華風料理「一芳亭」で ふわりしっとり玉子包みのしゅうまい

ippoutei.jpg東京へ戻る前にちょっと腹拵えと、 難波の裏通りへやってきました。 以前お邪魔した、なにわ丼「なにわ」のご近所さん。 見上げる袖看板には「華風料理 一芳亭」とある。 ドアを開け入ると空かさず、「2階へどうぞ」。 階段をあがったその先では、地元のオッチャンオバチャンが何気ない夕餉を過ごしています。 窓際隅のテーブルに居場所を借りました。
瓶麦酒をぐぅーといただいて、ひと息。 待つこと数分でまず「豚天ぷら」がやってきました。ippoutei01.jpgippoutei02.jpg しどけない豚の脂。 ビールに合うのは疑うことなき、ぱりむにゅっとしたフリッターな衣の風味。 野菜も食べなくっちゃと大盛りな「サラダ」を挟んで、すんなりとお食事モードへ。 ippoutei03.jpgこちらのお店のスペシャリテ「しゅうまい」を一人前に「スープ」と「白飯」をセット。 530円で定食のできあがり。 小振りなシュウマイ5個が無造作にお皿の上に転がってる。 実に素朴かつ質実な風景だけど、それがなんかいいンだな。 その、しゅうまいはというと、全体を淡い黄色で包んでいる。 ippoutei04.jpg 所謂シュウマイの皮を使ったものではなくて、極薄焼きの玉子の皮がその黄色。 ふんわりしっとりしたあんに豚や海老の旨味がぎゅっと詰まっている。 小麦粉の皮でなくて玉子で包んじゃおうって発想はどんな切っ掛けで生まれたのだろうね。 巾着寿司から思いついたのかな。 ippoutei05.jpgippoutei06.jpg そんなことを考えながらいただけば5個なんてあっという間で、ああ二人前注文んどけばよかったと呟きながら最後の一個を大事に食べる(笑)。 豚バラの浮いたスープを啜り終えて、手を合わす。うん、ご馳走さまっ。 昭和八年創業の老舗“華風料理”店「一芳亭」は、”いっぽうてい”と読む。ippoutei07.jpg大阪のオッチャンオバチャンの会話が心地いいライブ感。やっぱり近所に欲しい一軒です。 口関連記事:とんかつ「なにわ」で こってり不思議なソースなにわ丼(07年01月) 「一芳亭」本店 大阪市浪速区難波中2-6-22 06-6641-8381  http://www.ippoutei.com/
column/02659 @1,800-

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください