きています。 kosuzu11.jpg おひとり、実に柔らかで気持ちのいい接客をする女性がいて、 彼女ひとりの存在が店の格を随分と上げている。 あくまで丁寧なのに説得力のある接客というのは、 お店のイメージを大きく引き立てるものなんだなぁと思った次第。


鎌倉で蕎麦店といえばきっと必ず名の挙がる、 手打そば「段葛 こ寿々(だんかずら こすず)」。kosuzu16.jpg「段葛」とは、お店の目の前を走る、三の鳥居へと向かう参道の中央部、 車道より一段高い歩道のことを指すらしい。 店近くの小路の名前を店の名に冠するスタイルは定番のこと。 kosuzu12.jpgでも「段葛」というのは、なぜだか雅でちょっと粋な響きがあるよね。 では、「こ寿々」は何かと訊ねたら、あまり明快にはお応えいただけなかったけど、どうやらお店のオーナーのお名前を捩ったものらしい。 箸袋に鈴ふたつのイラストがあることからそれは、小鈴さんなのであろうと推測してみたりする。 わらび餅も人気みたいです。


「段葛 こ寿々」を後にして、鶴岡八幡宮をご参拝。 そのまま本宮から左に抜けて、鎌倉街道を北鎌倉方向へ。 辿り着いた村田ライブの会場「歐林洞」は、なかなか典雅なティーサロン。kosuzu15.jpg会場の色を汲んで「クラシックで行こう!」と題したライブは、 久々の友成好宏とのセッション。 すっかり夏色の村っちゃんのボーカル&ギターはもちろん、 間近で聴く友成のピアノにもぐっときた、夏の宵でありました。


「段葛 こ寿々」 鎌倉市小町2-13-4[Map] 0467-25-6210
column/03012

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