レストラン「チャモロ」

chamoro.jpgオムライスの有名店にお初の訪問です。もしや混んでる?と思いながら階段を降りると、入口の硝子扉に空席待ちさん用の記名ノートがぶら下っているのが目に留まりました。一応すべての名前が消されている様子を横目におずおずと扉を押すと、すんなりと奥のテーブル席に案内されました。丁度ひと段落したところだったのでしょう。確かにすぐに一杯になってしまいそうな小体で、そしてどこか懐かしさの籠る店内だ。「ビーフシチュー」や「ボルシチ」、「ロールキャベツ」に「かにクリームコロッケ」「ハヤシライス」とにっぽんの洋食の風景がぐるりと巡るラインナップ。グラスのワインを傾けながら、そんな一品料理のメニュー筆頭にあった「やわらか厚切り牛たんオムライス」を選んでみました。ほぉ。こんもりと盛られたオムライスに、そのほとんどを覆うようなでろーんと大きなタンがトッピング。ダイナミックな見栄えであります。やおら周囲のデミソースに薄皮の玉子とケチャップライスを合わせて口に運ぶ。ほほぉ。気取りのないストレートな旨味が訴えてくるじゃん。下世話なくらいに明解なお味ににんまりしちゃうね。そのデミグラスでじっくり煮込んだと思われる厚切りのタンは、スプーンで切れそうなほどに柔らかで、周囲のデミソースと同じ醍醐味をたっぷりと含んでる。むほほぉ。とろ玉系のオムライスにみられる白ご飯の中身に一抹の愛想のなさをいつも感じていたのだけれど、こんなパラっと薄くケチャップ色を纏ったライスにしてくれれば好いンだね。次回は、「大海老フライ」に「お茶碗オムライス」を添えてみたりしようかな。 「チャモロ chamoro」 渋谷区恵比寿南1-2-8 雨宮ビルB1 03-3710-7631
column/02131

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください