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ただいま鋭意、旧サイトより記事移築中です。
2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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口大衆酒場 「魚三」

uosan.jpg生憎の曇天で花弁の仄かな桜色もいまひとつ冴えないものの、降られることなく楽しめた葛西臨海公園でのお花見。昼前からのビールと濁り酒とワインによる酔っ払いが思いついたのは、ずっとずっと気になっていながら、噂に聞く混雑具合から暖簾を潜る機会のなかった門仲「魚三」でありました。16時を幾らか過ぎたあたりか。大きな暖簾の前には数人の空席待ちがあり、そこから覗く店内は当然満席だ。「おこさんづれおことわりします」の貼紙越しに中の様子を窺おうとすると、鼻先を「くさや」の芳しき薫りがむわんと襲う。おお。既に時間の概念が相当怪しいものの、15分ほどで1階カウンターへ収まることができた(気がする)。「魚三」ビギナーさんは、壁一面に貼られた品書きに圧倒されつつも見上げる。百円台、二百円台、比較的値が張っても五百円台か。なるほど、この値段設定が「魚三」なんだね。例えば、「いさきさし」が瑞々しい厚切りの身がたっぷりと載って450円だもんね。常連には常連それぞれ、この肴から入ってこういって、あーいって、最後はこれで〆るみたいな流れが出来上がっているんだろうなぁ、などと朧げに思いつつも、昼間の酒が効いちゃっているのがなんとも口惜しい。はぁ。お腹空かせた素面でまたお邪魔したいと思いまふ。

「魚三」 江東区富岡1-5-4 03-3641-8071

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口甘味 「茂助だんご」

mosuke.jpg昨春同様、花見酒のアテを仕込みに築地まで。まずは腹拵えにと寄ったのが、かつて一世を風靡した童謡「だんご3兄弟」のモデルになったということでも有名な「茂助だんご」。何度も店頭でお団子を買ったことはあるけど、店内のテーブルに座ったことはなかったのです。でも、お団子何本も食べて朝食代わりにしよーってワケじゃなくって、お目当てはこの「玉子ぞうに」です。澄んだ汁を啜ると、この一杯のためだけにひいたような濃い味の出汁が迎えてくれる。とじた玉子やお麩の陰から覗いたお餅は小さめな一片だけだけど、小腹を満たしつつ温めてくれる感じがちょうどいい。次から次へと売れていく店頭の忙しさを余所に、奥のテーブルでまったりしみじみしていると、なんだか河岸の男衆になったかのような錯覚が一瞬過ぎったりして面白い。一応、こしあん、つぶしあん一本づつもいただいて、さあ買出しです。

「茂助だんご」 中央区築地5-2-1魚がし横丁1号館 03-3541-8730

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口おそば 「堀留 尾張屋」

owariya.jpg京都や浅草のそば屋をはじめ、いったい日本中に何軒の「尾張屋」さんがあるのでしょう。こちら堀留は人形町通り沿いにあるおそば屋さん「尾張屋」。如何にも町場のおそばやさんの風情ですが、そのお味たるや如何でしょうか。あまり考えずに暖簾を押したものだから、すぐさま食券を買わなければいけないシチュエーションに慌てて、目に留まった「かき揚げおろし」と口走る。オバチャンは「冷たいンじゃなくて、温かいの?」と訊く。あ、そっか、基本、冷たいそば用のメニューだ。ただ、頭の中はすっかり温かいおそばモード。「あ、温かいので」。先に届いたかき揚げは、こんもりとしながらボテっとしたところの感じられない、意外や軽妙な仕立て。そこへかけそばが添えられてくる。折角のサクサクがもったいない気がして、お皿の上でかき揚げを適当なところで千切っては、そばと一緒に口へ。う~ん。大変失礼ながら、駅そばと比較したら上品で美味しいかぁと思ってしまった。すんません。よくある、どんぶりとのセットものメニューを横目に改めてお品書きを見たら、ひとつだけ気になるメニューがありました。ありそでなさそな「豚角煮うどん」。冷たいうどんと豚角煮との取り合わせや果たして。

