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ただいま鋭意、旧サイトより記事移築中です。
2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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口手打 「築地 布恒更科」

nunotsune2.jpgいよいよ年越しやね。年末年始連日出勤ゆえに八丁堀界隈で開けている蕎麦屋さんを探してみると、「布恒更科」が売切れ仕舞いで営業しいるそう。早速出掛けてみました。満席の店内。丁度入れ替わりでテーブルに着くことができました。気になる酒肴たちで、蕎麦前を軽く呑ってしまいたい衝動に駆られるもそこはぐぐっと我慢して、冷たいそばの「鴨汁」大をお願いします。筒切りの葱は1cmほどと短いのがふんだんに入った鴨汁は、布恒らしいたまり醤油を思わせる超濃い口。鴨肉も醤油色にすっかり染まっています。きめの細かい鴨肉のつくねがひとつ。やはり鴨の脂が漲るような仕立てにはなっていない。手繰った箸の下の半ばぐらいまで汁に浸しては啜る蕎麦は、しっかりとした歯応えと喉越しで、これはこれで悪くない。外二、だそうだ。残念だったのは、蕎麦湯が素っ気無くてほとんど風味がなかったこと。お店によっては、蕎麦湯をそれ用に改めて用意するところもあるらしいけど、締め括りの蕎麦湯でお店の印象が随分と違ってしまうこともあり得るので、その辺りひと工夫してみるというのはいかがでしょう、2代目。

「築地 布恒更科」 中央区築地2-15-20 03-3545-8170

column/01510再会

口そば 「上野藪蕎麦」

uenoyabu.jpg年の瀬のアメ横の賑わいが伝わる上野界隈は、普段に増して、やはりどこか落ち着かない雰囲気です。昼下がりの「上野藪蕎麦」もなかなかの盛況で、1階に唯一残っていたフロア中央の浮島のような席に案内されました。「牡蠣南ばん」に食指を動かされそうになるも、初志貫徹とばかりに「鴨せいろう」を所望する。へー、蕎麦から香る甘さが印象的だ。蕎麦そのものの甘さだとしたら唸るところだけれど、どうやら玉子でつないでいるらしく、それがうまく利いているのかもしれないね。脂を感じさせず、どちらかというとあっさりとした鴨汁には、多少臭みも残るほどにレアに温められた合鴨肉が浮かびます。上品な仕立てだ。どうも脂たっぷりのつけ汁をいつも求めてしまうので、一抹の物足りなさが残ってしまう。「並木藪」でのときめきと並べて比較はできないけれど、鴨のせいろってこのあたりが王道なのかなぁ。

