コンパ最後の店「江古田コンパ」で アブサンに酩酊江古田の夜

ekodacompa.jpg よしゃぁいいのに、雪の夜。 底冷えのする中、とある学生の街に降り立ちました。 まるで雪国の歓楽街のような風情の先に見つけたのが、 「江古田コンパ」の偉容です。 黄色いアーチの両脇に瞬く看板をみると、 「プロのカクテル」はたまた「自分で作れるオリジナルカクテル」ekodacompa01.jpgといった文字が拝めます。 勇気を振り絞って(笑)、軋む階段を上がりましょう。
店内は意外と広く、両サイドに黒くテカったカウンターが控えるという珍しい造り。 ekodacompa02.jpgekodacompa03.jpg 妙齢の女性にコッチコッチと手招きされ、左手カウンターの止まり木に腰を据えました。
ekodacompa05.jpgはじめて?じゃ最初はやっぱりこれを呑っちゃってよ、というススメに従っていただいたのが、カクテル「江古田の夜」ekodacompa04.jpg。 豹柄衣装でシェーカーをしゃっかしゃっか。 ロンリコホワイトをベースにホワイトキュラソー、レモンを使ったショートカクテルだ。 合いの手に「特製ローストビーフ」「ハムエッグ」なんかをいただいて、「江古田の夜」をお代わり(笑)。ekodacompa06.jpg すると、ナガシマさん(豹の女性)が、マイクを握った。 「伊勢佐木町ブルース」の、港ヨコハマぁ~♪のところを、江古田コンんパぁ~♪と替えて唄っている。例の吐息部分も演出充分に……。「ブラボー!」と拍手し、握手を求めたら、そのままその手を自らの放漫な胸に押しつける。いやいや、そこまでのサービスはいりません(笑)。 ekodacompa07.jpg最後にガツンと呑んでシメようかと選んだのは、ご存じ「ABSENTE」の55%。 なんだかとってもヤバいお酒のイメージもある「アブサン」だけど、こちら勿論合法のフランスもの香草薬草系リキュール。ま。ヤバいにはヤバいか(笑)。 入口まで見送ってくれたナガシマさんによれば、 「江古田コンパ」の創業は、昭和43年。都内でコンパ業態のお店として残る唯一のハコなんだそうだ。40年に亘って、男と女が交錯するコンパな夜を繰り広げてきたのですね。 振り返ればやっぱり、雪国の鄙びた歓楽街の映画セットの中にいるような、ekodacompa08.jpgそんな江古田の夜でした。
「江古田コンパ」 練馬区旭丘1-67-7 03-3950-6329
column/02509

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