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ただいま鋭意、旧サイトより記事移築中です。
2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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口印度風カリーライス 「吉葉」

yoshiba.jpg数奇屋通りからさらに折れ込んだ路地に黄色いのぼりがはためいています。そののぼりにはマジックで「元ぽえむ」と手書きされていました。雑居ビル2階にあった「ぽえむ」というバーがカレーショップに転じたということのようです。「茄子チキンカリー」に「チーズ」のトッピングを添えてもらいました。ぱっと見は、赤い、けっこう辛そうなスープカレーだ。一瞬どう扱おうか悩んでから、チーズはライスの方に振り撒いて、チーズをのせた状態のライスをスープンにのせ、そのままカレーに浸す。スープカレーのお作法だね。一瞬噎せるような辛さに襲われるが、じわじわっと込み上げてくるような旨味を内包したカレーだ。スプーンではらりと骨から外れる鶏肉もいい。トッピングのチーズが辛さを適度に和らげてくれる。頬が上気して、額に汗が滲んできたところで綺麗に完食です。ふ~ぅ。ふと入口ドア裏側の貼り紙をみると、ビル解体のためこの3月で世田谷の方に移転すると記されている。同じ銀座への移転はなかなか叶うことではないのでしょう。贔屓筋には寂しく残念なことだろうね。

「吉葉」 中央区銀座6-3-16蔦ビル2F 03-3571-7366 [移転]

column/01781

口SECONDARY BAR 「Amami」

amami3.jpgご無沙汰の大崎広小路高架下へ。先客がおふたり。マスターはいつもの飄々とした表情で迎えてくれました。カウンターバックで目に留まったバーボン「KNOB CREEK 9年」を。あと口のほんわりとした甘さが面白い。ジムビームの少数限定生産もの”スモール・バッチ”のバーボンで、特殊な手法で焦がした樽で9年間熟成させたものなんだそう。「HIGHLAND PARK 12」というラベルも気になって、「ハイランドのハイランド?」と訊ねると、ハイランドではなくて、北部の島オークニー諸島、つまりはアイランズのエリア区分に「HIGHLAND PARK」はあるらしい。ややこしい醸造所名だね。相方は、イチゴのカクテルにマンゴーのカクテルと何故かオンナノコチック。どちらもホワイトラムがベースだ。フレッシュなカクテルも悪くないやね。結局、呑んだあとラーメンの禁を久々に破って、「一風堂」へ。帰路の池上線を4駅も乗り過ごしてしまうのでありまひた。

「Amami」 品川区大崎4-1-2ウィン第二五反田ビルD 03-5498-9854 http://www1.ttcn.ne.jp/~baramami/

column/00427再会

口串焼き・焼酎「日南」で 牛レバ刺牛ハラミ串焼無菌豚ガーリック炒

nichinan.jpgやっと「日南」にお邪魔することができました。
試しに覗いてみること、過去3度。
その度に予約で一杯な状態でした。
今回、土日を挟んだ3日前の連絡でしたが、月曜日ということもあってかすんなりと予約を得ることができたのです。
くすんだ茶色が店全体を覆う、そんな妖しさがいい。
入ってすぐのカウンターへ。
落とした照度の中、BGMにはジャズやシャンソンが流れていました。

瓶ビールで、まずは「フォアグラ味噌漬」を。nichinan02.jpg厚さを揃えて薄くスライスしたバゲットにフォアグラの味噌漬がのったオードブル的ひと皿。
味噌香が強過ぎることなく、まったりとしたフォアグラの味わいが楽しめる。


nichinan01.jpg
限定4名様の「牛タン刺」は、
すっと蕩けるところを山葵醤油でいただくという趣向です。


限定6名様の「牛レバー刺し」には胡椒が振りかけれてられていますが、臭みなんて一切なし。nichinan03.jpg極薄スライスの大蒜をのせて、醤油か胡麻油でいただくのがいい。


