すし「松葉鮨」

matsuba.jpg急に肩甲骨のあたりが痛くなって(トホホ)、いつもの整体院へ。施術後、その斜向かいにあって気になっていた「松葉鮨」へ寄ってみることに。暖簾越しに店内を覗くと、どうやらお茶をひいているご様子。「いいですか」と云いながらスっとカウンターの真ん中寄りに腰掛ける。麦酒は瓶です?と訊くと中瓶だよ、とお応え。少しつまみで、とお願いすると素性を窺うような眼差しを微妙に含んでいた大将も、あいよってな表情になってくれた(笑)。呑みながら聞くに大将は、群馬から東京に出てきて、この地に店を構えてからももう彼此40年以上経つのだという。頭上のテレビを横目に、池上線の思い出話や通り周辺の飲食店の話をあれこれしているうちにお銚子を2本空けてしまった。ここいらでちょっと握ってもらいましょう。小肌に鯵、赤貝は2貫づつ、1貫で牡丹海老に平貝、中トロまで入った鉄火巻きに玉子で仕舞い。大将、もう少し固めのシャリが好みです、ボク(とは云わなかったけど)。客が入れ替わり立ち代りしてどんどんタネが捌ければ良いけれど、どうやらそういう状況ではないと考えると、中にはアニキなタネもあっても仕方なし。折角仕込んで仕舞ってあった小肌もほんのちょっとパサついたところがあったものな。酢〆モノもタイミングが合い難そうだ。かつての威勢の良かった頃の話を聞いたりしていると、この時代の町場の鮨店の難しさがちょっと切なく思えてきちゃったな。後を継ぐ手もないのかもしれない。大将も時折遠くを見るような目をしていたけど、どっこい悠として、明日も元気につけ場に立っている、きっと。 「松葉鮨」 品川区旗の台5-2-5 03-3782-0507
column/02216

「すし「松葉鮨」」への2件のフィードバック

  1. ちょっと悲哀感が漂っていますね(笑)
    ここは、10年位前に出前を取ったのが初めてでした。
    明日も早起きして仕込みをしていると思いますよ。

  2. Re;ロレンスさま
    ちょっと哀愁調でまとめてみました。
    でも、いろいろくっちゃべって、肩の力の抜けた感じに楽しく過ごせたのです。以前は頑固オヤジだったんだろーなーって思います。
    「お、そういやちょっと前もそうやって写真撮ってたヒト、いたなぁ」って云われました。さてドナタのことでしょう?(笑)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*