ラーメン「喜久」

kiku.jpg5号館「喜久」も、観光地化著しい築地場内「魚がし横丁」にあって、そんな周囲の様子はなんのその、ガラリと引き戸をあければ突如として市場の臨場感に包まれる店の一軒だ。カウンターに並ぶ客たちは、皆が皆如何にも市場関係者。市場時間の夕刻とあって、晩飯を兼ねた晩酌の真っ最中だ。ガハハハと笑う大声に店のオバチャンたちのツッコミが交差している。そんなカウンターの中央へ。秋冬の新メニューとして掲示されている「玉子まぶしラーメン」を横目にしながら、「たんめん」そして「ぎょうざ」をお願いしました。背の低いオバチャンがハキハキと復唱すると、左手のオッチャンがのっそりと鍋を廻し始めます。そんな様子をぼんやりと眺めているところへ、燗酒の追加オーダーが入った。オバチャンは、はいよ~とばかりに鍋の中に掛けてある湯きりカゴへ一合瓶を放り込んだ。あれれ、それってスープ鍋と違うのん?。当然その鍋から掬ったスープで「たんめん」が仕上げられ、やってきた。恐る恐る(笑)スープを啜ると、妙な雑味のないじんわりとした旨味のたんめんスープだ。野菜の甘味も引き出されている。ん~、麺は粉っぽいな。衛生面が多少気になるけど意外と悪くないかもね、と思い始めたところにまた不測の事態が起きた。どんぶりの底の方をレンゲで掬ったら、ご飯つぶがぽろぽろといくつも拾えてしまった。炒める北京鍋にくっ付いていたのか、スープに混入していたのか、はたまた…。いずれにしても喜ぶべきことじゃないよね。焼きあがったぎょうざをなかなか出してくれないで、「オカアサンボクノギョウザ…」と催促したら、「まだ焼き立てだから大丈夫!」と出してくれたのもご愛嬌か。 「喜久」 中央区築地5-2-1築地市場場内 5号館 03-3541-9408
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