そうして忘れてならないのが、おひとり様一本限定の「牛ハラミ串焼」。nichinan04.jpg肉の力強さに負けじと濃い目のタレを纏わせている。
齧ればじゅわんと旨味が迸る、こいつぁ堪らん逸品だ。


白石酒造の芋「紅椿」「天狗櫻」を交互に。

青森の南昌豚という、生産者が特定された無菌豚を使った「無菌豚ガーリック炒め」は、nichinan05.jpg豊饒なる豚肉の魅力を直截に伝えてくれる。


最後にもう一品と注文んだ「牛ナンコツハンバーグ」が、これまた旨い。nichinan06.jpg3口サイズのかわいいハンバーグだけど、叩いたナンコツの軽いコリコリをアクセントに肉の旨味とデミソースの香味が口の中で弾けるんだ。ご飯が欲しい(笑)。


nichinan00.jpgまだまだ気になるメニュー目白押しの「日南」。
素材の吟味も、酒肴への仕立ても勘所を押さえたものばかり。
下手な焼肉屋になんて行けなくなってしまうじゃん。


「日南」 品川区東五反田1-13-6 03-3449-4425

column/01780

口琉球家 「なんくるないさ」

nankuru.jpg随分前に「こんなところに沖縄料理のお店ができてるぅ」とお邪魔して泡盛かっくらって以来の「なんくるないさ」です。高架下のこの店のお昼時。店前には「沖縄らぁーめん」を求める行列ができていました。どちらも試したい、と白にしようか黒にしようか迷いつつ、「沖縄らぁーめん・黒」に「味玉」「九条ねぎ」「のり」のトッピングをお願いしました。食べ難い系統の小ぶりどんぶりに満載な感じで具材がのってくる。スープをひと啜り。確かに沖縄そばを連想させる魚粉系魚だしが感じられるね。焦がし油の力強さと動物系のコクとのバランスもよくて、これは好みのスープだ。麺は沖縄そばの麺を使っているということだけど、あの独特なポソポソ麺ではなくて、ラーメン用に仕立てたかのようなコシツキの平打ち麺。岩海苔のトッピングがその麺にごっそり絡んだりしてくる。結局どんぶりの底まで完食だぃ。店の外にでると、行列がさらに伸びている。ただ、そんなに人気のラーメンも2月中、つまりは今日明日で取り止めてしまうのだそう。なくなると聞くと愛着を感じたりする。なにか事情があるのかな。まぁ、純然たるラーメン屋さんではないものね。

「なんくるないさ」 港区新橋3-25-15 03-3433-7933 
http://www.tenq-group.com/nankuru/

column/01779

口Bourbon house 「Oaks」

oaks2.jpgプロペ通りのバー「CAVE」に寄り道しようとしたら、ほぼ満席の大賑わいに驚かされてしまった。然らばと踏切に挟まれたこの店を再び覗いてみることにしました。幸運なことに今日もアップライトのピアノには奏者がついていて、さり気なくゆったりとしたメロディーに包まれます。暗がりに蠢く店主のてッさんは、バーボンバーに居ながら作務衣が似合いそうな雰囲気なのに気がついた。どこか達観したかのような所作がそう思わせるのかもしれないね。そのてッさんに、クセの強いヤツでオススメをとお願いしてやってきたのが「VIRGIN7」。ドンとした力強さながらトゲトゲしくなくて、いい。で、お代わり。例によってキャッシュオンデリバリーの明朗会計だ。12席ほどと、少人数の予約を募ってのライブやフラメンコも時折仕掛けているのもこのお店の魅力です。そう、照明の妖しい暗さもね。

