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ただいま鋭意、旧サイトより記事移築中です。
2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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2007年9月アーカイブ

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口中華そば 「井出商店」 で雑味なき豚骨スープに細麺中華そば

ideshoten.jpg初めて降り立つ和歌山駅。
駅前のロータリーから田中町という交差点目掛けて国体道路を進むと、辺りから漂う豚骨臭。
うっほほー。
まだお店まで距離がありそうなのに、早くも匂いで歓迎してくれるとは嬉しいでないの(笑)。
中華そば「井出商店」。
紅い暖簾を潜ると女性客が3人ほど。こじんまりした店内に、懸命に麺を啜る音だけがしています。デフォルト「中華そば」で。「特製中華そば」は、チャーシューの量が多いんだそうだ。


殻を剥いて用意していた玉子を投入した「中華そば」。ideshoten02.jpgまずはどんぶりを持ち上げて、スープをひと啜り。
ideshoten03.jpgへー。「天下一品」のようなドロッと具合を想像していたためか、意外に軽いとろみに少し驚く。豚骨スープの魅力を直球で煮出しながら、雑味なくすうっとしている感じ。若干強めの醤油が味わいに芯を作っている。

こんなスープには当然の細ストレート麺。ideshoten04.jpgやや柔めに思えたので、固めでお願いできればいいのかもしれません。
ideshoten05.jpg
テーブルに置かれていた「早すし」を中途でカジりつつ、ぺろっと完食。
久々のスープ完飲ideshoten06.jpgであります。

ideshoten01.jpgああ、待望の「井出商店」にやっと出会えました。


「井出商店」 和歌山市田中町4-84 073-436-2941

column/02383

口銀シャリ屋 「ゲコ亭」

gekotei.jpgこの日は早めの朝から、阪堺電軌の路面電車がチンチンと鐘を鳴らしてゆっくりと走る、ひと気少なくのんびりとした紀州街道沿いのとあるビルの階上にいました。何気なく道路の向かい側を見下ろして目に留まった、トタン張り普請の建物に大きく書かれた「銀シャリ屋」の文字。「特撰米」「コシヒカリ」「ササニシキ」とも書いてある。お米屋さん?ご飯屋さん?などと思いながらも、まだシャッターが閉まっていて判然としない。昼前にもう一度様子をみると、既に軒先に暖簾が掛かり、何人もの人影がその暖簾を潜っていくではありませんか。どうやら、お食事処のようです。そそくさと足を運ぶと、店の周りだけ路上駐車が集まり、歩道にまで乗り上げて停められている。銀シャリ屋「ゲコ亭」。はてさて一体、どうなっているのでしょう。暖簾の先のガランとした倉庫っぽい店内には、チープなパイプの椅子とテーブルが並んでいる。骨太な業務用の冷蔵庫の中を硝子越しに覗くと幾つかの刺し盛りが準備されていて、その先のステンレスのテーブルには、惣菜のお皿がここぞ狭しと並べられていました。なるほど、ここから惣菜を選んでお好みの定食にしちゃいなさいよと、そういうことらしい。歪んだアルミのお盆に、肉厚具合が誘う「鰤の照り焼」、たっぷりした手作りな量感の「玉子焼」、そして「ひじきの煮物」に「ポテトサラダ」を載せ、お櫃の前で待ち構えるおばちゃんに一椀の御飯と味噌汁を貰って、本日の定食の出来上がり。脂ほどよい鰤照りを箸で崩し御飯とともに掻き込めば、おほ、なるほど御飯がほの甘くてなかなか旨い。“銀シャリ屋”を謳うだけのことはひとまずありそうだと思いながら、食べ進む。これできっと安いンだから人気になるわなと、何気に壁の値札を見てちょっと吃驚。おかずの四角いお皿が350~400円、丸いお皿が200~250円。御飯が150円でお椀が100円。お愛想してみたら1250円になっちゃった。図らずも決して安くない定食を食べたことに。だはは。当のビル管理人さんによると、「ゲコ亭」は時折テレビの取材も入る有名店なんだそう。なんだそーなんだ。店名の「ゲコ」はつまり「下戸」のことで、少々変わり者と云われるこちらの大将が「酒は出さん!」ということで店名に掲げたのだという。頑固親父の姿が絵に浮かぶなぁ。昼過ぎまでしか営業しないし週休二日で、夏や冬場に超長期のお休みをとりつつも営みとしては左団扇らしい。お店の左手を入ったところに旧来のお店があって、自家製の釜と井戸水で炊き上げるという御飯は、そっちから運んでくるンだ。振り向いて眺めて、も一度思う。なんて擽り処にツボで、素朴にキャッチーな店構えだことか(笑)。朝めしもいただけるようです。

