黒豚とんかつ「たい樹」

taijyu.jpg中目黒の改札からすぐ、雑居ビルの2階にとんかつ「たい樹」はあります。8割方席が埋まっていて、唯一空いていたカウンター席に滑り込む。当店でまず最初におすすめしたい、と記されている「黒豚ロースカツ定食」を早速お願いしました。胡麻の入った擂り鉢がやってくるのはよく見る光景だけれど、ここでは塩の入った3連の容器も同時にやってくる。メニューには、最初の一口は塩をつけて召し上がり下さい、とある。普段からとんかつソースはほとんど使わず、醤油ちょんづけにする習慣なので、なんだか妙に合点がいって、期待度満点になってきた。そこへ「お待ちどうさま」と、カウンター越しにお皿が届きます。濃いめのキツネ色に揚がった衣。真中の一片を傾けてみると、淡いピンク色の断面に美味しそうな脂が滲んでくる。さてさて。端っこの脂の多いところに「アンデスのローズソルト」をちょちょんとつけていただいてみる。あ~、ミネラル豊富な岩塩が黒豚の身の旨味と脂の甘味を衣のサックリ感の中から明快に引っ張りだしてくれる。東京でここでしかいただけないという大分耶馬渓の極上黒豚を使っているのだという。荏原中延「多賀野」でも見かけた粗塩「粟国の塩」、微細粒子の「宮古島の雪塩」も試してみて、アンデスのピンクな岩塩が一番合うと、後半はそれひとすじで。結局、擂った胡麻もソースも醤油すら使わずに食べ切ってしまった。肉質に魅力があるからこその、そして厳選した塩を揃えているからこその”塩でとんかつ”、なんだけど、他の店でもひとまずトライしてみるということになりそうだ。 「たい樹」 目黒区上目黒3-3-6 03-3760-3981 http://www.tontei.com/
column/01816

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