おばんざい「先斗町ますだ」で 鯖きずし鴨ロース床ぶし白ずいき

masuda.jpg先斗町にあるおばんざいのお店として知られた「ますだ」で、ゆるりとしようと目論見ました。 先斗町沿いの「ようじや」あたりを目印に往くと、頭上に「賀茂鶴 ますだ」の文字。 路地側の入り口を、ここからかな?と覗くように踏み入ると、落ち着いた佇まいの中にカウンターが回っている様子が映ります。 予約の名を告げました。
masuda01.jpgお通しは、出汁に泳がせた壬生菜。 瓶の麦酒を小グラスでひと息。やっぱり「ぷふぁ~」となるね(笑)。
例によって、カウンターの上に並べられたおばん菜の数々。 まずいただいたのが「鯖きずし」。masuda02.jpg一見〆鯖のようでいて、口に運べばしっかりした塩っ気とほんのりした熟れの風味。 「いいね~」と同行者がお代わりを強請るほど。 こりゃ酒だよね、と目の前の樽から汲む「賀茂鶴」。 冷やでいい。 カウンターの中には、女将の束の間の留守を預かる若い女性がおふたり。 決して美人じゃないけれど(ごめん)、掛け合いに屈託がなくって、癒される。 そして、「鴨ロース」が旨い。masuda03.jpg薄く均一なスライスが、ひたひたっと出汁に浸っていて、噛めば心地いい歯応えとたっぷり滲み出す旨味エキス。う~ん、いい。 「床ぶし」は、ふっくら柔らか。masuda04.jpg硬くならずして、しっかり煮含めてあって、とろっとした印象も残る。 きゅきゅっとお酒のピッチを呷ろうって趣向の酒肴だ。 「ひじき」に「揚げ麩」。 masuda05.jpg「揚げ麩」は、揚げ物というよりは煮物で、ゆっくりことこと炊いた感じが溢れ出る汁になるほどと窺える。素朴でいて地味でいて。 軽く〆にと、「ずいきあんかけ」。masuda06.jpg白いズイキのシャクっとした歯触りが、たっぷりと出汁を含んだ葛あんに包まれている。 なんだか、和んじゃうなぁ。 気の置けないおばんざいのお店「ますだ」。 創業半世紀に及ぶ有名店なのに、観光客スレを思わせない。 先斗町で気張らずゆるりとしたい時のために、憶えておいてもいいお店だと思います。
「ますだ」 京都市中京区先斗町四条上ル 075-221-6816
column/02641 @4,400

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