「ゲコ亭」 堺市堺区新在家西1-1-30 072-238-0934

column/02382

口BAR 「哩哩」

milesmiles.jpg雑居ビルの2階にひっそりとあるバー「哩哩」。こう書いて、“MAILESMAILES”と読ませる。オーセンティックな要素とクラブチックな仕立てを掛け合わせたような装いの中に9席のカウンターが横たわる。バックバーには「The Scotch Malt Whisky Society」のエンブレム。永きバーテンダー歴を持つという、このバーの主人岩井さんが「なにになさいますか?」と告げながら、グラスをさらに磨く。「Glenfiddich」「Glenmorangie」とロックで舐めて、最後にエンブレムと同じ絵柄のラベルを纏ったSMWSのボトルの一杯をいただく。ラベルに蒸留所名を記載しないというのがSMWSのスタイルで、各蒸留所のイメージを守りながら、その一方で蒸留所名からくる先入観に囚われることなくスコッチを味わい楽しみたいという意図の現われなのだという。会員はリストにある醸造所のコードや地域名、解説からその蒸留所を類推しながらボトルを購入する、ということらしい。ふーん、なるほど。淡い色合いながら、芯にドンとした重さのある液体に、酩酊が深まりました。

「哩哩」 大阪市北区堂島1-1-20パールプラザ202 06-6345-1361

column/02381

口すし 「櫓鮨」

yagurasushi.jpg新地の新ダイビル近くの路地に静かに佇む鮨店に寄せてもらいました。積年を感じさせる設えも重々しいものではなくて、渋くて枯れた雰囲気が心地よいカウンター。ごつごつした石を幕板にしたその天板には大理石が流し置かれています。カウンター横の壁に掲げられた飾り皿に描かれているのが初代の大将だという。大阪出身ながら東京で修行し、のち大阪で独立。江戸前の寿司を供する店として繁盛し、そして今は京都出身の大将が三代目として店を継いでいるのだという。あっさりと炊いた明石の蛸、大葉とたたいた鰺で米焼酎の水割りをいただく。蛸にぎゅっと含む甘さに似たうま味がいい。「握りましょうか?」の大将の問いに、ご同席の御仁はうんそうねと頷き、「ここのは手毬だぞ」と囁く。江戸前の流れを汲む鮨店かと思えばまた予測は中らず、なんだかわくわくする(笑)。中トロに大トロ。なるほど確かにシャリがほぼ丸い。やや柔めのシャリに酢がキッと利いていて、えへへ、旨い。さよりに続いて白板に置かれた車海老の姿がまた美しい。コロンとシャリと身が一体となり、尻尾がピンと立っている。そして、艶かしい甘さ。炙った頭は外殻の香ばしさにミソのコクが色を注してくれる。引き割りした納豆と烏賊を和えて軍艦に載せたり、大トロに湯引きした長葱を海苔で巻いて「ねぎま」としたりと、ちょっとしたひと工夫が愉しい。穴子なんて、穴子の身を折り込んでシャリをすっかり包み込んでしまっているンだもの。ん?この青菜はナニ?と見ると、おー、かいわれ大根だ。ちょっと湯掻いてしなっとさせて握ることで、シャリがうまいこと緑を纏っている。こうして奇を衒わずひと仕事施すあたりは、江戸前的発想からきているのか、はたまた京出身の三代目の流儀なのか。今度また機会があれば、そのあたり伺ってみようと思います。

「櫓鮨」 大阪市北区堂島1-1-20 06-6341-7566

column/02380

口ねぎ焼き・お好み焼き 「福太郎」

fukutaro.jpg大阪に入って、さてどうしようかと思案して思いついたのが、久々大阪での粉もん屋さん。なんば駅から南海通りのアーケードを抜けた、千日前の有名店「福太郎」に突撃です。典型的なコの字カウンターが待ち受けていて、その正面が焼き物のメインステージ。ひとまずビールと「ずりの刺身」をいただいて、鉄板上で繰り出す所作を眺めながらぐびぐび。何枚ものお好み焼きを並べて、忙しなく動き回る手早さは、はっきり云って大胆かつ大雑把。わっさー、じゅっじゅっ、どりゃ、ほれっ、って感じ(笑)。大判な塵取りのような”シタジキ”に載せられて、出来上がったお好み焼きが運ばれていくのです。仕上げに檸檬1/4個をぎゅっと絞って、お願いししていた「すじねぎ焼き」が届きました。お好み焼きと違って、「ねぎ焼き」は基本醤油味。なかなか好みの味に仕上がっていそうなのが、ヘラで切り掬った姿から容易に伝わってきます。はぐはぐ。ねぎの甘さとスジの甘さが素朴に楽しめる一枚。上下の香ばしさがさらに食欲をそそります。お代わりしたビールを呑みながら、もしも叶うなら、蓮沼「福竹」のお好み焼きをここで食べ比べて、なにわな人たちがどんな反応を示すかみてみたい、なんて想ったりする。そして、「福竹」で瞠目した繊細で軽妙で完成度の高さを思わすお好みとはそもそも立ち位置が違うので比較しちゃいけないのかもね、と思い直す。さてさて、混んできたようなので席を譲りましょう。

「福太郎」 大阪市中央区千日前2-3-17 06-6634-2951 http://2951.jp/

口related column:>お好み焼き「福竹」(過去記事)

column/02379

口TRATTORIA 「LA VERDE」 日比谷店

laverde.jpg内幸町の富国生命ビル地階になかなか人気のイタメシ処があるという。ちょうど正午にたどり着くと、店の前には10人強の人たちが行列していて、ちょっとタジロぐ。行列必至のラーメン店に臨むような心構えがなかったものな(笑)。ようやく案内されたのはフロアの最も奥のテーブル。お願いしてあった「カルボナーラ」が届けれられました。メニューに謳ってある通り、厚切りのベーコンがいくつも鎮座。フォークが添えてある、と思ったカトラリーは、そう、ナイフ。そのベーコンを切る為のものですね。ブラックペッパーと塩の加減よろしく、ソースの粘度もしつこさを思わせない仕上がりになっています。スプーンは添えられていないので、フォークを横に持ち、くるくるっとして、麺を啜ります。ダレたところのない茹で揚げも○印。「LA VERDE」特製だというベーコンは、ほど良い薫香の中にうま味がぎゅぎゅっと凝縮していて、いい。これでシロメシ食べたいな、なんて(笑)。ソースの塩加減とベーコンのそれが同調しているのも好感です。なるほど、行列ぶりのその訳の一端が窺えるお皿でありました。仕上げに「桃のアイスティー」。ほの甘さがオンナノコウケしそうです。そんな、ラ・スペランツァが展開する「LA VERDE」は、都内・横浜で11店舗を擁しているようです。

「LA VERDE」日比谷店 千代田区内幸町2-2-2富国生命ビルB1 03-3591-4030 http://www.la-verde.jp/

column/02378

口ソーキそば 味噌そば 「キミ食堂」 本店

kimishokudo.jpgお昼はここでと決め込んで、ホテルからもそう遠くない「丸八そば屋」へと炎天下歩いて向かいました。ところが店の入口にはシャッターが下りていて、しかも暫らく空いていないような様子にしばし呆然。どうやら一年半ほど前から女将さんの体調不良から休業となり、そのまま閉店状態となってしまっているらしい。残念。そこでさらにジリジリと陽射しに焼かれながら足を運んだ先が創業来30年を越えるという「キミ食堂」です。テーブル脇の壁には、芸能人の色紙に混じって宮里三兄弟の写真や「BEGIN」のサインが貼られている。「キミ食堂」は、塩・醤油控えめな仕立てのスープが基本の八重山そばの中では異色で、味噌仕立てのそばを供してくれている。ん?さらに辛味を挿した「ぴり辛みそそば」なんてのもあるね。その新メニューをいただいてみましょうか。たっぷりとトッピングされた辛味味噌。それそれと溶き込んでからスープを啜れば、当たり前のように味噌の香りがして、辛さもしっかり。これじゃぁちょっと八重山そばのイメージと隔絶しちゃってるよなあと思いながらもうひと啜りふた啜りすると、スープの下地がじわじわと浮かび上がってきて、意外とそうでもないかもと気づかせてくれます。そんな濃いぃ目のスープが八重山らしい丸い断面の麺にうまいこと絡んできて、うんうん、悪くない。確かに、二日酔い明けに食べたくなる味でもある。どうやら「キミ食堂」のおばあは多良間出身で、仕立てる味噌もおばあが自家製お手製しているものらしい。チーズをトッピングするという「ぴり辛丼」や季節ものの「ナーベラー丼」「ゴーヤ丼」なんてのも考案している「キミ食堂」。やるな、おばあ。

「キミ食堂」本店 石垣市登野城319-6 0980-82-7897

column/02377

口手作り50年「とうふの比嘉」で さとうびき畑と作り立てゆしどうふ

higa.jpgちょっと早起きをして、
お願いしていたタクシーに乗り込みました。
日航八重山の脇を抜けると現れる、ざわわなさとうきび畑に囲まれた農道を進むタクシー。
さらに左の砂利道を進んだところが、
この日の朝食の目的地「とうふの比嘉」さんです。
畑の中の民家。
その脇にお豆腐の製造場があって、手前がデッキを設えたオープンな食堂になっているのです。

メインのメニューは、「ゆしどうふセット」と「ゆしどうふそば」。
朝食らしく、「ゆしどうふセット」の「小」をいただきます。higa02.jpg


届けられたお盆には、豆乳のグラスが添えられていて、飲めばまだ温かく、搾り立ての大豆の優しい風味が鼻腔をすっと抜けていきます。higa03.jpg

汲みだしのふるふるっとしたおとうふを浸った汁と一緒にレンゲで掬って。higa04.jpghiga05.jpg豆乳の風味にも連動する、素朴な大豆の香りに目を閉じる。
しみじみ~。
強い味でなく、ゆるゆるとした濁りのない食味が、なんだか身体を浄化してくれそうな気になってきます。
啜る柔らかな口当たりと清澄な滋味。


清々しい空気の中、より出来立て感のあるゆしどうふを味わうには、6時半からの朝ご飯がオススメ。
近所のおばちゃんもご朝食
「ゆしどうふそば」「ざくざく豆腐」「豆腐ちゃんぷる」はまた今度(笑)。


「とうふの比嘉」 石垣市石垣570 [Map] 0980-82-4806

column/02376

口NUCHIGUSHI CUISINE「辺銀食堂」で五色餃子島食材の宴

pengin.jpg手作りの「石垣島ラー油」が凄く有名になってしまい、ラー油を作るのに手一杯でお店を閉めてしまっていたペンギンさんの「辺銀食堂」。
初めて石垣を訪れた時には、とかなんとかいって再開してたりして?なぁーんて考えてわざわざ店の前へと遠回りして覗いてみたりして、やっぱり開いていないのを確認して肩を落としたりしていました。
ところが、いよいよこの5月、お店を再会したのだという。
いやー、朗報であります。
折角だものと予約の電話を入れると、「うち、そんな混みませんから大丈夫ですよ、ぜひいらしてください」と予約は受けないとやんわり。
混みません?ホントかなぁ(笑)。
石垣北部でのダイビングの後、身支度を整え足を運んで、覗くように様子を窺うと…。
あ、テーブル、空いてる!
その後のお客さんは空席待ち。タイミングよくお店に到着できたようです。

