米麦粟黍豆酒「五穀家」日本橋本店

gokokuya.jpg第六回を迎える「蔵元を囲む会」に寄せてもらいました。西の蔵元が続いていたというこれまでと違って、今回の蔵元は「亀の尾」米発祥の地、余目の「鯉川酒造」。享保十年(1725年)の創業だという山形の老舗です。会場時間にきっちりテーブルに着いてしまい、会が始まるまですっかりオアズケ状態。麦酒呑んじゃいたいね、かなんか云ってたりして(笑)。蔵元による蔵の紹介に続いて、若い「五穀家」店長に唱和しての乾杯。乾杯の酒は、地元米に拘っている鯉川酒造にあっては少数派の、秋田の酒米を使った「純米吟醸 美郷錦」。口中の後半がキッとドライで残り香のクセが個性的。アイラ?なんて連想も少々。乾杯酒としてはどうかと思うものの、口に運ぶたびに面白くなってきて、のっけから呑み過ぎる。仕込み水で口を荒い、「秋刀魚の一夜干し」や「あん肝アボカドポン酢ジュレ」などの前菜をつまみつついただくのは二杯目の「純米大吟醸 阿部亀治」。酒米「亀の尾」を発見・育種したという翁の名を冠したもので、辛口がすんなりと旨く、呑むほどに華やいでくる。ふむふむ。「鮪・真鯛の昆布〆、〆秋刀魚」でいただくのは、「純米吟醸 亀治好日」。これは燗にした方が断然いい。「生牡蠣」を追加。「大和豚西京焼」で純米酒、「小蕪の含ませ煮 蟹あん掛け」で純米吟醸と続くも、だんだんなんだかワカラナイ状態になってきた(笑)。揚げ物「万願寺惨薯射み揚げ 裏白椎茸」には「純米大吟醸 出羽燦々」。燗酒の香りが重々しく、冷で啜るとまったりしていい。〆に「五穀米麦とろ御飯」をいただいて大団円。ふ~、やっぱりこういう場ではくいくい呑まないで、最後までシャキッとしてなきゃいけないと反省(あたりまえか)。次回はどこの蔵元かな。 「五穀家」日本橋本店 中央区日本橋茅場町1-9-2稲村ビルB1 03-3639-3155  http://www.gokokuya.com/nihonbashi/ 口related column:>米麦粟黍豆酒 「五穀家」 日本橋本店(過去記事[1] 過去記事[2]
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「米麦粟黍豆酒「五穀家」日本橋本店」への3件のフィードバック

  1. 蔵元を囲む会

    なんてのが茅場町の居酒屋で催されていたんで日本酒を堪能してきましたこの徳利の並び具合からして呑んだのは間違いないっす。(緑の瓶はチェイサー)蔵本が自信もっ…

  2. 遅ればせながらTBさせて頂きました
    まさぴょんの書かれている通り
    最後まで味を堪能しきるつもりなら
    シャキっとしてなければいけませんが
    呑み介にはそれは難しい注文っすね ^^
    なにはともあれ次の機会もよろしうに・・・です

  3. Re;方寸さま
    どうもですっ。
    ええ、反省しつつも結局ぐいんと呑んでしまう予感ありありですえ~。
    その節は共に酔いましょう(笑)。

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