焼酎&一品料理「いづみ」

izumi.jpg後輩がやってる店あんねん、ということでタクシーに乗り込んで八幡筋へ。雑居ビル4Fにある「いづみ」には、小料理屋ちっくな暖簾が掛っていました。カウンター越しに迎えてくれた笑顔の主がその後輩さんだ。グラスビールに添うように出されたプレートをみて、あれ?って思う。洋な仕立てを纏ったオードブルなのです。ただの小料理屋さんだとチト違う様子だぞ。思わずワインを抜いてもらうと、そこにはパルマの生ハムがやってくる。そして壁に掛けられた黒板には、人柄を忍ばせるような文字で和のような伊のような仏のようなメニューが書かれている。しかもそのどれもが1,000円以下というのが泣かせるね。続いて所謂舌平目ムニエルのお皿が届く。黒板にあったバジルソースではなくて、正統な焦がしバターソースだ。ソースに促されるように、白身から意外に力強い旨味が訴えてくる。先輩ぃ~、後輩のお皿、美味しいじゃないっスかー。そしてメインのもうひと皿はお肉。すっと厭味なく柔らかいステーキには無花果のほの甘いソースが添えられているンだ。「いづみ」の主人は、全日空ホテルやハイアットのレストランを経て今に至るンだそうで、おそらく居抜きで入ったのであろうお店の雰囲気と供するプレートとのアンマッチが面白い。訊き損なったけど、もしかしたら以前小料理屋だったお店を、その店名さえ変えずにそのまんまビストロなお店にしちゃったのかもしれないぞ。最後のシャーベットで気がつけば、コース料理の出来上がり。そうかと思えばなんの衒いもなく焼酎も呑める。ははは、こんな店が近所に欲しいとマジ思う。 「いづみ」 大阪市中央区東心斎橋2-3-31八幡筋ギャラクシービル4F 06-6213-6786
column/02103

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください