
久し振りの新地で、あるスパゲティハウスを探してその閉店を知り、止む無く別の店を物色しようと徘徊。
とあるビルの前で携帯の地図をチェックしていた時に背後からこう声が掛かった。
「わりゃー、そこでなにしとんじゃー!」。
ひ? どうやら組事務所のある建物のまん前だったらしい。
やべぇやべぇ、きっとホンモノだ。
ややこしくなってもあかんとスタコラその場を離れて向かったのが、
これまた久し振りの北新地「SAMBOA」です。
カウンターの右端に佇んで、まずはやっぱりハイボール。
そしてバックバーに銀座のお店で目にしていた山崎蒸留所「The Owner’s Cask」の、1990年の方をいただく。

ラベルに”北新地・銀座サンボア”と記されているだけあって、
注視されているのかボトルの琥珀はもう残り少ない。
サンボアの中では比較的値の張る一杯は、
ガツンと座りのしっかりした、親分な風格の呑み口だ。
その親分をちびちび舐めながらカウンターに着き離れするお客さんの様子を眺める。
女性ひとりで来て、
日経の夕刊を読みながらハイボールを一杯だけ飲んで帰っていったキャリアな女性。
方や、初めて息子を連れていつのサンボアにやってきた親父サン。

サンボアは何気ない人生模様の舞台にもなっているのですね。
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バー 「SAMBOA BAR」北新地(過去記事)
「SAMBOA BAR」北新地
大阪市北区曾根崎新地1-9-25 [Map] 06-6344-5945
http://www.samboa.co.jp/
column/01999再会