魚河岸料理「よし梅」本店で かき逃すも沁みる帆立雑炊ハフホフ

yoshiume.jpg人形町が三業地だった頃の名残りを残す「よし梅」の本店でお昼をいただくことにしました。 元は芸者の”置屋”だったそうで、別棟となる「芳町亭」はそもそも”待合い”だった建物で、今や登録有形文化財にもなっているらしい。 鄙びた佇まいをみせるアプローチ。 傘のためのビニール袋を開いてフォローしてくれるオバチャンの所作が嬉しい。

実は、牡蠣の雑炊を目指していたのだけれど、 お品書きの「雑炊」の項に「かき」の文字がない。 「かきは、ないんでしたっけ?」。 すると、3月から牡蠣をメニューから外しているんだそう。 それって今日からじゃ~ん、と思いながら、 えび・かも・帆立とある中から帆立の「雑炊定食」をお願いしました。

お隣のご婦人が食べてる「まぐろのぶつ定食」も旨そうだなぁと盗み見しているところへ、 しっかりサイズの鍋がやってくる。 れんげで数回取り皿に受けてから、ハフハフしならいただきます。

素直な旨味が沁みてきて、塩の加減も絶妙だ。 受け皿に入っていた梅干を齧ることなくそのまま残して雑炊を口に運ぶと、 その梅干からほんのりと梅の香りが零れてきて、これは正にいい”塩梅”だ、と洒落る。 最初は、なかなかのボリュームだなと思っていても、飽きることなく最後までいただけます。 スペシャリテであるところの「ねぎま鍋」がやっぱり気になるな。店名の「よし梅」は、 芳町に住んでいた「うめ」さんが創業したことに由来しているそう。 創業は昭和二年とある。


「よし梅」人形町本店 中央区日本橋人形町1-18-3 [Map] 03-3668-4069  http://www.yoshiume.jp/
column/01782

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*