「上野藪蕎麦」 台東区上野6-9-16 03-3831-4728

column/01719

口すし 「鮨 あら輝」

araki.jpg中町4丁目の交叉点付近でタクシーを降りてみたものの、辺りにそれらしき店名を示す灯りがない。少し交叉点の方へと戻ると、暖簾もなく照明を点すこともない店先に「鮨 あら輝」の表札を見つけました。おずおずと扉を引くと、白木のカウンターと座面の椅子の真紅とが清々しいコントラストを見せる、ゆったりとした店内が目に飛び込んできます。L字に、板場に向けて3層を織り成す白木のカウンターの中央に、「あら輝」店主荒木さんのがっちりとした体躯と笑顔がありました。わずか12席の、左隅へ。口開きは、自身の肝を巻き込んだ平目。とろっとした縁側も添えられてきます。続いて絶妙な柔ら かさに煮られた鮑。別皿で肝が届いたところで、これは堪らんと「神亀」のお銚子を。太平洋側から日本海へと迷い込み、博多沖で揚げられたという「迷い鰹」は、ねっとりとした味わいで、カツオとは思えない品格だ。雲丹といくら、塩味で炙った墨烏賊のゲソに続いて、ぼらの玉子。からすみと違って、西京味噌に漬け込んだものをスライス、炙ったもの。ねっとりすっきりとして、ああ、お酒が進んでしまう。そして握り。いきなり大間の鮪が4連続だ。お腹部分からカマ下に向ってグラデーションをなすようにだんだんと脂が強くなっていくんだ。なんて綺麗なサシの入り具合なんだろう。赤酢を使っているという少し茶色味を帯びたシャリがはらりと解けてネタと一体となって蕩けていく。小ぶりなサイズがまた、いい。旨くて頭を抱えてしまうなんて初めてだよ。一転して、目の前には立派なサイズの白子が。なんの白子だろう。周囲を軽く炙ったその白子を輪切りにし、切り口を上下にしてシャリの上にのせ煮詰めを塗り、そのまま手渡ししてくれる。ああぁ。これまたとろんとしてねっとりとして、でも一点の曇りもなくすっきりとしてそしてあっと云う間に消えてしまう。切ないぐらいの旨さに今度は、天を仰いでしまう。解答は、とらふぐの白子だ。こはだ、鯖、墨烏賊、鮪のヅケと続いて、立派なサイズの煮蛤、炙りたての穴子。口に運ぶ度に、ううむ、おおぉ、はっはぁ~、などと一々図らずも唸り、嘆息を漏らしてしまうんだ。12席それぞれの席から絶賛を込めた声が荒木さんに投げられ、それが次第に店全体の一体感になっていく。旨いものを共有した喜びから意気投合してしまうんだね。いやぁ参った。お隣さんが追加注文したネギトロも見るからに贅沢な逸品。でもそれは今度のお楽しみにとっておこう。毎週日曜に焼き上げるという「伊達巻玉子」も気がかりだ。滅多に来れる訳ではないけれど、思わず「また来ます!」と云ってしまったしね(笑)。

「鮨 あら輝」 03-3705-2256 世田谷区中町4-27-1上野毛リトルタウン102

column/01718

口鳥料理 「浅草 鳥多古」

toritako.jpgフランスパンを持って来てね、というお店は世の中広しと云えどもそう多くはないだろね。3週間ほど前に4名での予約を入れた際の最後にその旨のひとことがありました。浅草寺の東側にある「二天門」の前から路地を北に進んだところに、「鳥多古」の提灯が見つかります。昭和初期創業だというその佇まいにいやがうえにも期待を高めつつ、縄暖簾を払いました。あれれ?引き戸が開きません。そう、完全予約制を敷く「鳥多古」さんは、入口の鍵を閉めているのです。硝子をとんとんと叩いて、入れてくれ!と訴えました(笑)。古の雰囲気ある店内をぐるりと見回してから小上がりへ。まずは、3種ある地ビールからドイツの「ヴァイシュテファン」を。深みのある味わいだ。その小瓶をすっと呑み干す頃、「つくね」「レバー」「正肉」の串が順番に届きます。山梨の健見地鶏という鶏を使っているそう。大ぶりにたっぷりとしたサイズの肉からは、それぞれの滋味が伝わって、いい。ベタつかず、きりっとしたタレもまた然り。長期熟成カメ貯蔵とラベルに謳われている球磨焼酎「甕の醒(かめのめざめ)」に切り替え、透明感のある「鳥わさ」を。そして、慌てて高島屋地階で買い込んだ短めのバゲットが活躍するのはここからです。壁の額に在りし日の姿が掲げられている3代目が考案したという「鶏の酒蒸し」は、鶏のソテーとエノキ、シメジや玉葱のスライスなどを炒めて、タルタル風のソースと絡め、パンにのせていただくという寸法になっている。ホールの女性が忙しい中、鶏をばらし、ソースとまぜまぜしてくれる。純和風の情緒の中にあって、洋風の匂いのする逸品だ。「これでバゲット温めてくれたりしたらもっといいよね」と我儘を云うと、そうは思っているんだけれど応対し切れないのよごめんなさいね、と実直なるお応え。ふむ。さらにメインの「たたき鍋」へと宴は進みます。「これは必ず最後にしてくださいね、出汁でますから」と真っ先に鍋の隅に入れてくれたのが手羽先。玉子の黄身をつなぎにした肉団子が赤めの味噌仕立ての割り下に投入され、鍋の定番たちが続きます。ぐつぐつ。肉団子がやっぱり旨い。後半になって、ムシャムシャ食べてしまった「鶏の酒蒸し」でバゲットがお腹にドンと効いてきて、満腹状態に。でも〆の饂飩も折角だからと、投入してひと啜り。ううむ、満足でありました。残しちゃってごめんなさい。いろいろと小難しいところがあるといった噂もあったようだけれど、そんなところは微塵も感じさせない温かい応対にも充たされました。すぐ近くへの移転が予定されているそうだけれど、同様の味と雰囲気を守ってほしいなと思います。そうそう、「鶏の酒蒸し」は、3名さま以上のコースのものだそうですよ。

