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ただいま鋭意、旧サイトより記事移築中です。
2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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2006年9月アーカイブ

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口ちゃんぽん・皿うどん 「長崎」

nagasaki.jpg買い物ついでに並木橋方面まで足を伸ばしてみました。競馬ファンには周知の場所であろうと思われるWINSの近く、金王八幡宮の裏手あたりにある「長崎」へ。石垣の上を見上げると、黄色い菱形というか、凧の形なサインが見つかりました。WINSが開いている時間帯には混み合うのかもしれませんが、この夜は先客もなく落ち着いた様子の店内です。「ちゃんぽん」をお願いしました。ピンク色のかまぼこが矢鱈目に留まるトッピング。もやし等々の具材ともども口にしつつ、それらを半ば押し退けるようにして麺に到達する。スープは、割りとあっさりとした中に野菜の甘さと烏賊海老の風味がほんのりと漂うもの。長崎の中華街で食べた、クリーミーなスープに魚介エキス満載のちゃんぽんとは違って、どっちかっていうと、日本橋「長崎楼」のちゃんぽんをライトにした感じ。胡椒が利きすぎていたりしないのは、好感だね。「皿うどん」には細めんと太めんがある。あれ、「しゅうまい」と「ひとくちしゅうまい」があるぞ。「しゅうまい」の方がでっかいンだろね。ちなみに餃子は、「ひとくちぎょうざ」だけだ。そっか、このあたりでビール呑んで、「ちゃんぽん」「皿うどん」へと移行するのがいい流れかもしれないね。「ハモ皮の酢のもの」とか「ゆでた大根の煮物」「山川漬」(薩摩半島由来の大根の壷漬)といった渋いつまみも揃ってます。

「長崎」 渋谷区東 1-14-12 常盤松マンション1F 03-3409-2932   

column/01988

口創意膳 「wanofu.CLUB」

wanofu.jpg緋色と云えばいいのか、煉瓦色と云えばいいのか。はたまた珊瑚色と表現すればいいのか。松阪牛懐石「築地 さとう」の左隣に伸びる壁は、黒枠とのコントラストも際立つ印象的な色合いに塗り込められています。如何にも敷居の高そうな老舗料亭・割烹とは趣を異にするのは、入口にランチメニューのパネルが掲げられ、その脇で灯りを洩らすサインには、カジュアルさを思わせるデザインが記されているところ。どうやら激しくビクつきながら敷居を跨ぐ必要はなさそうです(笑)。そうは云っても、「オリジナル特製和牛ビフテキ丼」は2,500円、「黒豚の胡麻かつ膳」は1,700円で「鯛茶漬け料亭仕立て」は1,600円であります。きっと随分と頑張っている値段設定ではあるのでしょう。禁煙エリアの奥の部屋へと案内されました。一番お安い「こだわり親子丼」1,200円をいただくこととしまひた。玉子本来のものかと思わせるほんのりと自然な甘さの溶き玉子は、いい具合の火の入り、トロトロ加減。ごろごろっとした鶏肉の滋味をその玉子が包んでいる。固めのご飯は絶妙の汁だく状態。大山地鶏と奥久慈地玉子の組み合わせだという。突出した美味しさというよりは、どっしり王道のしみじみした味わいの印象が残ります。ゆるりと夜の部に訪れるのもまたいいんでしょうね。

「wanofu.CLUB」 中央区築地4-2-10 03-3543-3450 http://www.wanofu.com/  

column/01987

口盛岡冷麺「ぴょんぴょん舎銀座百番」でコク味冷麺にゅるつるん

pyonpyonsha.jpgゆく夏を惜しんでいるうちに9月も終わってしまいそうだ。
ということで(?)、行列必至だという盛岡冷麺のお店に行ってみました。
果たして~とその路地の様子を窺うと、案の定空席待ちの列。10人ほどいましょうか。
順次メニューを訊ねている行列対応の兄ちゃんに30分待ちを宣告されます。
思わず、「へ~、回転あんまりよくないンだね~」と応えると、「なにせ10席しかない狭い店なので、すんません」との由。少々暑いくらいのいい陽光が路地にも射し込んでくる。
待つこと20分強で、店内へと案内されました。

