コスタリカ料理「二葉」で セビーチェタマーレス不思議な折衷の店

futaba.jpgコスタリカ料理を出すお店が蒲田にあるという。絶妙なタイミングで興味の一致した友人といつか渡航してやろうと考えていたのです。京急蒲田駅で待ち合わせ。初めて降り立つ東口から工事中で雑然とした雰囲気の踏切を渡り、環八を超え、その先の裏通りへ。あてずっぽうに進むと、「二葉」と記された看板が暗がりに浮かんでいるのが見つかりました。暖簾の右手にはうなぎ天ぷら、左脇にはコスタリカ料理と書かれている。あはは、どっちやねん。予約名を聞くとはなしに奥へどうぞと案内してくれたのが、どうやらコスタリカ人の奥様らしい。入口廻りのカウンター席も奥の座敷も設えはまったくの居酒屋さん。胡坐をかいて座り込んだテーブルに、あらかじめおまかせでお願いしてあった品々をせっせと運び込んでくれる奥様。ひと品づつ、メニューの名前とか食べ方について簡単にコメントしてくれると嬉しいンだけど、どこかイラチな奥様は、注文を聞き終えるのも忙しくすっと厨房方面に戻ってしまうのがなんだか可笑しい。真ん中に置かれた大皿が「ガジョ・ビント」。刻んだインゲン豆が織り込まれた、ナシゴレンとはまた違う、ぱらぱらとした長粒米の焼き飯だ。周りに盛られたサラダなんかと一緒に、添えられた「トルティージャ」に包んでいただきます。カクテルグラスに飾ったのが「セビーチェ」。海老や帆立にアボガドやトマトが檸檬汁の酸味で和えてある。メニューには、中南米の酢の物と括弧書きされてるね。そうそう、コスタリカってそもそもどこだっけ?というと、メキシコの南側でパナマとニカラグアに挟まれているところ、と友人カメラマンの奥方。あれ?詳しいじゃんと訊くと、なんと10歳まで彼の地で暮らしていたんだと云う。なるほど~。奥方所望の「タマーレス」は、適したトウモロコシの粉も、なによりバナナの葉っぱが手に入らないので残念ながら作れないとマリセル奥様。然らばと、ユッカ芋というお芋を唐揚げしたという「ユッカフリッタ」、人参やインゲン、炒り玉子を挽肉で包んでトマトソースで煮込んだ「カルネ・レジエーナ」、ほとんど辛くない「チョリーソ」なんぞをさらにいただく。困ったのがお供のお酒。麦酒以外にとメニューを探しても、韓国焼酎やら日本酒やらともうひとつの顔向けのものばかり。コスタリカ料理に合いそうなのは最後に書かれたテキーラだけだ。そういう作戦?とか笑いながら、テキーラの杯を重ねて、結局7分ほど入っていたボトルを空けてしまった。追加をお願いすると、もうない、という。もう止めとけってことかな(笑)。正直云って、コスタリカ料理は旨い!って印象は持てなかったけど、この不思議に折衷なお店のことは永らく記憶に残りそうです。あ、そうそう、髑髏のイラストが描かれた「DEATH SAUCE」はホット過ぎて危険だよ。


「二葉」  大田区南蒲田2-3-11[Map] 03-3731-5846
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