「浅草 鳥多古」 03-3844-2756 東京都台東区浅草2-32-2

column/01717

口江戸前 「岩佐寿司」

iwasa.jpg相変わらずの賑わいだなぁと場内の行列を横目にしつつ、1号館へ。暖簾を払って「岩佐寿司」の店内を覗き込むと、おねえさんが指を1本立てた仕草を示すのでこっくりと頭を縦に振る。外からは窺い知れない空席にすんなりと収まることができました。「貝づくし、をお願いします!」。鳥貝に赤貝に海松貝、帆立の軍艦などの貝類七かんに巻物、お椀がついて3,300円というものです。ひとつひとつ食感や香りが違うものの、朝食ヌキだった所為かそれぞれをじっくり味わう間もなくバクバク一気に食べてしまう。旨いというよりただ満腹という食べ方になっちまったな。ひとつ、硬めの食感で小ぶりなおせんべいサイズのネタで海苔の帯をしたもの(=たいらがい)があったのだけれど、あれってなんだろ。白身ほどではないにせよ、貝類も判んないものがまだまだ多いやね。

「岩佐寿司」 中央区築地5-2-1魚がし横丁1号棟 03-3544-1755

column/01716

口和食 「福皆来」

fukumirai2.jpg茅場町での一次会から流れて恵比寿へ。連絡も入れないまま店名のない扉を開くと、やはり満席。大将が店の外まで出てきてくれ、少し待つことに。暫し後、大将の手元も拝めるカウンター席が得られました。相変わらず季節の木々が活けられていて、「福笑」「福皆来」独特の臨場感は健在です。以前も嗜んだ秘蔵純米焼酎「十四代」を舐めながら、経木を巻いたお品書きから数品をお願いしました。大将が、ドンとしたサクからダイナミックなサイズに切り出してくれた「寒ぶり」が、いい。とろんと蕩けながら甘いような香りとコクを伴った旨味が襲い、すっと消えていくんだ。殻に溜まった汁と一緒に「はまぐりやき」をハフハフと楽しみ、「ゆり根の天ぷら」のほっこりとした甘さを味わう。同じ「十四代」の、オーク樽長期貯蔵ものだという「十四代蘭引酒 鬼兜」に切り替えると、おお、シェリー酒の風合いを飛び越えてシングルモルトのような力強ささえ感じさせる。特異な形状の「下仁田ねぎやき」を口に運ぶと、にゅるりとろりとして、優しく甘い。これもまた、特級の素材の魅力をそのまま訴えようとする大将の心意気が窺える逸品だ。雰囲気、食材、酒肴への仕立てなどなど、店の様々な側面に備わる小粋な力強さは、小柄な大将のどこから発せられるものなのだろう。ちなみに、お店の壁面を照らしている照明が明るい時は、空席あり。照度が落ちている時は満席、のシグナルだそうです。

