細うどん「黒門さかえ」

kuromonsakae.jpg北新地のとある雑居ビル。1階のちょっと奥まったドアを押し開くと、小綺麗に整えられたカウンターが迎えてくれます。うどんのお店ではありますが、正面の壁には”水無月”と題したお品書きがあって、「肉じゃが煮」「わけぎのヌタ」から始め、「焼き茄子(熊本赤茄子)」「モロッコ三度豆の黒ゴマ和え」「ハモのたたき」そして「小アユの天ぷら」まで、18品のそれぞれに気になる日本酒呑みたくなるよな酒肴が並んでいます。臭みなく、まったりとした味わいにしみじみする「とり肝煮」をアテに、ちょっと一杯。周囲の客人たちも、「ポテトサラダに小芋煮ぃ、くれへん?」やら「そやなぁ、水茄子といわしの生姜ぁ」などと云っては、グラスやお猪口を干しています。で、頭上の品札には「細うどん」が7品に「かきあげうどん」5品が準備。「きざみ」「うめこんぶ」などの基本形「細うどん」を横睨みしつつ、「かきあげカレー」を啜ってみることにしました。小ぶりなどんぶり。あっつ熱の小海老が踊るかき揚げがのっているのは、とろみ強い出汁たっぷしのつゆ。カレーは、風味程度に小粋に抑えてあって、辛味も上品だ。そこを泳ぐのが極細の麺。ひと回り太い冷麦くらいの太さかもしれないその麺が、つゆをたっぷりと纏って、はふはふ、讃岐とは対極のゆるりとした魅力があるぞ。なるほど、この麺ならサラっと「ざる」なんかも食べてみたい「黒門さかえ」。以前、黒門市場にあったがゆえの“黒門”、ということのようですね。 「黒門さかえ」 大阪市北区堂島1-4-8廣ビル1F 06-6344-0029
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「細うどん「黒門さかえ」」への1件のフィードバック

  1. 大阪 北新地“黒門 さかえ”

    最寄:北新地
    電話:06-6344-0029
    住所:大阪府大阪市北区堂島1-4-8 広ビル 1F
    定休:土曜/日曜/祝日
    平日:11:30〜13:30…

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