京のうどん「日の出うどん」

hinode.jpg腹ごなしにと足を伸ばして、修学旅行以来となる銀閣寺を拝んでみる。ゆっくりのんびり哲学の道でも辿ってみようかと思ってはいたものの、そんな風雅な気分にならず、早速タクシーに乗り、下がって南禅寺方向の「日の出うどん」に寄ってみました。なんだか喰い意地しか持ち合わせていないようで(笑)。静かな通りにぽつんとあるうどん屋さんは、半端な時間帯だというのに満席で、注文を伝えて暫らく待つ。回転よく席が空いて、カレーの薫り漂うお店の隅へ。夏には大活躍するのであろう団扇を眺めながらぼんやりと待っていると、やってきました「特カレーうどん」。あげきざみ、肉、ねぎが仕込まれたカレーうどんを“特”としているようで、おお、どろ~んとしたトロミたっぷりのあんの中に揚げやらお肉やらが潜んで出番を待っている。とろみもしっかりしているけれど、その底の方から出汁の厚みがむほっと湧き上がってくるンだ。デフォルトでは辛さ控えめながらスパイスの風味が食欲を追い掛け回してくる。うどん自体はコシや歯応えを主張するタイプではなくて、カレーあんと一体となってにゅるんとした絶妙の官能を生む仕立てのもの。へへへ、うまいうまい。黄色い滴を飛ばさないように留意しつつも、一気呵成に啜る啜る。さっきお昼と摂ったばかりだというのに、腹ペコさんのような喰いっぷりをみせてしまいました。ふ~。 「日の出うどん」 京都市左京区南禅寺北ノ坊町36 075-751-9251
column/02107

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