pengin01.jpg
やっぱりオリオンで、この日達成の700本さんと乾杯。
ガイドしてくれたトモミちゃんはちょっと怪訝な顔つきで「生ゴーヤジュース」を啜る。
すっきりした苦味で、美味しいじゃん(笑)。
pengin02.jpg
目の前に件の「石垣島ラー油」。
やっぱり、そのラー油を使うべくの「島餃子」から。
カラフルさが鮮烈に印象的な五色の餃子。pengin03.jpg赤(橙)は赤ピーマン、緑はホウレン草、黄色は秋ウコン、
黒はイカスミが自然な彩りを添えてくれている。
中にはそれぞれ、葉ニンニク、インゲン豆pengin04.jpg、レンコン、イカと豆苗pengin05.jpg、島ラッキョウを含むあんが収まっている。
特製のタレにラー油を溶いていただきます。
うんうん。
試しにラー油だけをつけて食べてみたら、不思議な甘さに似た風味。
島唐辛子そのものはかなり辛いはずなのに、それがこんなにまあるいラー油に仕立てられるなんて、吃驚だ。
醤油もタレも使わず、このラー油だけでいただくのが真っ当な食べ方のような気になってきた。


あっという間にぺろんと食べちゃったので、続いて「アグー焼餃子」。pengin06.jpg
あはは、これもまた「石垣島ラー油」がぴったし合っちゃうね。


「ペン食ミミガー」。そして「スーチカの長命草添え」。
pengin07.jpgpengin08.jpg
ハーブな長命草が塩豚の脂と強めの塩に香味を挿してくれて、いい。


「大谷渡りとイマイユイリチャー」。pengin09.jpgpengin10.jpgイリチャー=炒め物、イマイユ=新鮮な魚という意味らしい。
薇の親分のような大谷渡は、しゃきしゃきとした歯応えと厭味のない青みの中に甘さを含んでいて、なかなかイケル。


ここで中国・西安出身の辺銀さんに敬意を表して、中国酒の白酒(パイチュウ)「洋河大曲」pengin11.jpgをいただいてみました。
pengin12.jpg足の高い異形の盃に注がれた無色の液体を口に含むと、独特の日向の香りがし、続いて喉から身体の中心へとカ~っと降りていく。たかきびという雑穀で作るスピリッツは、“餃子のお酒”だという。


んじゃ、ということでいただいた「汁餃子」。むほほ、スープも旨い。
pengin13.jpgpengin14.jpg
一見地味っぽいメニューの「温島野菜」は、黄パプリカ、赤パプリカ、ゴーヤ、青パパイヤ、タイモにオクラと色とりどり。でんぷんが反応して藤色を描いているのがタイモ(田芋)で、沖縄・八重山の伝統的な農産物のひとつだという。


そして〆にと「ジャージャンすば」。
八重山そばの麺に肉味噌や胡瓜、もやしがトッピングされている。
pengin15.jpgpengin16.jpg
まだ麺が熱々のところをすかさずグニグニとよく混ぜて、もちろんラー油を多めに注いでいただきます。なはは~、これ、いー、うまいー。


気がつけば、メニューの大半を食べちゃってるぞ(笑)。
会計時に「石垣島ラー油」をお買い求め。
手作りで沢山は作れないのと転売して儲けようとする輩を排除するため、おひとりさま2本限定にしているのだという。なるほど、ね。pengin17.jpg
なんだか元気をもらえちゃう感じの「辺銀食堂」。やっぱり、おススメです。


「辺銀食堂」 石垣市大川199-1 0980-88-7803 [Map]

column/02375

口Dining & Bar 「星空の下で」

hoshizoranoshitade.jpg石垣の繁華街は不思議とスタートが遅い。夜8時頃に彷徨くと閉まっているお店が多く、辺りも閑散としている。それが、21時を過ぎた頃からお店が開き始めて、それを見越したように人通りが増えて活気が出てくるンだ。石垣市街の道標、730交差点を通る市役所通りを挟んだ美崎町や大川界隈の夜はどうやらそれが当たり前らしい。前日訪ねて開いていなかったこちらのお店も、お、開いてるじゃん。珊瑚の瓦礫が通路の両脇に敷かれていたりしてベタな設えではありますが、通りに面した窓辺のカウンターには、ほの明るい照明を並べてあって、それなりの雰囲気を醸しています。再びオリオンを一杯だけ。そうそう、同じビルの階上には石垣牛ハンバーグが人気という老舗洋食店「ポパイヤ」がある。またこのビルに来る機会があれば、いいなぁ。