確かにテーブル奥への出入りにも難儀するような手狭なお店だ。


さらに待つこと数分、お願いしていた「盛岡冷麺ミニピビンパセット」が届きました。
pyonpyonsha01.jpg辛味であるキムチを混ぜる前に、スープを啜ってみる。
おほほ。
なかなかいいお味がでてるではありませんか。

あとは麺とスープ全体をまぜまぜしてから、見た目から涼しげににゅるつるんとしたその麺を啜り上げてみます。
見た目通りのにゅるつる感としっかりしながらどこか儚げなコシツキがいい。そして麺そのものの味わいに辛味の加わったスープが寄り添ってくる。赤米を使ったピビンパを挟みつつ、ゆで玉子の黄身をスープに溶いてというお作法に従って、最後のスープまで完食です。
美味しい冷麺、特にあっさりコク味のスープに抱かれた冷麺には意外と巡り会えていないので、なんかそんな意味でも満たされた気分になりました。

あ、屋号「ぴょんぴょん舎」の、その由来を訊ねようと思っていたのに、訊き損ねちゃったな。


「ぴょんぴょん舎銀座百番」 中央区銀座四丁目4-1 03-3564-1963 http://pyonpyonsya.co.jp/

colmn/01986

口中華粥 「香港ロジ」

hongkongroji.jpg「粥専門店」という赤い看板が前を通る度に気になっていたものの、意外に混み合っているのを覗き見て次回送りしていたのが「香港ロジ」というお店。なんかこのところ肉&脂な食事が多くなっている(いつも?)のに鑑み、お粥なんていいんじゃないのと再び店内を覗くと、今夜は空いている。よしよしと、カウンター奥のスツールに座り込む。10種のお粥の中から、ベーシックな「鶏糸粥」つまりは鶏肉粥と、ついでに「煎韮菜餅(焼きエビニラマン)」をお願いしました。蓮華で掬ったお粥をフーフーしつつ口へ。決して強すぎずそして不足のない、いい塩梅のお粥だ。フーフー。優しいだし味が最後まで飽きさせないゾ。これの半量版をいただく朝なんてぇのもいいね。「味ついてますから、そのままで」というエビニラマンは熱々のうちに。眼前の厨房では、北京鍋を手早く小気味良く動かして、点心に焼き色をつけたり焼き飯を煽ったりの様々な所作が見られて面白い。カウンター越しに早口の現地語が行き交って、一瞬彼の地にいるかのような錯覚も味わえます。

「香港ロジ」 渋谷区桜丘町2-3堀ビル1F 03-3464-1866 

column/01985

口グリル 「スリーエイト」

threeeight.jpgあれ?こんなところにバドワイザーブランド提供のスタンド看板があるね。「グリルスリーエフ」と店名表記されてある。見上げると古びた赤いテント地の庇にも同じ表記がされている。一瞬、もうやってなさそうに見えて、ドアの脇には「営業中」の札がかかっていました(失礼)。擦れて消えかかったプレートには、「カレーライス」「ハンバーグ」「アジフライ」に「ロースカツ」なんてメニューが載っている。へー。ちょっと怖い(笑)感じもするけど、お邪魔してみましょう。「いらっしゃいませ~!」。ハキハキとした声が店のおくからかかり、厨房前のカウンターへ案内されました。厨房では店主らしき人物が寡黙なオーラを発しています。男性客ばかりながら、意外と席は埋まっている。「ナ~ニを召し上がりますかぁ~」。店内の黒板から「ハンバーグ」をお願いしてみました。ややコロンとしたパテを噛めば、断面から食感を残したサイズの玉葱が見つかる。ベタつかず甘くなくのデミソースがたっぷりかかっていて、ご飯が進むね~。「キッチン柳」でのお約束所作を思い出して、半熟目玉焼きをご飯にのっけてかきこむ。キャベツの千切りにポテトサラダ。日本の洋食屋さんがこんなとこにもあるの、知らなかったなぁ。

