天ぷら 和食「銀座 一休庵」

ikkyuan.jpg「ITOYA」で買い物をして何の気なしに裏手から出る。そこで目に留まったのがこちら、「一休庵」です。うっかり高級店に飛び込んでもいけないしなぁと恐るオソル様子を窺うと、店頭に黒板メニューがあって、「アジたたき定食」「マグロステーキ丼」「やわらかイカ天丼」「穴子天丼」などと紅白のチョークを使って書き留めてある。気を強くして(笑)、暖簾の向こうへ。先客はない。「はい、いらっしゃい」。「どんぶりものだけでもいいですか?」。「ええ!」。ということで、カウンターの隅にちょんと座る。眼の先で、でろんと長い穴子の半身が油に投入されました。想いの外黒褐色の油だね。揚がった穴子は中央から菜箸で挟むようにして二つにされます。「穴子天丼」が届きました。支え合うように高く盛り付けられている。早速、穴子天の頭側に齧りつきました。うぬ。特段主張のない衣の食感の中にある穴子の身から生臭みが放たれる。その生臭みは最初のひと齧りだけだったものの、ちょっと気分を萎えさせるね~。タレはやっぱり甘い。「天丼」って、なんだかんだ云っても仕立ての難しい代物なんだなぁと改めて思ったりする。職人さんの所作で改めて感じ入ったことがひとつ。揚がった色々な具材の天ぷらを平皿に盛り合わせるとき、菜箸を持って天ぷらに添えると整った動きに見えるのに、面倒臭くなってその箸を外した瞬間に天ぷらが”モノ”になる。板前さんたちには当たり前にしてサボれない所作のひとつなのかもしれません。 「銀座 一休庵」 中央区銀座2-8-16  03-3561-3825
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