ソーキそば 味噌そば「キミ食堂」本店

kimishokudo.jpgお昼はここでと決め込んで、ホテルからもそう遠くない「丸八そば屋」へと炎天下歩いて向かいました。ところが店の入口にはシャッターが下りていて、しかも暫らく空いていないような様子にしばし呆然。どうやら一年半ほど前から女将さんの体調不良から休業となり、そのまま閉店状態となってしまっているらしい。残念。そこでさらにジリジリと陽射しに焼かれながら足を運んだ先が創業来30年を越えるという「キミ食堂」です。テーブル脇の壁には、芸能人の色紙に混じって宮里三兄弟の写真や「BEGIN」のサインが貼られている。「キミ食堂」は、塩・醤油控えめな仕立てのスープが基本の八重山そばの中では異色で、味噌仕立てのそばを供してくれている。ん?さらに辛味を挿した「ぴり辛みそそば」なんてのもあるね。その新メニューをいただいてみましょうか。たっぷりとトッピングされた辛味味噌。それそれと溶き込んでからスープを啜れば、当たり前のように味噌の香りがして、辛さもしっかり。これじゃぁちょっと八重山そばのイメージと隔絶しちゃってるよなあと思いながらもうひと啜りふた啜りすると、スープの下地がじわじわと浮かび上がってきて、意外とそうでもないかもと気づかせてくれます。そんな濃いぃ目のスープが八重山らしい丸い断面の麺にうまいこと絡んできて、うんうん、悪くない。確かに、二日酔い明けに食べたくなる味でもある。どうやら「キミ食堂」のおばあは多良間出身で、仕立てる味噌もおばあが自家製お手製しているものらしい。チーズをトッピングするという「ぴり辛丼」や季節ものの「ナーベラー丼」「ゴーヤ丼」なんてのも考案している「キミ食堂」。やるな、おばあ。 「キミ食堂」本店 石垣市登野城319-6 0980-82-7897
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