「Oaks」 所沢市旭町2-1モンシャトー壱番館102 04-2998-6552 http://plaza.rakuten.co.jp/oaks2002/

column/01692再会

口ビストロ風フランス料理とワイン 「Bistrot Poupille」

poupille.jpgスカイライズタワーにある小さなビストロ「プピーユ」にお邪魔してみました。全席12席。このぐらいがちょうどいいハコなのかもしれませんね。まずは「こぶし花ビール」の「グラン・クリュ」と「ピルスナー」を試してみる。羽生市の「キヤッセ羽生」という公園内の醸造所で作られている麦芽100%の地ビールだそうで、濃い味ながらすっきりとフルーティな前者とホップの苦味と香りがほどよい後者とそれぞれになかなかイケル。「シェフズディナー」の口開きは、墨烏賊を使ったアミューズ。続く前菜は、「沖縄フルーツトマトとパルマ産ガローニの生ハム、菜の花のサラダ仕立て」。フルーツトマトの心地いい甘さを菜の花のほろ苦さが際立たせる取り合わせで、悪くない。ここで、店名ワイン「プピーユ」のセカンドラベル、「シャトー・プピーユ 2001」を抜いてもらいます。ミディアムボディに適度な渋みが利いている、お手頃でおいしいワインだ。メインのお魚篇は、「三陸ホタテ貝柱のソテーと森田ファームのホウレン草のパイ仕立て」。周囲をカリカリッと焼き目をつけて中はしっとりというホタテは、素直に旨い。パイとホタテとの連携がうまく図れればもっと良かったかもね。そしてお肉篇として、「仔羊背肉のローストと北あかりのソテーと」のお皿が届く。厭味のない野性味が柔らかい骨付き肉から噛むほどに溢れてきて、それに負けないバランスのソースが味の膨らみを添えてくる。うんうん。正方形に切り出されたプリンのデザートは、甘さ控えめなところにカラメルの仄かな苦味が寄り添うもの。所沢の食の土壌では、連日予約で賑わうという状況はそうそう想定し難いかもしれないけれど、希少なフレンチのお店として頑張ってほしい、そんな一軒です。

「Bistrot Poupille」 所沢市御幸町1-16スカイライズタワー205 04-2924-2356 http://www.poupille.jp/

column/01778

口手打うどん「涼太郎」所沢店で 特製かまだし4L肉汁武蔵野うどん

ryotaro.jpg東村山の有名店「きくや」直営の武蔵野うどん店が所沢にもあると、実家に立ち寄るついでに寄ってみました。
東口から直進した先の三叉路の手前を左に折れた辺り。
表通りからは引っ込んだ住宅地の一軒は、知らずには通り過ぎてしまいそうな何気なさです。
暖簾には「涼太郎」と白抜き文字。
「きくや」直営、所沢店と左右に小さく記されています。

正午過ぎの店内は、いい具合に先客で賑わっていました。
カウンターの一番奥へ。


壁のお品書きには、「特製かまだしうどん」とあって、Lから6Lまでの値段が示されている。
"L"ってなあに?と思いつつオバチャンに訊ねると、男性陣は大体3Lか4Lあたりがちょうどいいボリューム、とのこと。
然らばと、4Lを「肉汁」、「のり」増しでお願いしました。
肉汁なくして、武蔵野うどんは語れないものね。


「おまちどうさまぁ」。
嬉しいてんこ盛りの薬味を豚バラ肉の浮かんだつけ汁に投入して、刻み海苔ごとワシとうどんを引っ掴んで啜り込みます。ryotaro01.jpg武蔵野系の中にあっては、粉の味わいが大人しい変わりに、シコッとした歯応えが返ってくるタイプのうどんだ。


讃岐うどんなどとはまったくもってベツモノと考えているので、べろ~んとしながらも漂白の少ない粉が香るような、もっと野卑なヤツの方が好みだな。
豚バラからもだらしない感じに脂が出ちゃっててもいいもんね。
東村山のお店にも、機会があれば行きたいな。