「スリーエイト」 中央区日本橋茅場町2-11-5山口ビル 03-3666-9483   

column/01984

口らーめん 「東京あってり麺」

atterimen.jpgTSUTAYAからの道すがら、ガード下の一角にまた花環が飾られているのを「ありゃ、また、店が変わったっぽい」と眺めつつ、それから早2ヶ月。そろそろ放置状態を解除しておこうかと、再びTSUTAYAついでにその池上線ガード下に寄ってみました。雨天の所為か、先客はなし。雨の吹き込みを遮る透明なフードを潜り、券売機の「全部入りあってり麺」ボタンのぷちと押しました。初代「凛」以降知る限り、ずっとこのL字カウンターのレイアウトだった気がする。ま、そもそもこういう風にしか配置できないもんな。そんなことを考えているうちに「全部入りあってり麺」 がやってきました。ぶわんと大判の海苔が背景をつくる屏風のようにトッピングされています。どやって喰うんだろ、この海苔…。ばきばきっと齧りついてみてもしっくりこないので、スープに浸して柔らかくなりかけたところを空かさず麺と一緒に頬張る作戦にでました。おお。魚介風味と動物系がガチンコして融和したスープ。大所の「斑鳩」「俺の空」、はたまた「青葉」ともまた微妙に違う。でも嫌いじゃないタイプのスープだ。あっさり+こってり÷2=あってり、ってことらしいけど、あんまりあっさり感はありません。塩がきりりと利いていて、ボディしっかりだ。香ばしくしたあぶり肉も悪くない。ふんふん。それにしても、いつの間にかラーメン店激戦区の様相を呈してきた五反田~大崎広小路ライン。すぐ近くの以前そば屋だったところもラーメン店に化けている。そんな中にあって、それが運命であるかのようにコロコロと店名を変えていくガード下の行方がやっぱり気がかりです。

「東京あってり麺」 品川区西五反田1-22-4 03-5436-5661 http://www.atteri.com/  

column/01983

口牛タン炭火焼き 「わすけ」

wasuke2.jpg近場でランチをやっつけるべく、開店来久々の「わすけ」に行ってみました。お店の造作には特段変わった様子はなさそうです。米国産牛の輸入が再開されたとはいえ、牛タンが安定安全供給される状況になるにはまだまだ道のりは遠いぃだろなぁ。そう考えると、茅場町にあった「太助」が店を閉めてしまったように、専門店としては苦戦しているだろうことは想像に難くないやね。なぁんて思いながらお昼メニューを見ると、本来メニュー筆頭にあるべき「牛タン炭火焼定食」は5番目と後塵を拝していて、先頭には「牛タンとラムの盛り合わせ定食」が位置している。当初からあったかどうか記憶がないけど、ジンギスカンのプチブームを経た今では、生ラム肉があってもおかしくはない。「牛ハラミ」「牛ステーキ」に「黒豚ロース」もあるし、さんまも焼けるらしい(そりゃそうだ)。で、その、盛り合わせをいただくことに。ラムと思われる肉片を齧ると、炭火の香ばしさと独特のタレ味と一緒に旨味汁がじゅんと搾れる。へ~、旨いじゃん。気なるような臭みもないし。ふんふんと食べ進むうちにはたと気がついた。あれ?牛タンはいずこに…。あ、あったあった。お皿の左の隅っこにふたキレの牛タンが申し訳なさそうにありました。ううむ。ふと、月島「凛」のちょー肉厚タン塩がいかに贅沢な逸品なのかに想いが飛びました。