「福皆来」 渋谷区恵比寿1-9-4 福笑03-3713-5461

column/01413再会

口あんこう屋 「高はし」

takahashi2.jpgいよいよ寒さが深まってきた。完全に寒冬だね。「行くぞ」の声に誘われて、場内へ。昨シーズン食べ損ねて未だ僥倖を果たせていない「高はし」の「名物あんこう煮」をいただきに8号館へ。店頭の立看板には、「最強最高レヴェル、北海道産航空便使用」とあるが、今年は不漁らしく、定食にすると2,800円(!)になってしまうと云う。むむむ、止む無しか。ちょい待ちで、暖簾の奥に。さらに「あんこう煮」の到着まで暫し。おっ。小ぶりなどんぶりが届きました。意外なほど小さい器に誠に勝手ながら少々肩の力が抜けていくのを感じます。気を取り直して早速、肝の一片から。こっくりとした味わいはどちらかというと上品なもの。ゼラチン質の皮目やらほくっとした身の部分を代わる代わる口へ運んでは汁を啜る。う~ん。積年の、妙に膨らませた妄想のような期待が過ぎたのか、ガツンとした旨味を求めた舌にそれがのってこないのがチト残念だなぁ。3,300円という値段に一瞬慄いてしまったけれど、レアものらしい「越後村上 塩引き鮭」もやっぱり気になります。

「高はし」 中央区築地5-2-1魚がし横丁8号棟 03-3541-1189

column/01544再会

口かき「銀座 かなわ」で殻付かきかき浜焼きかき天麩羅かき土手鍋

kanawa.jpg毎年一度、ひょこりと覗いてみては満席に諦めることの繰り返しでした。
この改め、たまたま空いていたりしないかなぁと訪ねると、もうすぐ小上がりが空きそうだという。
それならちょっと待とうかと、店先に出された折り畳み椅子に座り込む。
ところがその小上がりのオバチャン4人組が食事はすっかり終わっているのに、湯呑みを抱えたままお喋りに余念がない。店側も追い出すような感じにはしたくないんだろね。
で、結局30分以上も待ってしまった。やれやれ。

牡蠣づくしの手始めは、「殻付きかき」。kanawa01.jpgしっかりサイズでクリーミーな生がきだ。


「かき浜焼き」は、卓上に持ち込まれた七輪で焼くもの。kanawa03.jpg殻の温度が上がるにつれ、その殻がなかなかの勢いで弾けるんだ。
吃驚して注いだばかりのお猪口のお酒をすっかり溢してしまったもの。


牡蠣はフライが一番合う、なんて思っていたけれど、「かき天麩羅」なんてのも悪くない。kanawa02.jpg力強さはないけどね。


で、やっぱり「かき土手鍋」を。
赤味噌が溶かれた鉄鍋がやってきました。kanawa04.jpgあれ、“土手”はどこに?。
広島発の本格土手鍋は、きっと“土手”を作るんだろうと思い込んでいたら、どうやらそれは勝手な思い込みだったらしい。ちょっと騙されたような心持ちもしたりする。ま、いっか。
雑炊まで綺麗に平らげて、満腹であります。
やっぱ、温まるね。


「銀座 かなわ」 中央区銀座5-2-1 東芝ビルB2 [Map] 03-3572-2325

column/01715

口スパゲティー 「マイヨール」

mayol2.jpg寒空の中行列するのは難儀だと、出足早めに久々の「マイヨール」へ。冬季限定気まぐれメニューの「カキとホウレン草のスパゲッティ」をいただきました。お醤油バター味でシンプルにまとめられたひと皿には、火を通し過ぎないように処理されたトッピングのカキたち。う~ん、何気なくて愛想ない印象なので、いっそ香ばしいくらいにしっかりソテーしてしまったらどうだろうかとも思う。唐辛子トマトソースの方がマッチしていたのかもしれないね。

