蕎麦「人形町薮そば」

ningyochoyabu.jpg「玉ひで」前の摩訶不思議な光景を横目に、その先の路地を右に折れると、ひっそりと佇む蕎麦屋が見つかります。「人形町やぶ」。藍色の暖簾にはそう染め抜かれていました。飾り気のない、下町情緒を感じさせる設えと雰囲気です。壁に貼られた品書きに、「ねぎなんせいろ」という件を認め、なんとはなしにそれをお願いしてみました。せいろと一緒に届けられたのは、そば猪口とは呼べない器。その器の底には、小さ目インゲンの天ぷらとちょっと湯掻いた長葱が少々入っている。あ、そうか。”南蛮”だ。あれ?でも、葱を使っている点から南蛮としているんだとすると”南蛮南蛮”って意味になっちゃうね。頭痛が痛い、みたいな。揚げ物と葱の組み合わせで”南蛮”としている? もしかしてインゲンを青南蛮(=青唐辛子)に見立ててそう詠んでいるのかな。う~ん、ワカラン。ちょっと甘め緩めの辛汁に素朴に町場なせいろの取り合わせでありました。「藪」の系譜のどのあたりに位置しているのかな。 「人形町薮そば」 中央区日本橋人形町1-7-2 03-3666-5922   
column/01992

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