「尾張屋」 中央区日本橋堀留町1-11-7 03-3661-4488

column/02165

口旬の肴と旨い酒 「海」

umi.jpg茅場町の路地。「明火」という小料理屋だったところが、新しいお店に変わっていました。格子戸から覗く店内は、コの字にカウンターの廻っていた以前の景色から一変して、素直にテーブルを配した明るいお店になっている。期末の打ち上げにと席を確保してみました。時季の「そら豆塩茹で」「新じゃがいも明太チーズ焼き」「フルーツトマト」あたりでビールをいただき、「にぎわいおから」「薬味温豆腐」「〆鯖炙り青ネギ胡麻醤油」あたりをアテに、店名に同じ芋、「海」を啜る。同行の女史が目聡く他のテーブルに見つけた厚揚げが、旨い。コース料理のみ設定のメニューを無理やり出してもらった厚揚げは、先の豆腐料理同様、松戸にある「中島商店」というお店謹製なのだという。その厚い身に大豆の濃い味たっぷりでかりっとさせた外周との合わせ技がいい。気がつけば満席の「海」はこの3月上旬のオープン。ただいま張り切って調理に接客にと奮闘中です。

「海」 中央区日本橋茅場町3-8-3 03-5640-8178

column/02164

口スープカリィ厨房 「ガネー舎」

ganesha.jpgスープカレーの元祖と云われる薬膳カリィ本舗「アジャンタ」。その札幌の老舗の流れを汲むという新橋の「ガネー舎」に行ってみました。オフホワイトのテント地の庇を潜り、地下への階段を進むと、正面の踊り場に象顔の像が据え置かれている。これが象頭人身の「ガネーシャ」で、商業の神、学問の神、障害を克服して成功をもたらす神として信仰されているンだそうです。カウンターに案内されて、メニューを睨む。「とりやさいカリィ」「カシミールやさいカリィ」など5種類が並んだ中から「とりなすカリィ」を選んでみました。ピーマンの緑、茄子の紫、南瓜の橙が鮮やかなコントラストを魅せる器がやってきます。早速、淡い檸檬色をしたサフランライスをスプーンに掬って、スープに浸し、啜ります。むはは、やっぱスープカレーっていいね~。30種類のスパイスと15種類の漢方とをじっくり煮込んだというスープカリィ。辛味と滋味がじわじわじわっと、そして鮮やかに味わえるのね。野菜たちに隠れるようにしていたチキンが意外にしっかりサイズで、その身を骨から削ぎ落としてスープに浸せば、また違う旨味が楽しめるのです。うんうん。火照ったお口には、杏仁豆腐。ふと頭上を見上げたら、「海山カリィ」「ラムカリィ」「なすフランクカリィ」なんてディナーメニューが貼ってある。あ、「揚げもち、あります」「カキカリィ、はじめました」とも。夜にもまた来なくっちゃだ。

「ガネー舎」 港区新橋5-12-2鴻盟社ビルB1 03-3433-0309

column/02163

口特製ラーメン 「第二旭」

dainiasahi.jpg「第一旭」ならぬ「第二旭」目指して旧フジテレビ通り(あけぼのばし通り)を進みます。あてずっぽうに左手へ道を外れると、公園の脇に「ラーメン」と染め抜かれた幟がひっそりと立っている。もしやと周囲をきょろきょろすると、右手の坂の脇にぼんやりと灯りに照らされた赤いテント地が見つかりました。一体いつからここにあるのだろうと思わせる雰囲気に一瞬躊躇うも、そのまま暖簾を潜ることに。アルミのガラス扉を引くと、目の前にオヤジさんがしゃがんでいる。「い、いっすか?」。「ほい、いらっしゃい」。先客はなし。入口で植木を弄っていたオヤジさんはすぐに立ち上がるでもなく、作業を続行している。左手のカウンターに座って品書きを眺めていると、業を煮やしたオバチャンが「ほらほら、仕事しないと」とフォローしてくれる。(焼豚豊富)と記された「特製ラーメン」をいただきましょうか。関係者らしき女性と喋り倒しながら手元の作業を進めるオヤジさん。どんぶりがやってきました。一見して京都たかばし本店をはじめとした「第一旭」系統のどんぶりと違うのは、浅葱や万能葱があしらわれていないからか。スープを啜ると、懐かしさに似たトンコツ臭がふわんと漂う。あっさりと云うか、しみじみするも深みに乏しいスープ。薄切りの焼豚は、旨味の抜けた出汁殻のようにパサパサとしちゃっている。う~ん。そこへ「あ、云ってなかった?このニンニクとか一味をお好みで入れるといいのよ」とオバチャン。一味はさじに1/6からね、と入れてくれる。確かにぼんやりしていたスープに輪郭が現れてくる。永年守ってきたのがこの味なんだろうね。京都なのかはたまた神戸なのか。その辺りは伺い損なっちゃったけれど、今となってはもうどちらでもいいことなのかもしれないな。ざっくばらんで快活、愛想のいい雰囲気に居心地は悪くない。CXが曙町にある頃には、客の入りも違ったのでしょうね。

