塩ラーメン「凛 のスた」で 愛想のないのもまた個性な塩中華

nosuta.jpg偏頭痛も治まってきたところで、 平日のお昼時しか営業しておらず、なかなかお邪魔する機会の得られなかった「のスた」へと大井町へ。 立会道路へと至る緑道添い、くっきりとした白地の暖簾に「凛」の文字。 その「凛」の文字下にからめるように”のすた”の文字が描かれています。 そのあたりからも、「凛」の派生形、発展形とも云えそうな「のスた」の立位置が窺えます。
狭小な店内にL字の7席。 マスクをした店主には、「いらっしゃい」のお愛想はありません。 「ご注文は」の問いに「塩でお願いします」と応じます。 壁にマジックで直接書かれた品書きを目に留めて、「煮玉子」を追加。 麺の茹で加減の調整には受けない、とも書かれています。

厨房側ではなく、客側のカウンター上に置いたどんぶりに、 塩ダレ、そして6回ほどに小分けしてスープが注がれます。 寸胴の中の救う場所を変えて、脂の量などを加減している様子です。

中華鍋が吹き上がったところで平笊で救い、軽く湯切りをして、すぐさまどんぶりへ。 厚手のチャーシュー、追加した煮玉子などが添えられます。

澄み切ったスープに繊細なほどの極細ストレート麺。nosuta01.jpgひとくち、ふたくち啜るうちに喉が渇いてくるような錯覚を覚えるほど、 塩がしっかりと利いている。 呑んだあとに食べたくなるような仕立てだ。

残念なのは麺の茹で具合。 “麺カタ”などという要請には応えない主義のようなので仕方ないけれど、 もっと硬めに湯掻いた麺の方がスープとのバランスもいいと思うけれど、どうだろう。

今回は遠慮しましたが、塩のみニンニクのトッピングが選べます。 月に数日、夜の営業もしているようなので、今度は醤油を試してみようかな。 ところで、「のスた」の”ス”は、カタカナ表記が正解ですか?


「のスた」  品川区大井1-21-6
column/01733

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