京橋二丁目・鮨「京すし」

kyosushi.jpg八重洲ブックセンターからの道すがら目に留まった「あじ丼」といふ筆文字。早速、その暖簾を払ってみました。少し枯れた、そして小ざっぱりした店内。清々しく石床に打ち水がされています。お品書きには、「にぎり」「ちらし」が1,050円から2,830円まで細かく刻んだ基本5段階。丼モノは、「ねぎとろ丼」「鉄火丼」に、「さば丼」「いなだ丼」。どんぶりモノをあれこれグルっと迷ってから、当初目論みの通りの「あじ丼」を所望しました。俎板の上で仕事している親方の手元を、その手捌きを、興味深く眺める。ほ~。仕込んであった鯵を半身に分け、ぜいごを取り、ひと口大にすっすと包丁を入れる。あれがボクの「あじ丼」になるのだな。どんぶりがやってきました。つまりは、生の鯵ではなく、酢締め仕事を施した鯵がびっしりとどんぶり一杯に敷き詰められています。脂ののった生の鯵も好きだけど、塩梅のいい酢締めの鯵も悪くない。剥がし残った皮目の銀色が艶かしく誘うのです。ただ、アジの身の下に細かく刻んだガリと海苔が仕込んであるのだけれど、できればガリでなくって針生姜でいただく方がバランスがいいと思うなぁ。ガリの風味がどうしても勝っちゃうのです。後から来た二人連れが、「あじ・いなだのハーフ!」と口にした。なぬ、それ、あり? そう云ってくれれば「あじさば丼」にしたのにな。お、蜆のお椀が旨い。こうして気の利いたどんぶりや値段から選べるにぎりやちらしが用意されているのに、そう混み合う雰囲気がないのがちょっと不思議でありました。京橋の一角に風情な佇まいの「京すし」さん。今度は、お昼のにぎりをいただいてみましょうか。 「京すし」 中央区京橋2-2-2 03-3281-5575
column/02311

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