イタリア料理「IL BAFFONE」

ilbaffone.jpg昼夜の連食もなんのその(笑)。恵比寿の裏手住宅街に潜むという隠れ一軒家のイタリアンに行きました。ガーデンプレイス方向から廻った方が分かり易いらしく、仰せに従って歩みを進めます。スカイウォークを降り、ビアステーションが見えたところで日仏会館方向の左手へ。消防署を抱く景丘公園と加計塚小学校の間の路地がアプローチだという。ひっそりとした如何にも行き止まり風のその路地を進むと、「ちかんに注意」の看板が。と、パチンとスイッチが反応して下方への階段が照らされました。お店のために設けられたステップではないだろうけど、ひとつの演出のようにも思えて面白いね。その階段からアパートの隙間を抜けたところにあるのが、「IL BAFFONE」です。暗がりに佇む白壁の一軒家は、濃緑色のテントと小さなプレートがなければ一般のこじゃれた住宅として通り過ごしてしまいそうです。満席の店内は、落ち着いた賑わい。一番奥のテーブルへと案内されました。ひとまずスプマンテをいただいてから、メニューを眺めます。「IL BAFFONE」の魅力のひとつは、メニューの前菜、プリモ、セコンドそして几帳面な書体で記された黒板から、アラカルトで自由にチョイスしてお皿の構成ができるところ。シェア前提で極力あれこれ食べたい向きには嬉しいもんね。前菜からまずは「バーニャカウダ」。アンチョビとニンニクのムースを底にしたオイルを生野菜で掬っていただく例のやつ。パプリカや京人参もいいけれど、一番のヒットは蕪。カリムニッとした食感と蕪独特の風味がオイルソースといい相性していたね。ほっこりした豆の甘さが楽しめる「エジプト豆・豚足・サラミ・ポロ葱の煮込み」あたりでワインを所望。トスカーナの赤「ROSSO DI MONTALCINO ‘03」を選んでみました。スパイシーな香りの印象のまま口に含むと、ほどよい酸味とドライな果実味が洒脱にバランスしている感じがして、いい。黒板から選んだパスタが「生ソーセージとバジリコ入りトマトソースのストロッツアプレッティ」。“ストロッツアプレッティ”とは、長さ5cm太さ5mmほどの少し捩れたショートパスタです。もちむにゅちゅるん。そんな野趣と愛嬌を兼ね備えた食感のパスタに負けじとソーセージのトマトソースが拮抗していて、旨いね~。もうひと皿をと「パンチェッタとラディッキョのリゾット」。ラディッキョとはチコリに近い味わいの赤紫色の野菜だそうで、その野菜が赤米をリゾットにしたかのような色合い生んでいるンだね(たぶん)。セコンドから一品だけと「茨城産ミルク鶏のロースト」をお願いすると、今日はもう出てしまったという。ならばと素朴に訊いたおススメの即答が「岩手産短角牛ロースの炭焼き」でありました。絶妙の火入れ加減で焼かれた、妖艶な短角牛の切り口。しなやかに柔らかく旨味滴るのに、咽るような脂の重さや厭なパサつきが一切ない。ぺろりと食べれてしまうでないの! ドルチェはアーモンドを含んだムースを生地で包んだ「ズコット」、そして「チョコレートケーキ」。結局、アンティパスト2品、プリモ2品、セコンドを1品にドルチェというカタチになったけど、こうしてメインのと ころでちょっとボリュームを控えたり、気分によってはパスタ3皿とか、前菜あれこれで呑み倒す(笑)とかもできてしまいそう。ただ、そんなイレギュラーな組み方をしても、くだけ過ぎた感じにならずに楽しめる。そんな気がするんだ。 「IL BAFFONE」 渋谷区恵比寿4-19-7 03-3444-6146
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