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2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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口happy wine bar「11plats」で 第一楽章ソムリエの手料理たち

11plats.jpg中央会館辺りへの道すがら。
平成通りの途中で、間口の狭い店の前で立ち止まったことがありました。
小さな突出看板には「11 plats」と白抜き文字。
店頭のフライヤーを見るに、どうやらwine barらしい。
ひと通りのそう多くない、やや外れた立地をわざわざ選んだような心意気をふと思って、これはちょっとお邪魔しなくっちゃと機会を探していました。

訪れたwine barはまさに一間間口。
店内の中央にカウンターが一番奥まで伸びていて、お店に向かって右手手前が通路でその奥が厨房になっている。
カウンターは、中程に切り込みがあってそこから左手に回り込むレイアウト。
そうしてワインラバーたちは全員、右側を向いてカウンターに向き合うことになるのです。
ひとが背中越しを行ったり来たりしない、そんなことに配慮したのかもしれません。

先客さんたちが手前ブロックを選んでくれていたお陰で、
一番奥の厨房前へと収まることができました。


グラスのプレモルをいただきながら、メニューを眺めるお楽しみ(笑)。
<ビストロ風>と謳ったラインナップは、気取りも力みもない中にワイン呑兵衛の気持ちを見透かすような粋がある。


まずは「食べごたえのある煮こごりのテリーヌ」。11plats01.jpgお肉がぎっしりと詰まった量感のクセして、それらを繋ぐ煮凝りがふっと蕩けるような旨味を誘って軽やか。


11plats05.jpgすぐさまお願いしたワインは、「第一楽章」。
栃木は足利のココ・ファーム・ワイナリーが醸した赤で、樹齢30年のマスカット・ベイリーAという日本固有の葡萄によるもの。
ブルーベリーのような匂いにニンマリとして、口腔を漱ぐ赤い滴は、いままでに感じたことのない、多層的でかつ小さく可憐な野の花のような世界感を持つ。
おほ~、いいなぁ。
ココ・ファーム・ワイナリーは、知的障害者施設「こころみ学園」の醸造所だという。
丹精込めて葡萄の世話をしてくれている情景が浮かんだりして、ビオデナミに思うような風味のトキメキに、思わず感謝してしまうのです。


正面でコンロの火にかかっているのが、そのまんまの野菜たち。11plats02.jpg「ナチュラルファーミング有機野菜プレート」は、幾種もの有機野菜に軽く火を通して、解したポーチドエッグと搾った柑橘の風味だけでバリバリといただくもの。
11plats03.jpg11plats04.jpg
手を入れ過ぎず、味と風味の濃いぃ野菜をこうして玉子のちょいコクでやっつけるってのは、いい。
うん、いい。


「仔羊の煮込みクスクス添え」はと云えば、仔羊のブロックがしみじみとした柔らかさ。11plats06.jpg11plats08.jpg11plats07.jpg
好物の仔羊の魅力がゆるやかなトマトスープにもすっと馴染んでいて、それを残さずクスクスで掬っちゃうのだ。


しゃくーとした葱に纏うソースの鴨のエッセンスがムホホの「ネギのソテー 鴨風味」に、
11plats09.jpg11plats10.jpg
文句なしにワインに合うねの「ムール貝のワイン蒸し」。

11plats11.jpg
エスプレッソと「リンゴのタルト」をいただいて、
ひと心地。

腰を痛めてしまって、と苦笑いの店主、草野さん。
彼は、ソムリエ。
ビストロやレストランのシェフのそれとはやや趣の違うところが、とメニューに思うのは云わば当然のことなンだ。
ソムリエがワインとの呑み合わせをあれこれ考えながら自ら供してくれる手料理をいただけるって、案外得がたい贅沢なことかもね。
お皿と厨房を主な守備範囲とする者とワインに纏わるサービスを主な守備範囲とする者とで協働して役割分担して、というのが常道かもしれないけど、対して、カウンター越しの距離感というのはやっぱり魅力的だと再認識。


「11plats」と記して、「オーンズ・プラ」。11枚のお皿たち、11品の料理たち、ってな意味、かな。

あ、そうかと、改めてメニューの品数を数えてみた。
1、2、3、……、11、12。
あれ?んー、ひとつ多いね(笑)。


新富町に何気なく佇むwine bar「11plats」。11plats12.jpgまた、遠からずお邪魔したいと思います。


「11plats」 中央区新富1-9-11 亀田ビル1F [Map] 03-3555-0141 http://www.11plats.com/

column/02719 @9,800-

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