「わすけ」 中央区八丁堀2-16-3 ICM中央ビルB1 03-5566-1110 

column/00741再会

口洋食ブルガリアンダイニング 「SOFIA」

sofia.jpg「ドンピエール」のペリニィヨン・グループ「ドンピエール・ベジ」がリニューアルされて、ブルガリア料理のお店に転換したのだという。そうは云っても従前の洋食メニューも残して欲しい残したいということからか、洋食+ブルガリア料理という2面性を持つお店になったみたい。鮮やかな臙脂色ベースに刺繍を施したクロスの色味がフロア全体の基調となっています。今日のランチは、「SOFIA」洋食屋篇から「キーマドライカレー」を選んでみました。ドライカレーと云いながら、ライスの上には充分ウエットなカレーソースがかけられ、その上にラグビーボールシルエット型のふんわりオムレツが鎮座ましましています。「たいめいけん」の「タンポポオムライス」よろしく、中央にスススとラインを引いて奥と手前に押し開くと、トロロンとした玉子がカレーソースを被うように広がりました。そこへスプーンを一閃。ライスとカレーと玉子の層を一緒に掬って、いただきます。しっかりめのカレーの辛味を玉子が優しく包んでくれています。カレーソースの直球でないが故、どっちつかずでポイントがボケちゃった気がしないでもない。かの「ルー・ド・メール」と兄弟店だと考えると、「スゲ、ウマ!」には至らないところが物足りなくもある。ブルガリアンの片鱗を味わおうと、「カップヨーグルト」をニンジン&オレンジのトッピングソースでいただいてみました。妙な酸味も甘さもなくって、これはこれでいいかもしんない。「ヨーグルトバー」が併設されているのですね。

「SOFIA」 港区東新橋1-8-2 カレッタ汐留B2F 

column/01982

口Cafe&Shot Bar 「CAVE」

cave.jpgもう一杯、ってなことで、プロペ通りの気軽に呑めるバー「CAVE」に久々寄ってみた。テーブルに座っちゃうと如何にも喫茶店な感じに陥りそうなので、やはりバックバーを見渡せるカウンターへ。シングルモルトでナニか、に応えて並べられた3本のボトルから、ローランドのシングルモルト「LITTLEMILL 12aged」を選んでみました。意外とローランドのモルトに出くわす機会は多くないので、ストレートをしみじみと舐め舐めしてみる。クセなく呑み易い感じでの中にちょっと日向臭いような香りを含んでいる。「いつもシングルモルトですか?」。バーテンさんが声をかけてくれる。そうか、シングルモルト志向の客スジは多くはないのかもしれないね。では、同じモノを、もう一杯。

「CAVE」 所沢市日吉町9-19日吉ビル1階 04-2924-5471   

column/019781

口イタリアン 「cucina MORE」

more.jpg所沢界隈では数少ない、チェーンでないイタリアンのひとつ、プロペ通りの「MORE」でお食事です。階段を真っ直ぐ一気に3階まで上がると、硝子越しに厨房が臨めます。その厨房ブースの脇を抜けて、その先にテーブルが展開しているというレイアウトです。通り寄りのご予約席に陣取りました。ダイオキシン云々の戯言を噛ましながら「所沢産野菜のサラダ」をいただきます。かつてマスコミによる冤罪対象となった地場の近郊野菜をメニューに取り入れているのを、ひとつの心意気と捉えておこうじゃん。「CARMEN MERLOT」というチリワインに替えて、「トリッパのピリ辛煮込み」、そして「仔羊のグリル レモンで」をいただきます。赤々として詰まった繊維質を思わせる仔羊肉の断面。適度な噛み応えに周囲の香ばしさとクセのない仔羊の香りが重なって、なかなかどうして美味であります。気がつけば、他のテーブルもどんどんと埋まっていっている。ここで最後にパスタをもってくるという戦法に出る。モア・オリジナル版の中から「アンチョビとよく炒めた玉葱のスパゲティー」を。アンチョビの風味が薄れてるのがちょっと残念だけど、アンチョビを思わす塩っ気と飴色に炒められた玉葱の甘さの取り合わせが素朴に楽しめてウマイ。これで、薪釜のピッツァなんかいただけたら最高なのだけれど、流石にそれはないもの強請り。この界隈にあっては貴重な一軒だと云っておきましょう 。