ご同席の、一緒に潜ってお疲れサマでしたのカヨさんは、福岡天神でSTAND BAR「SAKURA」を営んでいて、2軒目のクラブを近々オープンすべく準備中なのだそう。忙しくなる前の息抜きに石垣へ。いいね。

「星空の下で」 石垣市字大川258レオビル4F 0980-82-9966

column/02374

口島料理「森の賢者」で 昇華する島食材の酒肴たち

morinokenjya.jpg
島で採れる食材を、その魅力を活かすように酒肴に仕立てて供してくれるお店がある。
ということで石中東通りというひっそりとした通りまで足を運んでみました。
梟のオブジェが迎える「森の賢者」。
正面に馬蹄型のカウンター。
右手奥のテーブル席に通されました。

お通しはゆしどうふ。
morinokenjya03.jpgmorinokenjya02.jpg
やっぱりオリオンで口火を切ってから、お品書きの「森の賢者BEST10」を眺めます。


先頭の「豚キムチの春巻 賢者風」は、そのオリオンにこれまたよく合う。
morinokenjya04.jpgmorinokenjya05.jpg
齧れば、外皮のカリッとにそぼろな豚とキムチの酸味とほの辛さとがまた次のひと齧りを誘います。


まったくもってフルッと柔らかく煮込まれちゃった「ラフテー賢者風 泡盛とキビ糖数種類のハーブで」morinokenjya06.jpgは、確かに泡盛の匂いにハーブっぽい香りが添えられている。


「真幸さん手採りの天然もずく たっぷりサイズ」。
morinokenjya07.jpg
ダイビングボートの上でお昼にいただいたもずくが、注いだつゆが絶妙で旨かったのでそれと比較してしまったけど、酢の酸味が控えめで、うん、これも悪くない。もずくをわしわし食べることってそうないよね。


どんなんだろうと挑んだ「石垣島地ビール」は、うへ~、クセのある甘さでNo Good。
で、3年古酒と島酒をブレンドしたという「森の賢者オリジナル古酒」にする。


「ジーマーミ豆腐の揚げ出し」、そして「ヒバーチ尽くし!島豆腐のアチコーコーがんこ揚げ」。
morinokenjya10.jpgmorinokenjya11.jpg
刻んだヒバーチの葉がこんもり載り、外周のがっちりした厚揚げがはふはふと熱々(=アチコーコー)だ。


「森の賢者」のスペシャリテだと思うのが「島素材(野草と野菜)の天ぷら盛り合わせ」。
morinokenjya12.jpg
アーサー(ひとえぐさ)、おおたにわたりの新芽、紅いも、ゴーヤ、島バナナ、四角豆、アダンの新芽の芯、ピパーチの葉。
島の素朴な魅力を一緒盛りしてくれたみたいで、愉しくなってくる。morinokenjya13.jpgヤシガニも食べるというアダンは、灰汁抜きをしていてもまだまだ残るエグ味が野生的だ。


負けずに旨かったのが「極上石垣牛の和風ローストビーフ」。morinokenjya14.jpg浸したタレが凝縮した肉の旨味と一緒にじゅんと滲んできて、堪らんス。


日替わりメニューで赤文字おススメだったのが、「ミジュン(小鰯)の唐揚げ」。morinokenjya15.jpgグルクンに並んでこのミジュンも沢山獲れるンだろうけど、これ、佳い古酒の友になるなぁ。


壁際には、「請福」ベースで仕込んだ果実酒、薬草酒の大型瓶が幾多と並ぶ「森の賢者」。morinokenjya16.jpg

グラスの液体を舐めながら梟のイラストを眺めていたら、ヤモリがキュっと鳴きました。


「森の賢者」 石垣市新川49-2 0980-83-5609  http://www.beeline.co.jp/moriken/

column/02373

口Cafe & Bar 「Banana Cafe」で くばさか白百合与那国花酒

bananacafe.jpg
連れられるまま、市役所通りから公設市場方向に少し入ったところにあるバーに寄ってみました。
左手にバーカウンターがあり、右側にはソファを配したテーブル席になっている。
雰囲気は、如何にもリゾートのカフェバーといったところ。
でも、ゆったりしてガチャガチャしたところがなく、
なんだかとっぷりと落ち着けちゃいそうです。