「第二旭」 新宿区住吉町12-20 03-3341-9565

column/02162

口パスタハウス「エトナ」で コク味スパイシーな特選ミートソース

etna.jpg空かせたお腹をガッツリ満たそうと、
東武ホテル向かいのパスタハウス「エトナ」へ。
ヒロキエさんが「理事長」を踏破した「ジャポネ」とは違って、特に行列で混み合う様子もなく、すんなりとカウンターの中央へ収まります。
頭上の黒板には、「特選」「ミートソース」「メキシカン」「ナポリタン」「カルボナーラ」「エッグ」といったメニューが書き連ねてある。
「今日の特選は、チキンとミートソースです」。
あれ?それって「ミートソース」とどう違うンだろう。
訊けば、ちょっとスパイシーでよりコク味のミートソースで、メキシカンともまた違うんだという。
よくわかんないまま、その「特選 ミートソース」を中盛りでお願いしました。


出来上がりまでの束の間に読もうと、雑誌を広げた瞬間にすっとお皿が差し出される。
うへ、もうできちゃったの?
そう、「エトナ」では湯上げして軽く炒め置いた麺にソースをかけるスタイルなのです。
なるほど、すぐ出来るワケだ。etna01.jpg微妙に乾いた感じのパスタに、図らずもミートボールになってしまったと思しき肉塊を脇に、確かにコクのありそうなソースが遠慮なく載っているね。

聞いた通り、多少のスパイシーさを伴う、十分な旨味コク味を含むソースだ。
etna02.jpg水っぽさなんて皆無の、濃厚なソースが炒めパスタに纏わりつくように絡んで、うへへ、えげつなくもウマイ。
粉チーズの手助けもいらないほどのまったりなのに、しつこさはないのがニクイところ。
麺のムニムニ食感も、アルデンテパスタにはない魅力があるね。
50円の「コールスロー」がいい合いの手だ。


「メキシカン」とか「ナポリタン」、はたまた「カルボナーラ」も気になる「エトナ」。
etna03.jpg
正午を過ぎたところで急に混み出して、空席待ちができておりました。


「エトナ」 中央区銀座7-13-3 03-3541-7095

column/02161

口中国家常酒家「天心」で 広島県産大牡蠣のピリカラ炒め四川風

tenshin2.jpgまたいつもの「"天心名物"坦々麺」でもなぁ。
そう思いながらメニューを眺めていると、気になる一節を見つけました。
「広島県産の大牡蠣のピリカラ炒め 四川風」。
なんか旨そうな気がするでしょ。
ライスとスープとのセットにしてもらいます。

例によって、ちょっとヌーベルな雰囲気を持たせるかのようなデザインのお皿がやってきた。
鉄板焼き風に牡蠣をほぼそのまんま炒めたイメージでいたら、さにあらず。
片栗でたっぷり包んで一旦揚げたものを烏賊、ブロッコリー、長葱、シメジなんかと炒めてある。tenshin2_02.jpg
tenshin2_03.jpg身が固くなることなく、牡蠣の風味がぎゅっと閉じ込められているようで、
面白い仕立てだ。
ピリカラ具合もちょうどよろしい。


考えたら、牡蠣の炒めモノ料理はあっても、"牡蠣の唐揚げ"ってメニューは見た記憶がない。
生姜の利いた甘酢あんとかかけちゃったりすると、なかなかイケルような気もする。
どこかのお店にないかなぁ。


ここ「天心」の、「大牡蠣と鮮野菜の黒胡椒炒め」「大牡蠣と豆腐の黒豆煮込み」といった他の牡蠣メニューも気になります。


「天心」 品川区中延4-6-2 [Map] 03-3781-7621

column/00187再会

口揚げたててんぷら 「ちはら」

chihara.jpg亀島川がいよいよ隅田川に流れ込む南高橋近く。リバー通りと呼ばれる通りからちょっと路地を入ったところにあるのが、天ぷら「ちはら」です。L字のカウンターに10席ほどのこじんまりしたお店だ。おかあさんに定食をとお願いすると、それを反復するようにおやじさんに伝え、あいよってな調子で注文が通ります。その背後で甲斐甲斐しく動いているのは娘さんでしょうか。似てらっしゃるものね。「お待たせしやしたぁ」。その声に顔を上げると同時に、目の前の敷紙目掛けて海老天が投げ広げられました。うりゃって勢いで豪快ではありますが、ぞんざいな印象はありません。海老が5本もあるね。天つゆを勧められましたが、専ら敷紙の上に振った卓上塩でいただくことにしました。1本だけ臭みのある海老もあり、続いて配された2枚の鱚、青紫蘇、茄子も決して繊細な揚げ口の天麩羅ではない。そうではないけど、それが反って和ませてくれちゃって、ハグハグ食べれる感じの天ぷらだ。結構、満腹になるね~。お腹を擦りながら(笑)頭上の貼紙をよく読むと、「定食のキスはあなごに変えられる」と書いてある。ありゃー、あなごが良かったなぁ。そういう組み換えは嬉しいね。覚えておきます。

「ちはら」 中央区新川2-21-12  03-3355-5962

column/02160

口中華料理 「梅蘭」 渋谷店

bairan.jpgいつぞやの週末の昼下がり、奥へと続くビルの通路を覗いた時には空席待ちの行列ができていた「梅蘭」。そんなに人気なのかと思いながら、並び待つのはしたくないとラーメン店とは違う扱いで回避しちゃってました。今宵、再び通路を覗いてみると、行列はなし。十分空席がありました。ご注文はやっぱり店名を冠したあの焼きソバです。お皿一枚では寂しいので「冬茹湯(椎茸スープ)」も添えてもらいます。香ばしさを伴ってやってきた「梅蘭やきそば」。なるほど、焼きソバとしては異形でありますな。周囲に玉子の囲いをして、しっかり焼き目のつけられた麺。こんもりと中央が盛り上がった形状は、北京鍋の半球面に沿って焼かれた様子を想像させます。無造作に、えいっと箸の先を入れて、適当なところで麺を押し切るようにすると、その裏から仕込まれたあんが顔をだしてくる。この上下逆転が「梅蘭やきそば」の最大の醍醐味ではあるけど、甘めにしどけなく旨味を含んだあんとモソっとしたソバの相性も、どうして悪くない。まぁこんなもんやろ、と呟きつつ、肉厚椎茸の入ったスープを合いの手にどんどん食べ啜ってしまうのであります。いつか突然思い出して食べたくなる、かもしれません。ジャンク系のスイッチがちょっと入った時にね。

「梅蘭」渋谷店 渋谷区道玄坂2-9-10松本ビル1F 03-5489-0866 http://www.bairan.jp/

column/02159

口魚料理 「鈴木水産」

suzukisuisan.jpgいつもその前を素通りしていた「鈴木水産」の前でふと立ち止まる。まだ空いているようだし、お初にお邪魔してみようかな。カウンターに置かれた「真鯛頭煮魚」や「かんぱちかま煮」のラップ皿を眺め、それもいいかと思いつつ、壁に下った品札をチェック。お刺身系どんぶりは避けたいので、と考えると「お刺身定食」か「煮魚定食」「焼魚定食」か。あ、「生うに定食」がいいね。「うに丼」でないところが肝要であります。すっと運ばれたお盆には木箱にこんもりと載せられた雲丹。場外の店先で目に留める木箱の1/3程度の大きさの木箱は、特別に拵えたものなのかな。でも一膳のご飯をいただくには十分な量だね。多少色合いが濁ってしまっているし、溶け崩れかけてはいますが、なにせ1,000円だもんね。お箸で掬うと、やっぱりちょっぴりねばつく感じはあるものの、お醤油ちょんヅケして口に含めば、うん、ウニウニ(笑)。ムラサキウニでしょうか。特にミョウバン臭いこともなく、雲丹の甘い風味にご飯が進みます。普通のどんぶりメシかと思って食べていたご飯から酢の酸味が微かにする。どっちつかずの微妙な酢飯なのね。帰り際、店先に置かれた手書きの品書きを改めて見ると、「生うに定食」の“生”の部分が貼紙で消されている。わざわざ隠しているってどゆことだろう。少なくとも焼き雲丹ではないし、う~ん、瞬間冷凍モノってことなのでしょうか。

「鈴木水産」 中央区築地4丁目11番2号 03-3541-7860

column/02158

口専門店のカレー屋さん 「伽哩本舗」 横濱カレーミュージアム店

curryhonpo.jpgこの3月末をもって6年に亘る営業の幕を閉じるという「横濱カレーミュージアム」。開業当初に一度行ったものの、思いつくままに連食しちゃって結局どの店の何を食べたのかまるで覚えていなかったのであります。あれから6年近くも過ぎちゃったのかと微妙な感傷に浸りつつ(笑)、イセザキモール入口へ。“やきカレー”ってどうよ、ってのが一番の感心事だったので、まっすぐ7階フロアの「伽哩本舗」に突入してみます。フィナーレ直前イベントのプレミアムカレーは既に予定数が終了している。ま、いっか、と「伽哩本舗」の看板であろう「やきカレー(大山鶏)」を所望しました。壁のポスターには、ドリアのようにオーブンで焼き上げた博多名物「やきカレー」はその特殊な製法に特許まで得ているとある。「欧風カレーはブイヨンが決め手」というフレーズに期待が高まります。店内の照度が低くて見た目のシズルが感じられないのが残念ながら、器ごと熱々なのはよく判る。端からスプーンを差し入れて、口へ。は、はふはふ。やっははっふひ。香ばしく溶けたトッピングのチーズ。その下のカレーソースには確かに旨味がぎゅぎゅっと含まれている。インド風カレーだってベースのスープがちゃんとしてなきゃでしょと思う派なので、そんな意味でも合点のいくお味であります。さらにチーズを崩していくと、とろんと玉子の黄身が流れ出す。オーブンでは玉子が半熟になるように焼いているってことか。あ~でも、ライスが妙に少ないのね。一瞬、お試しサイズを食べてるのかと思ったもの。そんな物足りないボリュームのお陰で、お向かいの「琉球カリー」で「沖縄角煮カレー」のお試しサイズも食べちった。そういえば、今まで博多や沖縄でカレー食べようって発想なかったもンな。そんな機会、ないかなぁ。

「伽哩本舗」横濱カレーミュージアム店 横浜市中区伊勢佐木町1-2-3 7F

column/02157

口本派京のそば 「竹邑庵太郎敦盛」 新橋店

chikuyuan.jpg以前「月島らくさ」への道すがらに見つけた京そばのお店に行ってみました。“黒いそば”という幟が気になっていたのです。右手のテーブル一卓を除いて、すべて座卓を配した店内。金糸を含んだ刺繍を施した座布団などを始め、一種独特の雰囲気を醸しています。厨房から、「相席してもらえって云ってるだろ!」とよく通る声が聞こえてくる。ああいうことは厨房で小声で云えばいいのにねぇとホール担当のおばちゃんにこそっと云うと、「申し訳ありません。口癖なんですぅ」と平謝りしてくれる。おばちゃんが悪いンじゃないもんね。そのおばちゃんの解説によると、「あつもりそば」は木箱に収めた釜揚げを温かいつゆでいただくもので、「追っかけ皿そば」は、冷水で〆たそばをつめたいつゆでいただくもの。初めてだったら「おっかけ皿そば」がいいんじゃないかな、と仰る。然らばとそのようにお願いして到着を待つことに。まずお椀におろした山芋と山葵を添えた刻んだ九条葱たっぷりが盛られてくる。「先に軽く混ぜておいてね」。昼間っから燗酒?と一瞬思わせる(思わないか)お銚子につゆが入っている。「おまちどうさまっ」。5つのお皿に小分けされたそばが木枠に載せられて届きました。ううむ、たしかに“黒いそば”だ。お銚子から注いだつゆもなかなか黒い濃い口。その黒いそばを葱やらとつゆやらと絡めて啜ってみる。皮ごと挽いたそばと黒砂糖を隠し味に使ったというつゆ、そして九条葱の爽やかな辛味。太めのそばの、野趣あふるる食感、噛み応えがいい。この、お蕎麦をわしわし食べる感じってどこかで味わったよなぁと考えながら顔を上げたらおばちゃんと目があってしまった(笑)。そう、愛宕の「港屋」だ。「港屋」の肉や海苔のトッピングとか、ラー油を使った辛めのつゆとかとはまったく違うけど、“わしわし感”が同じに思えたんだ。葱好きサンとしては、葱がお代わりできたらいい感じ。ふと混み合ってきた周囲の様子を聞いていると、ほとんどの注文が「あつもりそば」。うむむ。みんな常連さんてぇ訳ですな。

