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2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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口銀シャリ屋 「ゲコ亭」

gekotei.jpgこの日は早めの朝から、阪堺電軌の路面電車がチンチンと鐘を鳴らしてゆっくりと走る、ひと気少なくのんびりとした紀州街道沿いのとあるビルの階上にいました。何気なく道路の向かい側を見下ろして目に留まった、トタン張り普請の建物に大きく書かれた「銀シャリ屋」の文字。「特撰米」「コシヒカリ」「ササニシキ」とも書いてある。お米屋さん?ご飯屋さん?などと思いながらも、まだシャッターが閉まっていて判然としない。昼前にもう一度様子をみると、既に軒先に暖簾が掛かり、何人もの人影がその暖簾を潜っていくではありませんか。どうやら、お食事処のようです。そそくさと足を運ぶと、店の周りだけ路上駐車が集まり、歩道にまで乗り上げて停められている。銀シャリ屋「ゲコ亭」。はてさて一体、どうなっているのでしょう。暖簾の先のガランとした倉庫っぽい店内には、チープなパイプの椅子とテーブルが並んでいる。骨太な業務用の冷蔵庫の中を硝子越しに覗くと幾つかの刺し盛りが準備されていて、その先のステンレスのテーブルには、惣菜のお皿がここぞ狭しと並べられていました。なるほど、ここから惣菜を選んでお好みの定食にしちゃいなさいよと、そういうことらしい。歪んだアルミのお盆に、肉厚具合が誘う「鰤の照り焼」、たっぷりした手作りな量感の「玉子焼」、そして「ひじきの煮物」に「ポテトサラダ」を載せ、お櫃の前で待ち構えるおばちゃんに一椀の御飯と味噌汁を貰って、本日の定食の出来上がり。脂ほどよい鰤照りを箸で崩し御飯とともに掻き込めば、おほ、なるほど御飯がほの甘くてなかなか旨い。“銀シャリ屋”を謳うだけのことはひとまずありそうだと思いながら、食べ進む。これできっと安いンだから人気になるわなと、何気に壁の値札を見てちょっと吃驚。おかずの四角いお皿が350~400円、丸いお皿が200~250円。御飯が150円でお椀が100円。お愛想してみたら1250円になっちゃった。図らずも決して安くない定食を食べたことに。だはは。当のビル管理人さんによると、「ゲコ亭」は時折テレビの取材も入る有名店なんだそう。なんだそーなんだ。店名の「ゲコ」はつまり「下戸」のことで、少々変わり者と云われるこちらの大将が「酒は出さん!」ということで店名に掲げたのだという。頑固親父の姿が絵に浮かぶなぁ。昼過ぎまでしか営業しないし週休二日で、夏や冬場に超長期のお休みをとりつつも営みとしては左団扇らしい。お店の左手を入ったところに旧来のお店があって、自家製の釜と井戸水で炊き上げるという御飯は、そっちから運んでくるンだ。振り向いて眺めて、も一度思う。なんて擽り処にツボで、素朴にキャッチーな店構えだことか(笑)。朝めしもいただけるようです。

「ゲコ亭」 堺市堺区新在家西1-1-30 072-238-0934

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