「涼太郎」 所沢市くすのき台3-14-4 [Map] 04-2993-8877

column/01777

口台湾屋台・魯肉飯 「ヒゲ鬚張魯肉飯」 渋谷店

higecho.jpgダイビング用のインナーを買いに行ったついでに、「ヒゲ鬚張魯肉飯」に寄り道してみました。マークシティ脇の急坂の先を246に向かって左に折れたところにあります。大きな黄色い看板が目印だ。簡素な造りの店内の、左手カウンターへ。ひとまず、「るうろう飯」をと、「ひげちょう野菜セット」を青菜でお願いしました。割りとかわいいサイズの小どんぶりのご飯に控えめな量のひき肉あんが載せられてきたのが「るうろう飯」だね。豚ほほ肉を使っているという挽肉はとろんと煮込まれていて、甘からず辛からずの独特のタレと一体になっている。素朴なる一杯だ。オイスターソースで軽く炒められた「青菜」も悪くないけど、「もやし」とか、肉に肉を合わせることになっちゃうけど、「バラ肉」か「モモ肉」あたりを添えないとなんだか物足りない感じではあるなぁ。と、改めてメニューを眺めると、「ひげちょう丼」ってのがあるじゃん。るうろう飯・野菜・煮込み肉・煮玉子とオールトッピングのよくばり丼と謳われている。そっちが良かったな。ほぼ同時に店内に入ってきて、店のスタッフと親しげに話し込む人物がいるので見ると、なんとネタ元の「やまけん」氏であった。スタッフも「最近、ニンニク替えたんですよ~」などと応じていて、いい兄貴ってな感じで、ご活躍のようです。

「ヒゲ鬚張魯肉飯」渋谷店 渋谷区道玄坂1-17-10第2宝ビル1F 03-5428-0686 http://www.higecho.com/

column/01776

口そば処 「出羽香庵」

dewakoan.jpg虎ノ門へ出たついでに、山形県観光物産センター”やまがたプラザゆとり都”内にある山形そばのアンテナショップ「出羽香庵」に寄ってみました。如何にも物産センターらしい雰囲気のフロア奥に瑠璃紺の暖簾が掲げられています。まだ早い時間帯ながら、サラリーマンやご隠居さん風のご老人などでそこそこに混み具合。盛りの程度が分からないまま、「大板そば」と「かき揚げ」のボタンをポチとする。200×400ほどはありそうなサイズの”板”にのって、そばが届きました。大盛りの分だけ中央に盛り上がっているようで、なかなかの量感だ。とりあえず、その盛り上がったところから蕎麦を少し摘んで啜ってみると、むちゅっとした力強い食感と微かな甘みが伝わります。例によって薬味のさらし葱だけお猪口に入れて、ズルズルと。透明感のある蕎麦の中に、田舎そばのそれとはまた違う独特の歯応えと、太切りが故のボソボソ感が同居している。実は後半になると飽きがきてしまって、蕎麦に直接七味を振る作戦に至ってしまった。もうひと回り細切りにしたものが食べてみたいけど、そうすると「出羽香庵」の板そばらしさが失われてしまうのかな。蕎麦って、ガッツリの満腹まで食べちゃうと妙に遣る瀬無い膨満感に包まれることがある、よね。普通盛りが正解だったようです。

「出羽香庵」 千代田区霞ヶ関3丁目8-1虎ノ門三井ビル1F 03-3504-8715

column/01775

口めん屋 「八蔵」 hachizo

hachizo.jpg世田谷通りの松蔭神社入口信号近くにある「八蔵」へ。”魚だし”のフラッグを始め、店の至るところに手造り感が漲っていて、それが温かみに昇華している感じだ。「坦々麺」にぐぐっと惹かれるのを堪えるように、「らぁ麺」を中盛りでお願いしました。魚だしを楽しもうと思うと、辛味が邪魔かもしれなくて。最後に魚粉を振ったりして、これでもかぁと魚の香り満載にしてしまうお店もある中、ナチュラルな仕立てで脂も強過ぎず、これはこれで悪くないね。壁のパネルには、鰹・鯖の節類に真鰯・鯵の煮干の魚出汁に豚のゲンコツと鶏のうまみから抽出、とある。麺は、手打ち風の平打ちちぢれ麺。ピロピロとスープを纏う麺だ。レンコンを練り込んでいるという「つけ麺」も気がかりだぞ。店をあとにした足取りに、「な~んか、聞き覚えのある店名なんだよなぁ」と思って調べてみた。あ。以前お邪魔したことのある幡ヶ谷のお店の移転先だったのですね。

「八蔵」 世田谷区若林3-16-1フジビル1F 03-3418-2145

column/01774

口魚創作料理店 「魚河岸三代目 千秋」

chiaki.jpgビックコミック連載の「築地魚河岸三代目」から派生的に生まれた店だという「千秋」に寄ってみました。何度か前を通りかかったものの、どうも”漫画をネタに作っちゃったお店”という部分になんとなく抵抗を覚えて、二の足を踏んでいたのです。店頭のランチメニューから「中とろ丼」を選んでから、暖簾を払いました。「中とろ丼を」と告げると、店主が「今日は、大とろがあるんです。いかがです?」と云う。連れは早くもそう決めているし、薦められると弱いので、「ん~、ではそれで」ということに。届いた「大とろ丼」は、小ぶりのどんぶりに薄く包丁を入れた鮪トロが6片敷き詰められているもの。山葵醤油をかけ回して喰らいつきます。意外とさっぱりとした蕩け具合で、うん、悪くない。にぎりとなると妙に分厚い鮪は如何にも無粋な気がするけれど、どんぶりにのっかってくるともう少し厚さがあったら嬉しいかなぁとも思ってしまう。高さも奥行きもあるサクから切り出しているので、大きさは十二分だけどね。訊けば、ボストン沖の冷凍本鮪だそう。あんなところから遥々やってくるんだ~。セットのお椀は、「ねぎ鮪汁」。店内にコミックのキャラクターが貼られていたりすることはなく、思いのほか端正な佇まいでありました。

「魚河岸三代目 千秋」 中央区築地4-7-5築地KYビル1F 03-3543-8700 http://www.3daime.jp/

column/01773

口らーめん 「真好味」 shinhomi

shinhomi4.jpgお腹の具合が悪く、食欲もない状態が治まりきらない。で、浮かんだアイデアが「真好味」のお粥。並んでいたら止めて、サンドイッチでも食べようと思いつつすずらん通りを進むと、運良くひとり待ちでした。自分でも初めてだし、「貝柱かゆ」単品を注文する客の姿はそうそう見たことがない。最近は、注文の7割以上が「四川みそ」「みそセット」かと推測されるそんな中、「おかゆのみで」とお願いすると、店内に「おっ?」という空気が一瞬流れます。ふーふーしてからレンゲから啜るひと口めは、意外に塩が利いていて、いい。もっとも、やさしい味わいが身上のお粥なので、貝柱エキスが強く旨味を添えてくることはなく、後半は添えられる刻んだ漬物をアクセントに食べ進むことになります。どんぶり1杯のお粥って意外と食べごたえのあるものですね。

「真好味」 中央区日本橋茅場町3-8-12 03-3249-3880 [閉店]

column/00155再会

口西洋御料理「銀圓亭」で 殻のせ的矢産カキフライ旨いのなんの

ginentei00.jpgその名を聞けども、その所在を知らずにいた彼の「銀圓亭」を通りすがりに見つけました。
ここにあったんだ~。
大きな看板、出ているでないの。
地階へと降りる階段の手前に置かれたスタンドに、ランチメニュー2品が掲げられていました。
その内の一方が、「的矢産 カキフライ」。
お~いいじゃん、と思った一瞬の後、値段を見てフリーズ。
流石、某国の総理も訪れるという西洋料理の雄の一店は、ランチのカキフライといえどもそうお安いものではありません。


なんだか敷居も高そうだし…、と檻の中のサルのように建物前を右へ左へしてから、意を決するように階段を下りました。
落ち着いた照明の中、これまた落ち着いた調度の店内を、ザ・オープンキッチンとでも呼びたくなくなるほどにアケスケな厨房に対峙するカウンターへと案内されました。
正面奥の鍋では、パン粉を落としては油の温度を確認しつつ牡蠣の身を投じる様子が窺えます。