「マイヨール」 
中央区八丁堀2-30-18八丁堀ジョンソンビル1F 03-3555-0982

column/00153再会

口らーめん・つけめん 「せたが屋」 in 品達

setagaya2.jpg警察で免許更新しようと思ったまま結局期限ぎりぎりになってしまい、慌てて鮫洲試験場へ。帰り道、京急終点の品川で降りたついでに久々「品達」に足を運んでみました。「品達」は、この12月で一周年を迎えたようです。あろうことか、「なんつッ亭」だけが若干の空席待ちを作っていました。「なんつッ亭」のある左手から右手に視線を転じると、「せたが屋 雲」だったところが、例の魚に○の「せたが屋」になっている。どうやら一周年を機に店名を変更したようです。ポタージュスープのようだった「雲」から本丸の味へと切り替えたのでしょうか。早速、券売機で「せたが屋らーめん 全部盛り」のチケットを買って店内へ。まずはやっぱりスープをひと口。ほう、予想通り魚介の香り濃厚で、あの環七の行列店での情景が思い浮かぶ味わいだ。卓上には、謹製「ガツン汁」もある。終盤になってから笊に入れられたさらした玉葱の微塵切りを投入すると、濃厚さを緩和しつつ歯触りの変化がついていいんだというのを思い出した。試行錯誤が昇華した「雲」のどんぶりだったのだろうけど、原点へと回帰させる状況がどこかにあったのでしょうね。

「せたが屋」in品達 港区高輪3-26-20 03-3446-0831

column/01714

口酒百味・うどん 「荒木町 秋山」

akiyama.jpg人通りの少ない曙橋辺り。外苑東通り沿いの暗がりに"うどん"の文字を浮かべていたのが「秋山」です。ゆったりとした店内に、先客はひと組のみ。カウンター右隅へ。冷トマトからかき鍋まで、酒肴のラインアップも充実していて、〆にうどんがいただける居酒屋という装いです。カウンターの上には大皿料理が並んでいました。うどんメニューの、温もの12種に冷もの5種の中からグルグルと悩んでいるうちに、"仕上げ"と括られた「かまたまうどん」と「仕上げうどん」を両方とも、なんてのがいいなと思い至る。でも仕上げじゃないくて口開きだしな。さらに悩んで、温かい「高菜もちおろし」に。天ぷら状態の餅がふたつに、ざく切りの高菜をアクセントにしている。特別シコシコでもツルツルでもないうどんは、至って普通だ。やっぱり無理を云って、いきなり仕上げセットにしておくんだったかな。曙橋のライブハウス「BACK IN TOWN」での濱田金吾のライブ前に。

「荒木町 秋山」 新宿区荒木町23-15 03-5269-6093

column/01713

口炭膳 「茅心」

kayashin.jpg焼鳥の「鳥仲」がいつの間にかなくなってしまい、改装を経て、炭膳「茅心」という店に変わりました。以前は奥へと細くて狭い印象のレイアウトだったのに、一転して広く感じるのは一部拡張したのかもしれないね。カップルや女性同士での客筋も少なくなさそうだ。8名様ご一行は、入ってすぐのテーブル席を占拠。まずは「串焼きもの」を。セットものがなさそうなので、全種×2なんて注文をしてしまった。よろしかったでしょうか。全体に小ぶりで上品な印象の串たち。タレものは、そのタレが甘くベトつくのが少々気になるところか。メニューの筆頭には、それら焼鳥系の串ではなく、「焼津直送極上干物」とある。ウチハタダノヤキトリヤデハナイノデス、と暗に語っているかのよう。在庫切れの甘鯛の代わりに「金目鯛」を。これで朝めしだったら贅沢だよね、などと思いつつ芋のグラスを干すのでありまひた。「鳥仲」を営んでいた大将は、どうしているのかなぁ…。

