ニュー・エイジアン・カレー「sync」で サラサラスープ旨味しみじみ

sync.jpg学芸大学の東口から目黒通り方向へとことこ歩いていく。 何気に振り返ったところに見つかる黄色いA看板sync01.jpg。 こじゃれた雑貨店へと導くものかと思ったら「CURRY SHOP」、そして「SPICE YOU UP!」と書いてある。 促されるようにその路地を入るとすぐに到着するお店が、「sync」です。 バリっぽくもある黒褐色木使いのファサードに黄色いテントのラインがいい挿し色になっている。 左手の折扉を開放していて、居心地良さそうだ。
入口扉の内側も木の温もり系のこじんまり。カウンターの隅に陣取ってメニューを眺めます。 「チキンカレー」を筆頭に、そのチキンをベースに相棒の具材をバリエーションしたものが4種と「野菜カレー」など。100円引きだというビールをぐっと堪えて、秋口らしく「チキン・きのこ」を。 わらわらとシメジが載った景色がなかなか素敵(笑)。 見た目からもサラサラとしたソースのテクスチャーが伝わります。sync02.jpgメニューのフッターに示されている「syncのカレーのおいしい食べ方」によると、「カレーソースをひと口→ライスをひと口、を繰り返す」もしくは「ライスにカレーソースをちょっとずつかける」とある。 いきなしソースを全部ぶっかけるのは止してね、ってことだね。 やっぱりカーッと辛い感じなのかなぁと少々構えながら、やっぱりサラサラとしたそのソースをスプーンから啜る。 ん?お?おおー。 角のある辛さなんか全然なくって、スパイスの風味の向こうに野菜の甘さとスープの旨味がしみじみと沁みるようにしてくる。 それではと所謂スープの要領でライスと合わせ食べる。 発芽玄米と麦をブレンドしたライスもまたサラサラとして抜群の相性をみせる。 ほの酸味とほんの少し気分を高揚させる加減のいいスパイシー。 それでいて全体を包む軽快さ。いいね~。 日を違えて、同じカウンター。 今度は、メニュー唯一の甘め版「鹿児島黒豚のスペアリブのカレー」にしてみます。sync03.jpgsync04.jpgなるほど、ふわりとした甘さに肉桂か八角のような風味がそそる。 ジャガ芋のほっこりがコク味にリズムを生んでいるンだ。 「sync」には、「カレー後のスープ」というメニューがある。 サービスのサラダと同時に冒頭で啜るようなスープではどうやらなさそうな感じだよね。sync05.jpg澄んだスープに浮かぶ黄色は檸檬で、それ由来の酸味は意外なほどしっかり。 辛味はそうないけど、香草の強い風味と酸味の組み合わせは、いまだちょっと苦手なトムヤムクンへも連想が繋がるエスニック。 は、でも、なんかスゲーすっきり気分だ。 HPによると、店名の「sync」というのは=synchronization、同調・協調。 タイともインドとも違う、ニュー・エイジアン・カレーと称してる。sync06.jpg単なるコラボレーションとは違う昇華したカレーのステージは、此処、鷹番の路地にあります。 「sync」 目黒区鷹番2-8-21 [Map] 03-3760-0655 http://www.spice-you-up.net/
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