「竹邑庵太郎敦盛」新橋店 港区新橋3-15-6村上ビル 03-5473-8803

column/02156

口らーめんダイニング「ど・みそ」で クドサなき特みそこってり量感麺

domiso.jpg京橋で話題の味噌ラーメン店「ど・みそ」に行ってみる。
店前には空席待ちもないので、そのままドアを開こうとすると、ドアの奥に3人ほどが固まって待っているのに気がついた。
店前で、しばし待機。
店頭の看板には、「特みそこってり」が「首都圏+全国のラーメン厳選300軒」(はんつ遠藤氏)のみそ部門で1位になったと書かれています。

その「特みそこってり」「のり」にしてみましょうか。


清潔感を感じさせる厨房やカウンター廻りに好感。
背脂を使うお店はどうもギトっとしたお店になりがちだけれど、そのあたりには充分配慮しているようで、これだったら女性陣も抵抗がないだろうね。


さて、「特みそこってり」。
domiso02.jpg
ひと口したスープには、細かな背脂が浮かび、なるほど味噌味コッテリ。
といって、厭なクドサはないね。
domiso04.jpgdomiso03.jpg
麺は縮れ強めで量感のあるタイプ。濃厚なスープにも負けていない。
トッピングのもやしはスープと一緒に炒め煮したものではなくて、コーンと同じくボイルもの。
意外だっただのは煮玉子で、味付け玉子でないのは濃い味に小休止を差し込むような発想なのかもしれません。

う~ん、どこかで似たラーメン食べたよなぁ(腕組思案)。
あ、そうだ。池袋「屯ちん」でいつも食べてた「らーめん+みそ」に随分と似ているじゃん。

多少洗練されている気もするけど、スープと麺の構成は考えれば考えるほど一致してくる。
両国のお店が修行先らしいけど、これって偶然の同一性なのでしょうか。


「ど・みそ」 中央区京橋3-4-3 03-6904-3700 http://blog.livedoor.jp/do_miso/

column/02155

口Peruvian Restaurant Coffee 「Inti Raimi」

intiraimi.jpg川崎西口にあるペルー料理のお店で遅めのランチをいただきました。祝日の昼下がり。他のテーブルには日本人らしい客の姿はなくって、ペルーもしくは南米系と思えるカップルなどがゆっくりと食事をしています。いろいろ気になるメニューから、片言日本語の女性とやりとりをしてまず決めたのが、「アンティクチョ」。彼女が「オススメヨ~」という牛ハツの串焼きだ。柔らかくかつしっかりした噛み応えに続いてすぐさま、率直な肉汁エキスが弾ける。パセリとニンニクを刻んだ薬味をのせて合わせ噛むと、さらに旨味が花開く。テキーラあたりの強いお酒が合いそうだ。再び開いたメニューで、「チキンピラフ香草風味」やライスの煮豆和え「タクタク」あたりがいいかなぁとあれこれ迷う。そして「コレモ、オススメヨ~」のひと言で「ペルー風チキンカレー」をいただくことに。ほ~、なんとも優しいカレーソースの食味。さらさらとしながらクリーミーなコクがあり、そこに野菜類の甘さと鶏肉の出汁をたっぷりと含んでいて、美味しいゾ。辛味が欲しい時は、卓上に用意されたチューブからピンク色のソースを足してあげればいい。一気喰いしちゃって思うのは、ペルー料理って美味しさの勘所を素直に捉えているよなぁ、なんてこと。過度にならない仕立てで実直に表現する良さが煮込み料理なんかに顕れていそうだもんね。それにしても、パスタありチャーハンあり、と他国の食文化を上手に取り込むあたりは我ら日本といい勝負してるンと違う? ちなみにどんなんだろと注文んでみた「インカコーラ」は、怪しい黄色。カキ氷のシロップを炭酸で割ったような飲み物でありました。

「Inti Raimi」 川崎市幸区大宮町15三巧ビル一階 044-511-4225
http://www.intiraimi-rest.com/

column/02154


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