「MORE」 所沢市日吉町10-18 04-2922-5222 

column/01980

口蕎麦 「みわ」

miwa.jpg井荻駅近く。環八沿いでありながら、西武新宿線を潜る井荻トンネルのお陰か、幹線道の騒々しさが遠く思えるほど落ちついた雰囲気の中に「蕎麦 みわ」の文字を見つけました。内外装に木目の風合いをふんだんに用いていて、小ざっぱりとした居心地の良さそうな雰囲気です。中央に大きく占める半円形のテーブル、その隅へ。行く夏を惜しむこの時季に、間に合わせるように「冷やかけ」を。そして「小柱と小海老のかき揚げ」を添えてもらうようにしました。中央手前に茄子、奥に長葱の素揚げ、その左に茗荷、右に紫蘇の細切りがのせられています。冷やかけは汁だよねとばかりに、まずかけ汁を啜ってみます。深い奥行きは抱かせない乍らも、すっきりと澄んだ、そして外連味のない実直なだし味がする。自家製粉生粉打ちだという蕎麦は意外な力強さと野趣を秘めていて、なるほどこういうバランスの冷やかけも面白い。新そばの風味を素直に楽しめました。陶芸家の手になるという陶器たちもいい味出しているけど、なにより「みわ」の蕎麦店らしい清々しい空気を醸成しているのがホールの女性。丁寧で柔らかに気遣いをみせ、遣う言葉もどこぞの料亭での浅からぬ経験を思わせます。「鴨の治部煮」「自家製生湯葉刺身」あたりで昼間っから一杯ひっかけるのも、きっと絶対ハッピーだ。

「みわ」 杉並区井草3-15-3 03-3394-3837 http://www.sobamiwa.jp/

column/01979

口いやしの空間 「彩菜屋」 saisaiya

saisaiya.jpgこのビルの地階に降りるのは初めてだ。一軒がお好み焼き屋さん、そしてもう一軒が今日お邪魔した「彩菜屋」さんです。”中華居酒屋”とでもククリたい感じのちょっと不思議なコチラのお店は、白地に黒ドットのソファーがあったり壁のクロスが悩ましい柄のグリーンだったりと、内装もちょっと妙。大丈夫かなぁ。ランチメニューはと見ると、日替わり定食ABCから、中華丼なんかの御飯もの、そして麺類がラインナップされています。呑んじゃった翌日→汁もの食べたい、というノリから「牛バラ麺」を選んでみました。ややトロミのかかったあんと一緒に牛バラ肉が数片トッピングされています。スープは……。お湯に醤油を差したような、とはこのことを云うのでしょうか。結構醤油色は強く脂も浮いているのに旨味を感じさせる要素が探せども探せども見つかりましぇん。化学調味料さえ思わせない潔さ。鼻、つまってないんだけどなぁ(笑)。サービスの半焼飯もとっても薄味な仕立てだ。こんながっくりするほどのチョーあっさりがコチラ本来の味付けなのでしょうか。もしかして、調理ご担当が体調不良とか。いやいや、きっとなんかあったに違いない。