「茅心」 中央区日本橋茅場町3-2-3 03-3660-1876

column/01712

口らあめん 「魚がしらあめん」

uogashi.jpg正門から入って場内の混雑を迂回して、結局海幸門から場外へ出てしまった。そこで、ずっと昔から、こんな処にもラーメン店があるなぁとは思っていたけれど、どゆ訳かお邪魔したことのなかった「魚がしらあめん」へ寄ってみました。河岸らしいと云ってしまえばそれまでの、簡素で積年のヘタリがそこここに見られる店内です。頭上の小さなテレビは幾重もの油の幕に覆われてデロデロ状態。券売機は壊れてしまっているようで、カウンター越しに「スタミナラーメン」をと声を掛けました。「850円です」。えっ、あ、前金制なのですね。兄ちゃんが早速北京鍋の油で揚げ始めたのは、パーコーと見紛う鳥の唐揚げと数片の大蒜だ。「ほい、おまち」。スープは懐かしさ一杯の鶏ガラ系。あ、素揚げした大蒜と鶏の唐揚げを入れることで"スタミナ"と呼んでいたラーメン店がかつて他にもあったような気がする。懐かしさに遠い目をしそうになってしまったじゃないか。しっかし、昼間っから大蒜沢山喰っちゃって大丈夫か、自分。

「魚がしらあめん」 中央区築地6-26-9 03-3541-7825

column/01711

口RESTAURANT 「FREGOLI」

fregolo.jpg恵比寿通りも恵比寿郵便局あたりまで来ると、お店の数も疎らになってきます。目指したお店はと…。ありました。斜めに切れ込むように入り込む路地の入口あたりにひっそりと佇むのが「FREGOLI」です。予約の名を告げ、オープンキッチンに面したカウンターの右隅へ。テーブルが4卓ほどにカウンター6席と、こじんまり感がなかなか心地いい空間です。スプマンテで口開きとして、目の前でデンと鎮座している生ハムを削いでもらいます。塩辛い生ハムに辟易することもままあるけれど、この「生ハム」は塩の加減もよく、旨い。すぐ脇の壁に掲げられた黒板を見上げ乍ら、あれこれと迷うのは、気になるメニューが目白押しな所為。「ブリのラヴィゴットソース」は、ソテーされた旬のブリにチーズの微塵切りのソースを合わせたもの。うん、旨い。他のお客さんのお皿を横目で覗き見てそそられた「天草梅肉ポークの炭火焼き」は、強めの塩でぐいぐいと食わす野生的な逸品だ。白からグラスの赤へと一転して、濃厚な煮込み料理「馬スネ肉の赤ワイン煮」を。ほろりと柔らかい。店主が熊本方面にツテがあるそうで、馬の各部位を使ったメニューや天草の名を冠した鶏や豚の料理もあるのが、特徴になっている。「カキと黒こしょうのスパゲッティ」が気になっていたのに、意外に満腹になってしまっていただけなかったのが残念。また今度です。と云いながら、別腹?のデザートは、ティラミスほかの3点盛りで

「FREGOLI」 渋谷区恵比寿2-8-9 03-5423-1225

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口Catalan Bar 「Vinuls」

vinuls.jpg開店当初のフォアグラのどんぶり料理が再来しないかと、店の前を時折通りかかっても間が悪いのか、そんな様子は窺えない。そこで黒板で幾度か目にし、"定番!!"と謳われている「海老のパエリャ」をいただきに2階のテーブル席へと階段を上りました。意外にも先客はひとり。組み合わせた「たっぷり野菜と塩豚のスープ」は、確かに具沢山で前菜としても悪くないなぁと啜る。そこへ熱々の鉄プレート、パエジェーラに載ったパエリャが届きました。海老がプワッと薫って食欲をそそります。ところが肝心のお米部分がよろしくない。ベタベタとするばかりで素っ気なく、旨味が余り感じられない。黒板には"たっぷりとだしの効いた"とあるけど、さにあらず。スタッフの対応もどこか素っ気なく、店の都合優先と受け取られかねない所作が多い。う~ん。でもね、また出掛けていって1階のカレーは食べてみるつもりですよ。

「Vinuls」 中央区銀座2-5-1703-3567-4128 http://www.auxamis.com/vinuls/

column/01709


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