とんかつ「丸八」本店 で玉子たっぷり上カツとデミなポークソテー

maruhachi.jpg線路沿いから消えている「大山酒場」の看板を眺め、 脇の隙間に入り込んで貼紙maruhachi01.jpgを読み上げて、 嗚呼やっぱり閉めてしまったのだと確認する。 結局たった二度しか訪れなかったけれど、大井町に「大山酒場」あり、横丁の顔だったものなぁと振り返る。 そのままアーケードに戻って向かうは、何故かいつも定休日に来てしまう「丸八」の本店。 今夜は、暖簾が揺れてます(笑)。
ドアを開けると、おばあちゃんの笑顔が迎え、その左手の油鍋の前では、ちょっと怖そうな風格のオヤジさんが、「らっしゃィ!」。 おばあちゃんは、頻りにお二階どうですかと勧めますが、人指し指でこの辺りでいいっスと入ってすぐ左手のカウンターへ。 オヤジさんの一挙手一投足が見渡せそうなポジションだ。 なににしようかなと、右手の壁の品札の列maruhachi02.jpgを眺めて選んだのが、「上カツ」。 「上」と「カツ」の間に小さく「ロース」と書いてある。 定食にしてもらいます。 他には、「ヒレカツ」「並カツ」「串カツ」「カツサンド」に、「エビフライ」「ハンバーグ」「オムレツ」と洋食的ラインナップが続きます。 maruhachi03.jpg 何度繰り返したルーチンな所作なのだろうかなぁなどとオヤジさんの手元をぼんやり眺めながら、じっくりと揚げ上がるのを待ちます。 油のお鍋はふたつが並んでいて、温度設定が違うのか、最後のところで手前の鍋に移してカツのご機嫌を窺うようにもしています。 ふと見た冷蔵庫の脇に貼られた品札に「自家製マヨネーズ」の文字。 ちょうど届いたカツのお皿を受け取りながら、追加注文です。 キャベツの千切りは断然マヨネーズで食べたい派なんだぁ(笑)。 眺めていた通り、しっかり揚げ色のついた衣が端正にも映る。maruhachi04.jpgmaruhachi05.jpgmaruhachi08.jpg断面を覗き込むと、たっぷり浸した玉子の層が黄色く厚く被っているのが判る。 でも、噛んでそれが邪魔なことでもするのかというとそんなことはなくて、うんうんと頷きながら黙々と咀嚼を繰り返す感じになる。 maruhachi07.jpgソースも醤油も垂らさないでそのままいただいて、それにも適う。 とん汁たっぷり、マヨネーズでいただくキャベツも素朴にして、いい。
またまた何故か定休日に行ってしまうという(笑)、学習できない自分に呆れながらも再訪の夜。 今度は、「ポークソテー」をいただいてみました。 年季の入ったフライパンでジョワっと炒めているのは、玉葱のスライス。 そこへソースパンから注ぐのはデミソースっぽい液体だ。 どうやら生姜焼きではない、ようです。maruhachi09.jpgまず口にした玉葱のソテーは甘く、そしてトマトの酸味も生きたソースに馴染んで、ビール呑めてしまいそう。 maruhachi10.jpg勿論ご本尊の豚ソテーもビールにぴたりと合うもので、これら一品料理でビール一本やっつける、それが常連オヤジの常道にきっとなっている。 だって気持ちがよく判るもん(笑)。
今夜もマヨネーズをもらって、キャベツをお代わり。 定食モードで暖簾を潜ってきたけれど、次からは「ビールね」とさも当然のように告げるんだ。 白木のカウンターで囲んだ厨房の一体感というか、一種出来上がった空気というのは、とんかつや天麩羅のお店独特のもののような気もするね。 大井町のアーケードに暖簾を掲げて半世紀という、とんかつ「丸八」本店。maruhachi11.jpg 支店の方も覗いてみなくっちゃ。 口関連記事:大衆酒場「大山酒場」でふるふる煮込みハムエッグス大徳利連山(07年09月) 「丸八」本店 品川区東大井5-4-10 [Map] 03-3471-2681
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