RELEASE FRENCH「RESTRO ESPACE TRANQUILLE」

espace.jpg生田神社の左脇を進み、そのまま北野の坂を少し登ったところにあるビストロで、神戸らしく(?)ちょびっとオサレにお食事いたしました。「レストロ エスパス トランキル」。木の風合いと白い壁で構成した、ゆったりとシンプルなお店です。メニューのTapasのところには、-あて-と書かれているのがいきなりお気に入り。お通しの「マメダイのエスカベッシュ」でビール呑み呑み、まずお願いしたのが「岩手白金豚肩肉と鶏肝の田舎風パテ」。リエットに近いような鶏レバーのパテとは違って、しっかりボリューミーで澄んだ脂を噛む感じがいい。「有機人参のラペ」の“ラペ”とは、細かい千切りのことを云うらしく、濃いぃ味の人参が上手にドレッシングを纏っていて、いい。トゥレーヌ・ロワーヌ地方の産だというソーヴィニヨン・ブランの「TOURAIN」は、すっきりした中にふわんとフルーティな華やぎのある、呑み易くてヤバイ感じのワインだ。さらに-あて-からもう一品。なにかの呪文のような「メツゲライクスダ」ってナニ?と訊いたのは、「神戸・メツゲライクスダ、ベーコンソテー」のメツゲライクスダ。楠田さんちは、六甲道にある自家製ハムとソーセージのお店で、メツゲライとはハム/ソーセージ店を意味するドイツ語らしい。薫香がふんふんとスモーキーでその香りとぐっと挽きつけるような身肉と脂の旨味が、いい。添えてあるのは、レンズ豆だ。あれこれ注文し過ぎて食べ切れなくなっても切ないよねと行き先を量って、今更ながらの-前菜として-の項からひと皿とメインからひと皿を選びました。ラベンダーマヨネーズのソースってどうよと気になった「真アジとハーブのラビオリ ラベンダーマヨネーズ」は、えへへ、おトイレの香り。ハーブで和えたコリコリと新鮮な鯵は美味しいけれど、敷かれたマヨネーズソースで笑ってしまう。ま、楽しいからいっか(笑)。そして、「ビュルゴー鴨ポワレ、ユーカリ、ハチミツ、バルサミコ」。紅く端正な切り口に香ばしく焼かれた皮目。あぁ鴨って旨いよなぁと素直に思わせる。フォークを刺したところから滲むのが、ホントの鴨汁だ(?)。別腹に収めようとお願いしたデザートは、ちょっと遊んで「花椒とタカノツメのブラン・マンジェ」。滑らかなココナッツの包み込むようなほどよい甘さを一閃横切るようにヒリンと辛さが残っては消えていく。だはは、面白ぉ―い。“RELEASE FRENCH”とは、フレンチの呪縛から解き放たれたビストロ、とでも解釈すればいいのかなぁ。いやいやそれとも、肩の力の抜けた解脱系フレンチ、ってところかな。いずれにしても“創作”で括ってしまうのは、失礼に過ぎるね。 「RESTRO ESPACE TRANQUILLE」 神戸市中央区中山手通2-17-6 078-262-8109
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