そば処「力々」

rikiriki.jpgクイックランチにと市場通りを歩いていると、黒塗りの外装に赤いベルト状のサインが目を引くお店が見つかりました。近づくと「そば処」とあり、「やきとり」「親子丼」とも表記されている。そばと鳥料理を組み合わせた、最近見かけることの多い業態がここにも、と思いつつ店内へ。極力経費をかけない志向のようで、カウンター板のぶっつけ具合には手作り感が溢れていました。「親子丼、おすすめです!」という台詞に従って、「親子丼小せいろそばのセット」をお願いしました。国産そば粉100%、自家製麺というフレーズに、「京橋 恵み屋」のような安いけどウマイそばを秘かに期待していたものの、届いたせいろはぽそぽそとした食感のちょっと切ない仕立てのもの。辛汁も不用意に甘い気がする。う~む。そこへ、だしが自慢、という「親子丼」がやってきました。玉子の白身の半生部分が目立っていて、鶏肉はサイコロ大に細かくしてある。杓文字で汁っぽい親子を掬って口に運ぶと、だし味が口腔いっぱいに広が…、らない。といってとろんとした玉子のコクを押し出すタイプの親子でもない。ひと味足りないってことなのかと、普段はほとんど使わない七味を振ったり、さらにはせいろの辛汁の残りをちょっとかけたりしてしまいました、ごめんなさい。麻布の焼鳥屋「さ和鳥」の姉妹店らしく、蛎殻町交叉点近くにも同名のお店があるらしい。ん?そういえば、水炊きの後の雑炊にイメージが近いかもしれません。 「力々」 中央区八丁堀3-24-1 03-3555-5258
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