まずは、「くばがさ」。
泡盛「宮の鶴」と豆乳を使ったカクテルで、豆乳とトッピングのココアの味が先行してきて妙に呑み易く、危険な感じ(笑)。
何故か「千葉のピーナッツ」をボリボリカジりながら、ね。
bananacafe01.jpgbananacafe02.jpg
続けていただいた43度古酒「白百合」が、いい。
穀物っぽさと日向臭さが綯い交ぜになったような残り香が個性的なんだ。


調子にのって、花酒とタイトルした中にあった「与那国」に挑んでみました。bananacafe03.jpg
訊けば、「花酒」とは泡盛の製造過程で最初にできるお酒(蒸留のはんさき=花酒)のことだという。
つまり「はなたれ」と同じだね?と問うと「ちょと違う」という。同じだと思うんだけどなぁ。
いずれにしても、なんせ60度。
心地よくピリヒリっとさせながら胃の腑へ降りていくのが判って愉しい。
ただ、不思議な円さがあって意外や割と呑み易いのね。これもまた危険だ。


みんな、島酒「於茂登」とか熟成古酒「玉の露」なんかをどんどん呑んでいる。
大丈夫か明日、潜るのに(笑)。


「Banana Cafe」 石垣市大川269ー8 0980-88-7690 http://banana-cafe.net/

column/02372

口石垣牛・炭火焼肉「やまもと」で 一点の曇りもない仕込みに感謝

yamamoto.jpg思えば足掛け3年を費やしてのお初訪問であります。石垣牛の超人気店「やまもと」。最初の年はホテルに着いてからすぐに店に連絡をしたものの既に滞在予定期間に空席なしで涙を飲み、昨年は折角予約できていたにも拘らず最強大型の台風の直撃でお店は臨時休業と、暖簾が遠かった。今年だって一週間前に大型の台風が来襲していたンだもの。過ぎ去ったあとで、はぁ~良かったぁ(笑)。予約時間に訪れると当然の如く、店内は満席。4名ご一行さまは、左手のテーブル席に案内されました。1時間半シバリなので張り切って貪り食べなくっちゃね。まずは「牛刺し」。ムニムニンと割としっかりした歯応えだと思った次の瞬間にはスルンと消えて、旨味の泡沫を舌の上に残してくれます。「焼きシャブ」は、ささっと炙るように焼いてから、晒したオニオンスライスを包んでポン酢でいただくという趣向になっている。ほ~、肉は厚けりゃいいってもんじゃないやね。同じ食べ方をする「ネギタン」ではタン独特の香りと歯触りが楽しめます。「白菜キムチ」とやまもと特製だというタンの煮込み「ニコタン」を挟んで、ちょっと豚さんに浮気して「トントロ」を。熱々を辛味味噌と一緒にサンチュに包む韓国スタイルで噛めば、あっちち、むほ、うまい(笑)。どんどんいこうと本線の「上カルビ」と「ハラミ」をお願いしたら、なんと、「もうない」と云う(泣)。開店時間の5時に来ていれば食べれたってこと? しばし呆然。うう、また石垣に課題を残してしまったぞ。気を取り直して、「カルビ」に「バラ」を焼く。並だけれど、並じゃない。それぞれに赤味と脂がバランスしていて、両者のいいとこが濁りなく味わえる感じー。いいなぁ~。とここで早くも、そろそろ、のアナウンス。ホルモンを口にしていないことに気がついて、ラストオーダーに「ミノ」に「テッチャン」。肉厚なるミノ。恒例のコリコリも、噛めば噛むほどに旨味汁が滲んでくるので、顔を見合わせてニヤニヤしてしまう。そして「テッチャン」内側の妖しくふしだらなフルフルを啜る。一点の曇りもない仕込み、ありがとう。こうして、思い出して涎が反応することって、意外とそうないかもね。同席してくれたガイド曰く、予約と予約の隙間の30分なら席をつくります、なんてこともあるらしい。それはそれで割り切って、ビールも呑まず、シロメシ片手に「上カルビ」「ハラミ」をガツガツっとやっつけて、すっとお愛想ってのもそれはそれで大満足なのに違いない。今度はきっちり5時予約で、ダイビングは2本で切り上げて駆けつけ、開口一番「上カルビ」に「ハラミ」と叫ぼー(笑)。


「やまもと」 石垣市美崎町11-5 0980-83-5641

column/02371

口まぐろ専門居酒屋 「ひとし」

hitoshi.jpg鮪というとどうも冬の大間のイメージを浮かべてしまったりして北寄りの産物のような気になっていたけれど、実は沖縄近海でも多く捕れ、なんと沖縄県内の漁獲高の約半数がマグロ類なんだという。意外でしょ。ということで、一年振りに石垣入りした夜に訪れたのが、まぐろ専門居酒屋の「ひとし」です。混み具合の確認をした時には、大人数の客があったらしく満席待機状態。間を置いて足を運ぶと、ちょうどその客たちの帰り際。すんなりと席を得ることができました。早い時間帯はやはり予約が必要のようです。さて、お約束のオリオンをぐぐーっと干して、さらにお約束の「直火請福」を舐め始めたところで、お願いしていた「まぐろ寿司」の角皿が硝子ケース越しに渡されました。大トロに中トロ。蛇腹を肉厚におろしたトロと小さめのシャリが不思議とバランスよく、空腹にすっと収まる。麗しき脂のさし具合をじっと見てしまう大トロ。鉄火に合わせ巻いた紫蘇の葉は余計かな。続いて「まぐろ餃子」。ツナ缶みたいなパサパサはなく、鮪の身がしっとりした餃子のあんになっていてオツであります。鮪の寿司と並んでヒットだったのが、「石垣牛にぎり」。口に含んだ途端に旨味の余韻を残しながらふっと消えてなくなる一貫。煮きりの代わりに塩だれを塗ってあるところもいい。ちょっと変化球をとお願いした「八重山おこげ」は塩辛っぱ過ぎてNGで、先に進めなくなっちゃった。「八重山そばで!イカ墨焼きそば」を食べれなかったのが心残りです。

「ひとし」 石垣市新栄町15-8 0980-83-9610

column/02370

口西麻布名物「三河屋」で 昼定食メンチとオバチャンとコロッケと

mikawaya.jpg平日昼のみの営業ということで、なかなか出会えなかった「三河屋」に初めてのお邪魔です。
霞町の交叉点から青山方向に進むと、5人ほどの人影と一緒に縦書きされたお店のフラッグmikawaya01.jpgが見つかりました。
列の最後尾に並ぶと丁度、おばちゃんがラードの沸いたフライヤーに揚げ物を次々と投入し、引き揚げていく様子mikawaya02.jpgが眼前に覗けます。
真夏の陽射しに汗を拭いていると、背後から声が。
さっきの開口部からおばちゃんが顔を出して注文を訊いてくれているのです。

えっと、昼定食「メンチ」をいただきましょう。

お肉屋さんのメンチカツというと小判型が一般にイメージされるけど、「三河屋」のメンチは、俵型を越えるコロンとした玉子型。mikawaya03.jpgふと、大阪USJの「DISCOVERY RESTAURANT」で食べた恐竜卵に見立てたメンチを思い出したりして。

外殻が薄くカリンとして、中にはたっぷりとしたミンチが詰まっている。mikawaya04.jpg中外双方で香ばしいのが「三河屋」ミンチの魅力のひとつか。


「嫌いなものない?コロッケ食べられます~?」と喋り終えるが先かサービスしてくれたコロッケは、mikawaya05.jpgじゃが芋のほくほくしっとりが素朴に楽しめて、いい。

うーん、満腹だー。

会計を済ますと、おばちゃんが再び声を掛けてくれた。
「ごはん足りましたかぁー?」「はい!」「ホントに足りたぁ?」。いやホント満腹(笑)。
おばちゃん、ありがとね。
今度は「ハムかつ」か「海老フライ」をいただきに来るね。


「バンド・オブ・トーキョー☆」のロレンスさんは、コロッケばっかりを食べてます(笑)。


「三河屋」 港区西麻布1-13-15 03-3408-1304

column/02369


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