和食・鍋料理「元旦」

gantan.jpgひっそりとした東山エリアの一角。ちょうど蕎麦「東山 織田」斜向かいのマンション1階にブルーグレーの金属な外壁を回した一辺があります。それが、知らずば通り過ぎてしまいそうな佇まいをみせる「元旦」のファサードです。水平線に初日の出が昇るイメージのする、絣のような透けた暖簾越しに中の灯りがぼんやりと零れています。こ、ここ?ココらしいなぁ。ってことで、恐る恐るその暖簾を払って中へ。奥へと伸びる幅広のカウンターを軸に、潔くも飾りのない店内。それが冷たいものではなく、モダンな温もりのある設えに昇華されています。カウンターの最奥に陣取る。偶にはビール以外で口開きをと悩んだ挙句、結局プレミアムビールから。このぐらいのグラスビールが丁度いいね。横長に片観音開きするお品書きには、あれこれ迷わすメニューが並んでいます。本日おすすめの”厳選入荷特選素材”の筆頭にある寒鰤が気になる。「氷見産天然寒鰤一本買い直送」とあって、造り、塩焼き、照焼と書かれている。お造りは勿論、塩焼きも気になる。両方もらっちゃおうか、なんて云いつつひとまずお造りを。訊けば、12kgモノを氷見から直送、市場を通していないのでかなり安く提供できるのだという。マグロ同様、トロにあたる部位であっても、その位置によって味わいが違うのが楽しいゾ。一片は鰤らしい香りがし、一片はサシの蕩け具合が味わえる。お造りをもういっちょ。「活〆皮ハギ薄造り」は、溶いた肝を載せ丸め、醤油にちょん漬けしていただく。上品な滋味が肝の風味に引き立てられてくる。今日は麦の日と決めて(?)、「黒さそり」「泰明」「釈云麦」と呑み繋ぐ。一番最初にガツンと野太い「黒さそり」にしてしまったのは、順番が違ったな(笑)。ほっこりとした「群馬県産本白舞茸天麩羅」の歯触りと味わいに遠い目になりつつ、メインに据えた「やごろう黒豚の豆乳鍋」の到着を待つ。鹿児島黒豚を投入した豆乳の海の真中でチーズに見えたのはお豆腐。その上から水菜をどっちゃり載せて、さらにしばし。改めて、イタダキマス。あっは~。うまいね~。暖まっちゃうね~。調子にのって食べて啜ってしていたら、雑炊にする分のスープまで飲み干してしまいました。ふう、満腹。そこへ厨房の方からなにやらやたらとソソル匂いが漂ってきた。満腹なのになんだこの堪らん誘惑は。ナニ?と訊くと、「肉じゃがコロッケ」のための肉じゃがを煮ているのだという。二晩もかけてすっかり煮崩して、どろどろ状態のものを冷やしてからコロッケにするのだという。云ってくれればそれも食べたのにぃ(笑)。「元旦」には、「梅乃宿の梅酒」など梅酒のラインナップも豊富。強いお酒が得意でない女性陣も楽しめそうです。 「元旦」 目黒区東山1-8-6サンロイヤル東山109 03-3791-4807 http://www.gantan.jp/
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