蕎麦「みわ」

miwa.jpg井荻駅近く。環八沿いでありながら、西武新宿線を潜る井荻トンネルのお陰か、幹線道の騒々しさが遠く思えるほど落ちついた雰囲気の中に「蕎麦 みわ」の文字を見つけました。内外装に木目の風合いをふんだんに用いていて、小ざっぱりとした居心地の良さそうな雰囲気です。中央に大きく占める半円形のテーブル、その隅へ。行く夏を惜しむこの時季に、間に合わせるように「冷やかけ」を。そして「小柱と小海老のかき揚げ」を添えてもらうようにしました。中央手前に茄子、奥に長葱の素揚げ、その左に茗荷、右に紫蘇の細切りがのせられています。冷やかけは汁だよねとばかりに、まずかけ汁を啜ってみます。深い奥行きは抱かせない乍らも、すっきりと澄んだ、そして外連味のない実直なだし味がする。自家製粉生粉打ちだという蕎麦は意外な力強さと野趣を秘めていて、なるほどこういうバランスの冷やかけも面白い。新そばの風味を素直に楽しめました。陶芸家の手になるという陶器たちもいい味出しているけど、なにより「みわ」の蕎麦店らしい清々しい空気を醸成しているのがホールの女性。丁寧で柔らかに気遣いをみせ、遣う言葉もどこぞの料亭での浅からぬ経験を思わせます。「鴨の治部煮」「自家製生湯葉刺身」あたりで昼間っから一杯ひっかけるのも、きっと絶対ハッピーだ。 「みわ」 杉並区井草3-15-3 03-3394-3837 http://www.sobamiwa.jp/
column/01979

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*