お~。牡蠣殻にのせられてやってくる牡蠣フライを拝むのは初めての体験だ。
ginentei01.jpg
細かなパン粉を皮膜のように繊細に纏った牡蠣。
レモンを軽く絞りってから殻から降ろし、ナイフで半分にしてから小さなソースパンで別添えされてきたタルタルをのっけて、口へ。
ありゃ!!
これがね。
旨いのなんの。

作りたてのバターのようなピュアでクリーミーなタルタルが利いている。
説得力のある美味しさって感じなんだ。
値段ばっかり立派な古色然とした洋食屋さんなんじゃないのー、とちょっぴり疑っていたのがなんだか恥ずかしい。
ほかでは僥倖を得られない衣といい、絶妙なタルタルといい、「銀圓亭」全くもって侮り難し。

厨房を含めた店全体に漂う、毅然とした自信が清々しくも頼もしい。
たっぷりと使いたくて、タルタルのミニソースパンをお代わりしてしまいました。


「銀圓亭」 中央区銀座6-14-2銀座野田ビルB1 03-3541-1991 [移転]

column/01772

口手打そば 「吉法師」

kichihoushi.jpg従前より気になっていた碑文谷のそば店にお邪魔することができました。ダイエーの裏手に広がる静かな住宅地の一角に、手打そば「吉法師」はあります。シトシトと冬の雨が降る中とあってか、先客はなし。1階のテーブル席に。2階にはちょっとした座敷もあり、入口廻りの表情とは裏腹にそこそこのキャパを擁しているようです。「下関 板わさ」「玉子焼」、そしてお品がき外の「焼海苔」といった定番そば前メニューから。”上酒”と謳われている日本酒のラインナップは、メジャーどころをしっかとおさえた取り揃えです。今日のところは、麦の「陶眠中々」をそば湯割りでいただくことにしました。柔らかくも滋味深い「鴨焼」や、郷愁にそそるかのような「揚げもちおろし」を追加する。ふんわりさせたあなごの身の外回りを香ばしく炙った「煮あなごあぶり」も悪くない。〆にと「牡蠣そば」。ぷりんとした牡蠣の身は、出汁の味をほどよく纏っていて、旨い。そばそのものに特段感慨を覚えないのは、温かいそばの所為だろうと、ご伴侶の「せいろ」の数本を失礼してみた。ん~、やっぱり難しい。然らば今度は、「田舎」を験しに来ようかな。

「吉法師」 目黒区碑文谷4-2-3 03-3794-5233 http://www.kichihoushi.jp/

column/01771

口黒みそスープ 「初代けいすけ」

keisuke.jpgなにやら真っ黒いスープのラーメン店が本郷三丁目にあるという。なかなか訪ねる機会もなく、今日に至っていました。正午過ぎで、店外にふたり待ち。店内の券売機の前に女性がふたり空席を待っていました。ご注文は、「黒みそラーメン どっさりねぎ」に「煮玉子」「特大穂先メンマ」を添えて。1,150円になっちゃいます(笑)。まずはその黒いヤツをズズっと啜る。黒い色から連想する苦味とえぐ味は当然ないものの、最初に感じるのはベースになっているトンコツメインと思われるスープの濃厚さだ。西麻布「五行」の焦がし味噌の、これでもか~という香りづけとは違う、どちらかというとインパクトを加える意味合いの方が強いと思わせる黒だ。ブレンドした味噌に竹炭を使っているそうだけど、つまりは炭の粉を入れちゃってるってことなのかな。「特大穂先メンマ」もインパクト的には愉しいけど、2本もあったら持て余しちゃうよね。願わくば、どんぶりのサイズをもうひと回り大きめのものにしていただくと、窮屈な食べ方にならないで済むのですが、いかがでしょうか。

「初代けいすけ」 文京区本郷5-25-17 ドミネンス本郷102 03-3815-2710

column/01771


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