手打「築地 布恒更科」

nunotsune2.jpgいよいよ年越しやね。年末年始連日出勤ゆえに八丁堀界隈で開けている蕎麦屋さんを探してみると、「布恒更科」が売切れ仕舞いで営業しいるそう。早速出掛けてみました。満席の店内。丁度入れ替わりでテーブルに着くことができました。気になる酒肴たちで、蕎麦前を軽く呑ってしまいたい衝動に駆られるもそこはぐぐっと我慢して、冷たいそばの「鴨汁」大をお願いします。筒切りの葱は1cmほどと短いのがふんだんに入った鴨汁は、布恒らしいたまり醤油を思わせる超濃い口。鴨肉も醤油色にすっかり染まっています。きめの細かい鴨肉のつくねがひとつ。やはり鴨の脂が漲るような仕立てにはなっていない。手繰った箸の下の半ばぐらいまで汁に浸しては啜る蕎麦は、しっかりとした歯応えと喉越しで、これはこれで悪くない。外二、だそうだ。残念だったのは、蕎麦湯が素っ気無くてほとんど風味がなかったこと。お店によっては、蕎麦湯をそれ用に改めて用意するところもあるらしいけど、締め括りの蕎麦湯でお店の印象が随分と違ってしまうこともあり得るので、その辺りひと工夫してみるというのはいかがでしょう、2代目。 「築地 布恒更科」 中央区築地2-15-20 03-3545-8170
column/01510再会

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