「彩菜屋」 中央区八丁堀3-14-2 東八重洲シティービルB1 03-3555-8848   

column/01978

口うなぎ 「鐵五郎」

tetsugoro.jpgふと鰻が食べたくなって虎ノ門のこの店に行ってみました。文政10年に海老屋鐵五郎によって芝のあたりに創業されたという「ての字」の店舗展開のひとつ、だという。気軽なノリでうな丼を提供してくれる感じのお店のようです。入口を入ると早速券売機がお出迎え。シングルの「うな丼」の写真がちょっと寂しげに見えてしまい、思わず「うな丼ダブル」のボタンを押しました。さてどのあたりの席に陣取ろうかと店内を見渡すと、その視線を制止するかのように厨房側へと促されました。「はいどうぞ」。うへっ? 注文を受けてからさばき始めるとは決して思っていないけど、チケットを買ったと同時に供されるうな丼て、どうよ。びっくりするなぁ、もう。同じサイズの蒲焼を客の入りを見込んでどんどん焼いていって、ダブルの注文があればその丼を差し出す、ということらしい。焼き立て熱々がうなぎの醍醐味だっつーことを知らないことにしちゃっているんだ。生温かくてモソモソし、脂が固まり始めている蒲焼が旨かろう筈もないやね。築地場外の「はいばら」2号店でもブルーな気持ちになった記憶があるけど、1,000円で鰻を食べるってやっぱそういう覚悟が必要だと心得ておかなきゃ、だ。

「鐵五郎」 港区虎ノ門1-8-11 03-3592-0725  http://www.tenoji.co.jp/

column/01977

口中国家常酒家「天心」で ten-shin風汁無し坦々麺の摩訶不思議

tenshin2.jpg随分と久々に「天心」に寄ってみました。
赤い張り地の椅子たちがモダンなようで、どこか落ち着かない独特の雰囲気を醸し出しています。
メニューに「ten-shin風汁無し坦々麺」というのを見つけ、飛びついてみました。
カジュアルなイタリアンで使いそうな、およそ四角形なひら皿にこんもりとさせるような盛り付け。
トッピングの肉味噌と白髪葱を塗すようにして、その下の麺を啜ります。

ぬぁあ? 予想もしなかったこの酸味はナニ? 改めてメニューを見返すと、「イタリア産モデナプレミアムバルサミコと自家製香辣油、肉味噌の摩訶不思議な相性をご堪能下さいませ」とある。
なるほど、バルサミコの酸味だったのね。tenshin2_01.jpg

狙いの一面であるところの摩訶不思議さは充分に発揮しているけれど、取り合わせの妙を演出できていないのが切ないところ。
特に肉味噌がバラバラとして、麺ともタレとも仲良くない感じなんだ。
個性的な創作が悪い方に転がっちゃいましたね。


「天心」 品川区中延4-6-2 [Map] 03-3781-7621   

column/00187再会

口手打蕎麦 「深川日吉屋」 総本店

hiyoshiya.jpg今日のお昼は、清澄庭園から現代美術館方面へと抜ける深川江戸資料館通りにしっかと下町の風情を与えている「日吉屋」さんで。たたきに並べられたテーブル席に空きはなく、ずんと高みに上がってしまう奥の座敷へと案内されました。多少の歪みはなんのその。旧来のままの設えが明るい初秋の陽射しにほのぼのと映えています。「元祖江戸時代の深川丼(小そば付き)」という献立がある。気になるよね~。醤油かはたまた味噌仕立てか。ちっちゃいそばがついてるのもニクイ。ううう、迷うぞ。ふと、蕎麦屋では蕎麦を喰え、って当たり前っちゃ当たり前の科白が脳裏を過ぎった。うん、そやね、とひとりごちして、二八の「おろしそば」をいただくことにしました。清々しくも嬉しいのは、そのたっぷりした盛り。隣の兄ちゃんが頼んだ「おおもり」なんて、大きなひら皿に笑っちゃうくらいこんもり大盛りだ。そして、「おろしそば」には、1本の辛味大根が添えられてきます。20cm以上はある大根、1本まるまる。それをしゃかしゃかと手元のおろし金でおろして、辛汁に投入したり、そばそのものにのっけたりしていただくわけです。辛汁は、すっきりとして鰹がふんと香る小粋なやつ。二八ながらも一抹の野趣を思わせるそばもなかなかどうして悪くない。冷や酒きゅきゅっといっちゃいたい風情ですが、酒肴の類はそんなに多くないんだね。商売繁盛の「恵比寿そば」がどんなそばなのかも気がかりだけど、今度こそは「深川丼」と相見えたいと思います。

「日吉屋」 江東区白河2-3-14 03-3642-0085   

column/01976


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