やぎ汁「栄福食堂」で塩振り喰らうやぎ肉フーチバ香るやぎそば

eifukushokudo.jpgいやはや。
ものすんげぇ~~台風だった…。
西表で70m近い瞬間最大風速を観測したっつーのも納得の凄まじさ。
離島桟橋に面したホテルは海からの風をまともに受けて、ゴーという音とともに揺れる揺れる。
恐る恐る窓をちょっと開けて外を見ると、超高速で真横に雨風が吹き荒んでいる。
あっちゃ~。
そして、捲れたトタンがガンガンと鳴り続けていた。

そして、丸一日の停電、断水。
雨の上がった通りを見れば、
電柱は折れ、車はひっくり返り、
想像もつかないいろんな物が転がっている。

前年は予約叶わず、今回やっとこ予約できた、
石垣牛焼肉の有名店「やまもと」を堪能できなかったのが、
なんとも残念だけど、
この惨状では仕方ないやね~。

で、明けて日曜日。
心持ち落ち着きを取り戻しつつある市役所通りを、
ランチ処を求めてふらふらと。
ふと振り向くと、壁面をブルーに塗り上げたお店が目に留まりました。
やぎ汁、と書いてある。
そして「これだ!」と閃いた(笑)。

隅切りに置いた椅子におじぃが座っていて、
訊けば、ここの大将だという。
いい味だしてるね~。
でも働かんでよいの?
如何にも食堂チックな椅子・テーブルが並ぶお店は、
おかみさんが切り盛りしている。

んん?壁という壁に、
「赤木圭一郎(トニーという愛称で呼ばれていたらしい)」の、
古い映画のポスターやらレコードジャケットのコピーやらが、
ずらずらっと貼りまくられている。
絶大なるファンは、おかみさんか、もしかしておじぃか。
「トニーそば」なんてメニューもある(島豆腐がのってるだけだそう)ぞ。

大きいどんぶりの方の「やぎそば」をお願いしてみました。eifukushokudo01.jpg石垣の塩が小皿に用意されて、
それをトッピングのやぎ肉にちょっと振りかけてから喰え、という。

臭みなく滋味ある骨廻りのやぎ肉。
そしてなんつっても白濁したスープが、想像以上にウマイウマイ。
数辺入っているフーチバ(ヨモギ)の香りが、
パクチーや紅しょうがなんかと違って、仄かで上品で、実にナイスだ。

帰り際、おじぃに「いや~、うまかったス、また来まっス」と伝えたら、
Vサインで応えてくれました。eifukushokudo03.jpgおじぃ、今度は「やぎ汁」をいただきに、来るね。

「栄福食堂」
石垣市大川274 [Map] 0980-82-5838
column/01972

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